アレルゲンを含む食品(卵)に関連する情報
令和3(2021)年6月8日作成
食品安全委員会では、アレルゲンを含む食品(卵)について、令和3(2021)年6月8日に開催した第819回食品安全委員会において評価結果をとりまとめました。
平成28(2016)年3月、食品安全委員会は、「アレルゲンを含む食品」を自らの判断で行う食品健康影響評価の対象とし、アレルゲンを含む旨の表示(以下、「食物アレルギー表示」という。)制度の妥当性について科学的な検証を行うこととしました。今回は、特定原材料(食物アレルギーを引き起こすことが明らかになった食品のうち、食品表示基準に定めるところにより表示しなければならないもの)の一つである「卵」を評価しました。現時点における科学的知見に基づいて調査審議を重ねた結果、『現在の食物アレルギー表示制度は、「卵」についてはおおむね妥当である』と判断しました。
令和6(2024)年7月23日追記
なお、「卵」以外の特定原材料については、国内外の最新情報や研究結果などを取りまとめて概要書(ファクトシート)を作成しましたので、こちらをご覧ください。
評価書及び審議経過
※ 本Q&Aでは、食物アレルギー表示制度における特定原材料の卵を「卵」と記載しています( 詳しくはQ4をご覧ください。)。
Q1:なぜ食品安全委員会は「アレルゲンを含む食品」のリスク評価をしたのですか。
Q2:リスク評価で検証する「食物アレルギー表示制度」とはどのようなものですか。
Q3:食物アレルギー表示制度の妥当性を「科学的に検証する」とは、具体的にどのようなことですか。
Q4:今回の評価対象食品は、なぜ「卵」なのですか。また、鶏卵以外の「卵」も評価対象ですか。
Q6:「卵」のリスク評価の対象はどのような人ですか。国民全体を対象とするのですか。
Q7:国内で「卵」アレルギーをもつ人の割合はどれくらいですか。
Q9:鶏卵でアレルギー症状を起こすのは、卵白と卵黄のどちらですか。
Q10:ゆで卵や卵焼きなど鶏卵を加熱調理したものは、アレルギー症状を引き起こしにくいのですか。冷凍はどうですか。
Q11:鶏卵アレルギーの人は、うずらの卵やあひるの卵など、その他の卵でもアレルギーを発症するのですか。魚卵はどうですか。
Q12:鶏卵アレルギーの人が発症しやすい「卵」以外の食物アレルギーはありますか。
Q13:鶏卵アレルギー患者は、「卵」をどれくらい食べるとアレルギー症状が出現するのですか。
Q14:「卵」表示のない加工食品を選んで食べている「卵」アレルギー患者でも、知らないうちに「卵」を含んだ加工食品を食べてアレルギー症状が出ることはありますか。
Q15:鶏卵アレルギーがある子どもをもつ母親です。「卵」の表示がない加工食品やお菓子なら、子どもに食べさせても大丈夫でしょうか。
Q16:今回の「卵」のリスク評価では、現在の食物アレルギー表示制度は、どのように判断されたのですか。
Q17:評価結果は、「卵」について、「現在の食物アレルギー表示制度は、おおむね妥当」ということですが、「おおむね」とはどういう意味ですか。妥当でない部分はどこですか。