ご挨拶
このたび、食品安全委員会委員長に就任いたしました祖父江友孝です。
就任に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
私は、1983年阪大医学部卒業以来、2024年に阪大教授職を定年退官するまで、一貫してがん疫学研究に従事してきました。食品安全委員会との関わりは、2011年3月の福島第一原発事故に伴って設置された「放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ」に専門参考人として参画したことに始まります。その後、添加物、汚染物質等の専門調査会、評価技術企画、PFAS等のワーキンググループの専門委員を担当してきました。2024年7月より、食品安全委員会の委員に就任し、委員長代理を務めさせていただきました。
今回、前任の山本茂貴先生の後任として委員長を拝命することは、大変名誉なことではありますが、大きな責任を感じております。これまでの経験を生かし、精一杯職務に励む所存です。
食品安全委員会は創設から23年が経過しておりますが、これまでに3000件以上の評価書をとりまとめ、リスク管理機関へ通知することを通じて、リスク評価に関する数多くのノウハウを蓄積してきています。一方で、食品のリスク評価をめぐっては、新たなハザードが出現し、また、新たな評価手法が開発される等、日々変化が生じています。これらに適切に対応するためには、科学的知見を迅速に収集したうえで、専門家の知識を結集する必要があります。
私はバックグランドが疫学ですので、食品安全の主要な領域である毒性学や微生物学については、まだまだ不勉強な部分がたくさんあります。委員の皆様、専門委員の先生方、また事務局の皆様と協力しながら、引き続き、取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和8年1月7日
祖父江 友孝