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食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[食の安全ダイヤル その2] (2014.5.30)


食の安全ダイヤル その2] (2014.5.30)

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内閣府 食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[食の安全ダイヤル その2]
平成26年5月30日配信 
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前回(5月20日配信)のe-マガジン【読み物版】では、食の安全ダイヤルの取組などをお届けしました。
今号では、食の安全ダイヤルに寄せられた消費者の声をお送りします。
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食の安全ダイヤルに寄せられた質問など
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「食の安全ダイヤル」に寄せられた主なご質問について、ホームページにQ&Aの形で掲載していま すので、いくつかご紹介(抜粋)をします。

■食品安全委員会関係
(問)食品の安全性に関する緊急事態が起きた場合、食品安全委員会は具体的にどのような対応を行う のですか(平成21年2月)。

(答)食品の安全性に関する緊急事態が起き、国民の健康に大きな影響が及ぶ又はそのおそれがあると 考えられる場合には、政府一体となった迅速な対応が必要です。このため、リスク評価機関である食 品安全委員会及びリスク管理機関等の関係府省庁は、緊急時対応マニュアルを整備し緊急事態に備え ています。

食品安全委員会としては、関係機関と緊密に連携を取り、情報を共有しながら、委員長談話や健康被 害の拡大防止のための情報、ハザード情報(危害の原因物質に関する科学的な情報)など、ホームペー ジの「重要なお知らせ」や報道発表を通じて迅速に提供するとともに、臨時のメールマガジンを発行 してお知らせするほか、国民の皆様からの問い合わせ電話への対応等を通じて、できる限り丁寧に分 かりやすくお伝えすることとしています。

メールマガジンは下記のホームページから簡単にご登録いただけますので、是非ご登録をお願いします。
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e_new_mailmagazine.html


※直近の緊急時のメールマガジンとして、
(1)平成25年12月31日 農薬(マラチオン)を検出した冷凍食品の自主回収
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2512_r3.html
(2)平成26年1月20日 浜松市等の集団食中毒発生を受け注意喚起(ノロウイルス(既存)記事の再配信)
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2601_r0.html
(3)平成26年4月14日 熊本県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2604_r0.html

■食品健康影響評価関係
(問)ホームページに掲載されている資料を読むと、一日摂取許容量(ADI)の説明に、「毎日一生食 べ続けても健康に悪影響が生じないと推定される量」という表現がありますが、若い人と高齢者では 食べ続ける期間の長さが違うのになぜ同じ値が設定されているのでしょうか(平成20年10月)。

(答)食品の残留農薬等の健康影響評価では、さまざまな動物を使って安全性試験を行い、各試験にお けるその動物に悪影響を示さない量(無毒性量)を求めます。試験では、その残留農薬等をほぼ一生に わたって継続的に摂取することによる健康への影響についても調べます。

次に、各試験の無毒性量のうちで最も低い無毒性量をもとに、一日摂取許容量(ADI)を設定します。 ADIは、『無毒性量÷安全係数※(通常100)』で算出されます。
また、体内に蓄積性がないかも調べています。化学物質ごとの特性により時間の長短はありますが、他の物質に変化したり体外に排出されたりして、本来の性質や体内の残留量は時間とともに変化、減少していきます。

これらのことからADIは、期間の長短に関係なく「人が、毎日、一生涯、食べ続けても、健康に悪影響がでないと考えられる量」として設定されています。

※安全係数
実験動物と人間の「種の差」や人間の性別、年齢、健康状態などの「個人差」を考え、さらに安全を考慮した係数のこと。通常100を用いるが試験データの質によっては200、300、1,000など、さらに 高い値が使われる。


(問)ビタミンAの過剰摂取による影響について教えてください(平成19年9月)。

(答)ビタミンA(※)過剰症には、急性と慢性の症状があり、急性の中毒症状としては、腹痛、悪心、嘔吐、めまいなどの後、全身皮膚落屑(らくせつ)がみられます。慢性の中毒症状としては、全身の関節や骨の痛み、皮膚乾燥、脱毛、食欲不振、体重減少、頭痛などが起こります。そのほかには、催奇 形性、骨粗しょう症も知られています。

ビタミンAの過剰摂取は、それを含有する薬剤を大量に服用するか、含有量の多い動物性食品を多量に食べることで起こることがあります。
なお、妊娠3か月以内または妊娠を希望する女性については、胎児への影響を考え、妊婦の推奨量を超えるような過剰摂取をしないよう、特に注意が必要です。
また、ビタミンAの不足による健康障害も知られていますので、バランスよい食事を心がけることが必要です。

食品安全委員会では、平成18年9月、ファクトシート(科学的知見に基づく概要書)「ビタミンAの過剰摂取による影響」を公表しておりますので、詳細についてはファクトシートをご参照ください。
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheet-vitamin-a.pdf

※ビタミンAは、人の視覚、聴覚、生殖等の機能維持、成長促進、皮膚や粘膜などの保持、たんぱく質合成等重要な役割に関与する脂溶性ビタミンの一つです。ビタミンAの主な供給源は、ビタミンAそのものを含む動物性食品や、体内でビタミンAに変換されるカロテン含有量の高い緑黄色野菜で、多く含まれる食品には、「鶏レバー」、「豚レバー」、「ニンジン」、「ホウレンソウ」などがあります。

他にも食の安全ダイヤルにお寄せいただいた沢山の質問について掲載していますので、下記のサイトをご覧いただき、ご不明な点がありましたら、「食の安全ダイヤル」までお問い合わせください。

「食の安全ダイヤル」に寄せられた質問等について
http://www.fsc.go.jp/koukan/qa1508.html
「食の安全ダイヤル」:03-6234-1177(平日10時~17時、土日祝日年末年始の閉庁日を除く)
https://form.cao.go.jp/shokuhin/opinion-0001.html

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※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メールは受け付けておりません。
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