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ホーム > 食品安全委員会メールマガジン > 食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[牛海綿状脳症(BSE) その4(完)] (2013.5.31)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[牛海綿状脳症(BSE) その4(完)] 平成25年5月31日配信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価について、食品安全委員会e-マガジン【読み物版】で4月から3回お送りしてきました。同テーマの最終回として、今号は、プリオン専門調査会専門調査会酒井座長の随想をお送りします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【専門調査会委員の随想】「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに思う」プリオン専門調査会座長酒井 健夫 [麻布大学客員教授]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━プリオン専門調査会は、食品安全委員会発足時から社会的に注目され、しかも公開での審議は、関係者に多くの負担を強いているが、各専門委員及び事務局の協力の下、また国内外の関係機関からの資料や情報の積極的な提供もあり、適切に審議が行われてきたと自負している。平成13年9月に国内で1頭目のBSE感染牛が確認されて以降、飼料規制等の対策が奏功した結果、平成14年1月に生まれた1頭を最後に、それ以降に生まれた牛では11年間BSEが発生していない。このような状況下、平成23年12月に厚生労働省より要請されたBSE対策の再評価にあたっては、まず国内措置及び米国、カナダ、フランス及びオランダからの牛肉等の輸入に関する国境措置について、検査対象月齢(国境措置にあっては輸入対象月齢)を20か月齢(フランス及びオランダは輸入禁止)から30か月齢にした場合、並びに特定危険部位として頭部(扁桃を除く)、脊髄及び脊柱については、全月齢から30か月齢超に変更した場合に関して、それぞれのリスク評価に取り組んだ。その結果、リスクの差はあったとしても非常に小さく、人への健康影響は無視できると結論した。次いで今回、さらに月齢を引き上げた場合のリスクを評価することに対して、データの揃った日本国内の検査対象月齢の引き上げを先行して検討した。その結果、検査対象月齢を48か月齢(4歳)超に引き上げたとしても人への健康影響は無視できると判断し、平成25年5月13日の食品安全委員会に報告した。これらのリスク評価は、いずれも中立公正な立場から、科学的かつ論理的な根拠に基づくものである。これらの科学的なリスク評価結果を、消費者により一層理解してもらうためには、我々の説明や提供した情報がいかに信頼されるかにかかっている。そのためには、消費者との間の信頼関係を向上させる努力が求められ、双方向の対話であるリスクコミュニケーションの充実が重要であると認識している。------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------【食品に関するリスクコミュニケーション:意見交換会の開催実績(BSE関係)】(1)牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価[2]〜我が国の検査対象月齢の引き上げについて〜■平成25年4月23日(10:00〜11:45)[1]場所:東京(食品安全委員会会議室)[2]主催:食品安全委員会[3]参加者:一般参加者85名、報道22社http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20130423ik1■平成25年4月25日(14:30〜16:30)[1]場所:大阪(大阪市立男女共同参画センター東部館<クレオ大阪東>ホール)[2]主催:食品安全委員会[3]参加者:一般参加者81名、報道1社http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20130425ik1【内容】・事務局からの説明「意見交換会の進め方、評価経緯について」・講演「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価[2]の概要 我が国の検査対象月齢の引き上げ」・質疑応答(2)〜牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに関する説明会の開催〜■平成25年5月21日(火)(13:30〜16:00)[1]場所:東京(三田共用会議所 講堂)[2]主催:内閣府食品安全委員会、厚生労働省、消費者庁[3]参加者:一般参加者112名、報道16社http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20130521ik1■平成25年5月24日(金) (13:30〜16:00)[1]場所:兵庫(神戸市立新長田勤労市民センター別館ピフレホール 大ホール)[2]主催: 内閣府食品安全委員会、厚生労働省、消費者庁[3]参加者:一般参加者102名、報道1社http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20130524ik1 【内容】[情報提供]・牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価について(食品安全委員会)・牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しについて(厚生労働省)・OIEの評価、飼料規制について(農林水産省担当者)・と畜場での衛生管理について(群馬県食肉衛生検査所(東京会場))(神戸市食肉衛生検査所(神戸会場))[参加者との質疑応答]・食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省、食肉衛生検査所====================================================================================★牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審議結果[2](案)についての意見・情報の結果についてhttp://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/iken-kekka/kekka-prion25_250409.pdf★BSEに関する情報http://www.fsc.go.jp/sonota/bse1601.html★プリオン評価書「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価[2](2013年5月)http://www.fsc.go.jp/sonota/bse/bse_hyoka_1305.pdf★プリオン評価書「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価」(2012年10月)http://www.fsc.go.jp/sonota/bse/bse_hyoka_an.pdf====================================================================================※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メールは受け付けておりません。■食品安全委員会e-マガジンバックナンバーhttp://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html■配信登録はこちら[ウイークリー版+読物版]https://nmg.cao.go.jp/cao/entry/subscribers/insert?mag_id=35cca0985045a2091e101134e3a26be7[読物版]https://nmg.cao.go.jp/cao/entry/subscribers/insert?mag_id=e564c936d33a9581ec261adebd17991b[新着メール]https://www.fsc.go.jp/newsreader/create■配信中止・配信先変更はこちら[ウイークリー版+読物版]https://nmg.cao.go.jp/cao/cancel/subscribers/cancel?mag_id=35cca0985045a2091e101134e3a26be7[読物版]https://nmg.cao.go.jp/cao/cancel/subscribers/cancel?mag_id=e564c936d33a9581ec261adebd17991b[新着メール]https://www.fsc.go.jp/newsreader/cancel■食品安全委員会からのご案内http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e_oshirase_info.html===================================================================================[食品安全委員会e-マガジン]編集:食品安全委員会e-マガジン編集会議発行:内閣府食品安全委員会事務局情報・勧告広報課〒107-6122 東京都港区赤坂5-2-20赤坂パークビル22階http://www.fsc.go.jp/