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食品安全委員会e-マガジン【読み物版】 インフルエンザその1 (2013.1.16)


食品安全委員会e-マガジン【読み物版】インフルエンザその1 (2013.1.16)

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食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[インフルエンザその1] 平成25年1月16日配信 
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今月のe-マガジン【読み物版】では、冬に流行するインフルエンザについてお送りします。
インフルエンザは食べ物を介してはうつることはありませんが、注意していただきたいことを
今号でお届けします。
また、次回の【読み物版】では、鳥インフルエンザに関するのQ&A及び佐藤委員長代理の随想
をお送りします。

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インフルエンザは、食べ物を介してうつるの?
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特に冬に流行するインフルエンザ。その原因になるウイルスにはいろんな種類(型)がありますが、
答えは「どれも食べ物を介してはうつることはありません」です。
でも、注意していただきたいことがあります。

【1】人のインフルエンザは、食べ物からはうつりません。

季節性インフルエンザと呼ばれる通常インフルエンザも、食べ物からではなく、
感染した人などのくしゃみなどの飛沫によりうつります。
インフルエンザウイルスを体に入れないようにするには十分な手洗いを心掛けましょう。

【2】鳥インフルエンザも、鶏肉や卵からはうつりません。

鳥インフルエンザは鳥の病気で、普通は人にうつることはなく、鶏肉や卵からうつることもありま
せん。
日本では、鳥インフルエンザにかかった鶏やウズラは直ちに処分されるため、販売されている
鶏肉や卵に鳥インフルエンザウイルスがついていることはありません。
【鳥のウイルスが人にうつらない理由】
ウイルスが動物の細胞に入り込むには、細胞の受け皿(受容体)が必要ですが、鳥と人では受け皿の
形が違います。ですから、鳥インフルエンザウイルスは、普通は人間の細胞には入り込めません。

【3】手を洗うことは、病気予防の第一歩です。
インフルエンザ、風邪、ノロウイルスなどは、手についたウイルスや菌が口や鼻から体内に入るこ
とでも感染します。だからこそ、手洗いは、簡単で効果的な病気予防法です。

[1]手洗いは、こんなに効果的!
手のひらの菌がどれだけ落とせるかという実験では、石けんを使い、流水で手を洗った場合、
■15秒間で10分の1
■30秒間で100分の1
にまで減るという結果もあります。

[2]こんな時には必ず手洗いを!
手を洗うのは「人が多いところに行った後」「家に帰った後」「ペットに触った後」「トイ
レの後」、もちろん「食事の直前」も。「料理の前」「掃除や洗濯の後」など、忘れずに洗いましょう。
インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですから、消毒液があった
ら必ず使いましょう。


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