腸管出血性大腸菌による食中毒に関する情報

平成23年5月6日作成
平成24年8月29日更新
内閣府食品安全委員会事務局

 

腸管出血性大腸菌による食中毒に関する情報

 

 今般、富山県等で発生した腸管出血性大腸菌による食中毒事件において、飲食店で食肉を生食した小児等の死亡者、多くの重傷者が確認され、厚生労働省及び消費者庁では、生食用の牛肉(内臓を除く)について食品衛生法に基づく規格基準及び表示基準を定め、平成23年10月1日に施行されました。

 生食用の牛肉を取り扱う事業者の皆様へ[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(消費者庁・厚生労働省)
( ↑ 事業者向けのパンフレットで、規格基準と表示基準の概要等が記載してあります。)

 食品安全委員会としては、8月4日(木)の第26回「微生物・ウイルス専門調査会」において、生食用食肉(牛肉)の食品健康影響評価の評価書案がとりまとめられ、パブリックコメントを経て、8月25日(木)食品安全委員会において評価書を確定し、厚生労働省へ評価結果を通知したところです。

 生食用食肉(牛肉)の食品健康影響評価について

牛肉やレバーなどの牛内臓を食べる場合には、次の点に十分注意してください。

1 牛肉や牛内臓を生で食べることはひかえ、特に牛レバーは生で食べないこと

2 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅するので、牛肉や牛内臓を調理する際には、中心部までよく加熱すること

3 特に乳幼児やお年寄りでは、死亡したり重い症状になることがあるので、生や加熱不十分な牛肉やレバーなどの牛内臓を食べないよう、周りの方も含め注意すること

 

腸管出血性大腸菌による食中毒の防止について[PDF]別ウインドウで開きます

 

食品安全委員会は、国民の皆様にぜひ知っておいていただきたい食中毒の予防に役立つ情報をお知らせしています。

「科学の目で見る食中毒」(サイエンスカフェの動画等)

○関係省庁からのお知らせ

《 厚生労働省 》

腸管出血性大腸菌感染症とは外部サイトが開きます(国立感染症研究所)
1990年に発生した腸管出血性大腸菌O157による集団下痢症外部サイトが開きます(国立感染症研究所感染症情報センター)
最近10年間の水を介した健康被害事例[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(国立保健医療科学院)(平成19年)
札幌市内の営業者が製造した浅漬による腸管出血性大腸菌O157 食中毒事件の調査概要[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(平成24年9月24日)
浅漬の製造を行う施設に対する立入り調査について外部サイトが開きます(平成24年8月29日)
生食用牛レバーの取扱いについて[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(平成23年12月20日)
腸管出血性大腸菌食中毒の予防について外部サイトが開きます(平成23年9月30日更新)
腸管出血性大腸菌関係通知等について外部サイトが開きます(平成23年9月29日)
生食用食肉(牛肉)の規格基準設定に関するQ&A[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(平成23年9月28日)
食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(平成23年9月12日)
生食用食肉の規格基準[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(平成23年9月12日)
生食用牛レバーの取扱いについて[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます(平成23年7月6日)
飲食チェーン店での腸管出血性大腸菌食中毒について外部サイトが開きます(平成23年5月27日)
生食用食肉を取り扱う飲食店における情報提供について外部サイトが開きます(平成23年5月10日)
生食用食肉を取り扱う施設に対する緊急監視の実施について外部サイトが開きます(平成23年5月5日)
腸管出血性大腸菌食中毒の予防について外部サイトが開きます(平成23年5月4日)

《 農林水産省 》

生食用牛レバーの取扱いについて外部サイトが開きます(平成23年7月7日)
生食用食肉を取り扱う飲食店における情報提供について外部サイトが開きます(平成23年5月11日)
生食用食肉の取扱いの注意喚起について外部サイトが開きます(平成23年5月10日)

《 消費者庁 》

腸管出血性大腸菌O157 による食中毒の発生について[PDF]外部サイトが別ウインドウで開きます (平成24年8月15日)
生食用食肉の表示基準の施行について外部サイトが開きます (平成23年9月13日)

ドイツ等における腸管出血性大腸菌による食中毒の発生について[PDF]別ウインドウで開きます(平成23年10月19日)