食品安全委員会とは

食品安全委員会の役割

リスク評価(食品健康影響評価)

 私たちは、一日たりとも食べ物を食べない日はありません。私たちが口にする食べ物には、豊かな栄養や成分とともに、ごく微量ながら健康に悪影響を及ぼす要因が含まれていることがあります。
 「リスク評価」とは、リスク(食品を食べることによって有害な要因が健康に及ぼす悪影響の発生確率と程度)を科学的知見に基づいて客観的かつ中立公正に評価することです。評価は、化学物質や微生物等の要因ごとに行われ、本委員会の第一義的な役割となっています。
 リスク評価の結果に基づき、食品の安全性の確保のため講ずべき施策について、内閣総理大臣を通じて関係各大臣に勧告を行うことができます。

 (参考)食品安全委員会とリスク管理機関との関係について

リスクコミュニケーションの実施

 リスク評価の内容等に関して、リスクコミュニケーション(消費者、食品関連事業者など関係者相互間における幅広い情報や意見の交換)を、意見交換会の開催、ホームページ等を通じて、行うこととしております。

緊急の事態への対応

 緊急時において、政府全体として危害の拡大や再発防止に迅速かつ適切に対応するため、国の内外からの情報により、事態を早急に把握し、関係各省への迅速な対応の要請や国民に理解しやすい情報の提供等を行います。

各省庁との連携

新たな食品安全行政

(参考) 食品安全委員会とリスク管理機関との関係について

 食品安全委員会は食品に関するリスク評価を行い、リスク管理機関はこの評価結果に基づき食品の安全性確保のための施策を策定し、実施します。以下に、例として「指定要請を受けて食品衛生法に基づき食品添加物を指定する場合」を記載します。

食品安全委員会とリスク管理機関との役割分担について
(指定要請を受けて食品衛生法に基づき食品添加物を指定する場合)
委員会とリスク管理機関との役割分担について