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食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[[食の安全ダイヤル その1] (2014.5.20)


食の安全ダイヤル その1] (2014.5.20)

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内閣府 食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[食の安全ダイヤル その1]
平成26年5月20日配信 
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今月のe-マガジン【読み物版】では食品安全委員会で設置している「食の安全ダイヤル」について
お送りします。
今号では、食品安全委員会が設置している「食の安全ダイヤル」のご紹介等をいたします。
また、次号では、「食の安全ダイヤル」にお寄せいただいたご相談の中からQ&Aを予定しています。
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1.食の安全ダイヤル
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食品安全委員会では、国民の皆様からの食品の安全性に関する情報提供、お問い合わせ、ご意見等を
いただくとともに、食品の安全性に関する知識・理解を深めていただくため、平成15年8月から
「食の安全ダイヤル」を設置しています。

電話での受付時間は、平日の10時から17時まで(土日祝日及び年末年始(閉庁日)は除く)となってい
て、複数の担当者が消費者などの皆様からのお問い合わせなどに対応をしています。また、メールで
も受け付けております。

「食の安全ダイヤル」では、食品の安全性に関する問い合わせや相談だけでなく、幅広く食品に関す
る一般的な問い合わせにも応じています。所管外の問い合わせなど、「食の安全ダイヤル」で直接お
答えできない相談については、適切な部署をご案内しています。
また、生徒さんたちが事務局に来訪して食品に関わる質問を受ける訪問学習にも対応しています(要
予約)。

「食の安全ダイヤル」:03-6234-1177(平日10時~17時、土日祝日年末年始の閉庁日を除く)
※「食の安全ダイヤル」に寄せられた主な質問についてQ&Aの形で掲載しています。
http://www.fsc.go.jp/dial/index.html

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2.食の安全ダイヤル担当者に聞く
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消費者などの皆様からのお問い合わせを受けている担当者に、いくつか質問をしてみました。

(問)問い合わせを受ける担当者として、どのようなことを心掛けていますか。

(答)私は、相談は1対1の一番小さなリスクコミュニケーションだと思って毎日相談を受けています。
相談者の声に真摯に耳を傾け、相談の内容を的確に把握して、誠実に対応するよう心掛けています。
相談の奥に隠れている相談者の内心の部分も含め、できるだけ聞きとるよう努力しています。

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(問)どのような方から問い合わせがありますか。

(答)いろんな方々から問い合わせをいただいています。
例えば、中学生、高校生、大学生、妊婦さん、ご年配の方、企業の方など、たくさんのお問い合わせ
をいただいています。

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(問)苦労していることはありますか。

(答)幅広い内容のお問い合わせが入りますので、対応者としても幅広い知識が必要になります。海外
の情報なども含めて常に食の最新情報を把握するよう努めています。
また、食品安全委員会で出している食品健康影響評価の評価書は、そのままでは一般の方にご理解い
ただくのは難しいので、なるべく丁寧にわかりやすく説明して、理解を深めていただけるように工夫
しています。

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(問)消費者などの皆様に、お伝えしたいことはありますか。

(答)食品安全委員会は、食品中に含まれる危害要因がどの程度私たちの健康に影響を与えるかリスク
評価を行っています。どんな食品にも健康を害するリスクは内包されており、絶対に安全な食品はあ
りません。
個別の商品の品質などについてお答えすることはできませんが、食に関する正しい知識を持っていた
だき、「巷に流布されている食に関する噂」に惑わされないために、食の安全ダイヤルをお気軽にご
利用いただきたいと思います。

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3.お母さんになるあなたへ
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食の安全ダイヤルへは、妊婦さんからも沢山お問い合わせをいただきます。そこで、妊婦さんに正し
い知識を持っていただくために、食品安全委員会のホームページでは、「お母さんになるあなたへ」
というサイトを作っています。これからお母さんになる方や、その周囲にいらっしゃる方々に是非読
んでいただきたいと思います。

赤ちゃんは、妊娠2か月(7週)頃お母さんのおなかの中で発育をはじめ、妊娠4か月末(15週)頃には
胎盤の形成が終了し、赤ちゃんの形態や機能がほぼ完成します。その後お母さんから栄養をもらって
誕生までの間発育を続けます。おなかの中の赤ちゃんは、機能が未発達のため、胎盤を通過した有害
物質を代謝や排泄することが上手にできません。

赤ちゃんがおなかの中に宿ったら、もうお母さんだけの体ではありません。偏食をさけ、多様な食品
をバランスよく食べることが基本ですが、これからお母さんになる妊婦の方に、食生活を考える上で
知っておいていただきたいトピックを、項目をいくつかご紹介します。

お母さんになるあなたへ
http://www.fsc.go.jp/sonota/maternity/maternity.pdf


■大豆イソフラボンの摂取について

大豆イソフラボンは、大豆に含まれ、女性ホルモンに似た構造をもつ物質です。妊娠中の方が、通常
の食生活に上乗せして、サプリメントなどでこの物質を摂取することは推奨されていません。ただし、
大豆自体は、長い食経験があり、健康に有用な成分も多く含んだ食品です。多様な食品を取り入れて
バランスのとれた食生活を心がけましょう。

食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[大豆イソフラボン その1]
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2603_r1.html
食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[大豆イソフラボン その2]
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2603_r2.html

■魚介類等に含まれるメチル水銀について
魚介類は、良質なタンパク質や、生活習慣病の予防、脳の発育に効果があると言われているEPA、
DHA等の不飽和脂肪酸を多く含み、また、カルシウムを始めとする各種の微量栄養素の摂取源とし
て健康的な食生活に不可欠な食品です。
一方、魚介類の体内には自然界の食物連鎖を通じて微量のメチル水銀が蓄積されています。その含有
量は一般に低いので健康に害を及ぼすものではありませんが、一部の魚介類については、食物連鎖を
通じた濃縮を経てメチル水銀濃度が比較的高いものも見受けられます。このような魚ばかりを多量に
食べることは避けて、魚食のメリットを活かしましょう。

食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[魚介類等に含まれるメチル水銀 その1]
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2601_r1.html
食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[魚介類等に含まれるメチル水銀 その2]
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2601_r2.html

過剰にご心配される必要はありませんが、生まれてくる赤ちゃんとお母さん自身のために、正しい知
識を身につけて、健康的な食生活を送りましょう。
そのために、私たち食品安全委員会がお役に立てることがきっとあると思います。
より詳しくお知りになりたい方、気がかりなことなどがありましたら、是非「食の安全ダイヤル」ま
でお気軽にお問い合せください。

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