「鉛」の評価書に関する情報

令和3(2021)年6月29日作成

 食品安全委員会では、「鉛」の健康影響について、令和3(2021)年6月29日に開催した第822回食品安全委員会において評価結果をとりまとめました。
 これは、平成20(2008)年に、食品安全委員会が、「(1)自らの判断で行う食品健康影響評価」及び「(2)器具及び容器包装の改正並びに(3)清涼飲料水の規格基準の改正」にかかる食品健康影響評価として「鉛」について科学的な検証を行うこととしたものです。
 現時点における科学的知見に基づいて調査審議を重ねた結果、現時点では、疫学研究データを用いて、有害影響を及ぼさない血中鉛濃度を導き出すことは困難であると判断しました。現在の我が国における平均的な血中鉛濃度は1μg/dL程度あるいはそれ以下と考えられ、疫学研究の結果から何らかの影響が示唆される血中鉛濃度1〜2μg/dLと近いと考えられました。そのため、今後とも鉛ばく露低減のための取組が必要であると判断しました。


関連情報

評価書「鉛」別ウインドウで開きます

 

Q&A掲載内容の一例

リンク

 鉛に関する情報及び鉛へのばく露低減のための取組については、以下をご参考にしてください。

・厚生労働省

鉛対策別ウインドウで開きます(外部サイト)
(厚生労働省における鉛製給水管の対策についてのサイトです)

・農林水産省

食品中の鉛に関する情報別ウインドウで開きます(外部サイト)
(農林水産省の消費・安全局農産安全管理課が運営するサイトです。一般的な鉛に関する基礎知識や食品からの鉛の摂取量、農産物に含まれる鉛の実態調査結果、畜産物に含まれる鉛の実態調査結果、加工食品に含まれる鉛の実態調査結果、諸外国が設定する食品中の鉛に関する基準値の情報などを提供しています)