食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06100391314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中の甘味料について、 重要なQ&Aを公表 (2/3)
資料日付 2023年7月14日
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(前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06100390314)

 ・清涼飲料水に含まれる甘味料の量は?
 マックス・ルブナー研究所(MRI)の2022年からの製品モニタリングによると、甘味料のみで甘味をつけた清涼飲料水のシェアはわずかに増加している。BfRは、ミール・スタディにより、清涼飲料水中の甘味料の濃度を調査した。このために、アスパルテーム、サイクラミン酸、ステビオール配糖体を含む9種類の甘味料の含有量を、92種類のCalorie-reduced(Kalorienreduzierte)又はCalorie-free(Kalorienfrei)の市場関連の清涼飲料水で分析した。その結果、測定された甘味料の濃度は、部分的に大きな幅を示した。分析対象となった92種類の清涼飲料水のうち、87種類に1種類以上の甘味料が含まれていた。詳細はBfR意見表明006/2023を参照。https://www.bfr.bund.de/cm/343/alternativen-zu-zucker-wie-viel-suessungsmittel-steckt-in-erfrischungsgetraenken.pdf?
 ・複数の甘味料の混合物はヒトに健康リスクをもたらすか?
 このような混合物は、ノンアルコールの清涼飲料水等によく見られる。この理由の一つは、幾つかの甘味料は、比較的高い濃度で苦味や金属味が混じることがあるためである。これを避けるために、その他の甘味料と組み合わせている。甘味料の組み合わせによる潜在的な影響について、信頼性のある動物実験データはまだ得られていない。そのため、EUの食品添加物認可の枠組みにおける国際専門家委員会の毒性学的評価では、この点はまだ考慮されていない。BfRは、特に動物実験による入手可能なデータが、関連する甘味料の混合使用による健康リスクを示しているかどうかを調査した。考察は、ノンアルコールの清涼飲料水に使用される甘味料の混合使用という例を用いて行われた。モデル計算の結果、混合使用による影響は、原則として腎臓や尿路に望ましくない影響として現れる可能性があることが示された。現時点では、甘味料の混合使用の影響に関するデータが限定的であり、この知見がどの程度ヒトに適用できるかは評価できない。これに関するより詳細な情報は、BfR意見表明005/2023を参照。
https://www.bfr.bund.de/cm/343/fuehren-mischungen-mehrerer-suessungsmittel-zu-gesundheitlichen-risiken-fuer-den-menschen.pdf
 ・甘味料の消費の全体的増加は健康リスクをもたらすか?
 BfRは、甘味料の使用量の増加傾向が、国民に健康リスクをもたらすかどうかを評価した。この目的のため、同研究所は、最も一般的に使用されている5種類の甘味料、スクラロース、アセスルファムK、サッカリン、アスパルテーム、サイクラミン酸のデータを評価した。特に、甘味料の使用量の増加傾向が肥満や代謝性疾患のリスクにどのような影響を与えるかを調べた。さらに、妊婦や子供等、甘味料の摂取を控える、或いは制限すべき敏感なグループが存在するかどうかも調査された。BfRは、データ状況に一貫性がなく、観察対象の人口集団(子供や妊婦等)及び特定の健康側面について、非常に限定的であると結論した。つまり、根拠のある結論、特に異なる人口集団における甘味料の長期的影響に関する結論を導出するためには、さらなる研究が必要である。これに関する詳細は、関連するBfR意見表明004/2023を参照。
https://www.bfr.bund.de/cm/343/suessungsmittel-mehrheit-der-studien-bestaetigt-keine-gesundheitsbeeintraechtigung-allerdings-ist-die-studienlage-unzureichend.pdf
 ・甘味料アスパルテームは、様々な国際的専門機関により、どのように評価されているか?
 アスパルテーム(E951)には発がん性があるのではないかという疑念は、過去に多くの関係者から繰り返し表明されてきた。そのため、アスパルテームは最もよく研究され、様々な国際的な専門家委員会によって繰り返し評価されてきた甘味料の一つである。EFSAやその他の機関の関連委員会による科学的審査では、今のところこの疑念は確認されていない。これまでのところ、評価機関は、許容一日摂取量(ADI)40 mg/kg体重/日を超えない限り、健康上の懸念はないと結論している。遺伝性代謝疾患であるフェニルケトン尿症を患い、低フェニルアラニン食に依存している患者への情報提供のため、アスパルテームを含む食品(規則(EU)No 1166/2011の付属書III、No 2.3による)には、「フェニルアラニン源を含む」という注意書きの表示が必要である。
 2013年の包括的評価において、EFSAは、これまで導出されていた許容一日摂取量である40 mg/kg体重/日のアスパルテーム摂取量を変更する理由はないと結論した。この量は、生涯にわたって毎日摂取しても悪影響はない。EFSAは現在、2種類の類似甘味料、アスパルテーム・アセスルファム塩(E 962)とネオテーム(E 961)を評価している。アスパルテーム・アセスルファム塩(E 962)はアスパルテーム(E 951)とアセスルファムK(E 950)から作られ、ネオテーム(E 961)はアスパルテームから作られる化学的関連物質である。EFSAは、世界保健機関(WHO)の機関である国際がん研究機関(IARC)の最近の見解や、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)によるアスパルテームのリスク評価等、全ての新しい知見や研究を考慮していることを強調した。

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地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/de/suessungsmittel_in_lebensmitteln___ausgewaehlte_fragen_und_antworten-311913.html

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