食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06100390314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中の甘味料について、 重要なQ&Aを公表 (1/3)
資料日付 2023年7月14日
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概要(記事) (この記事は 1 / 3 ページ目です)
 ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月14日、食品中の甘味料について、 重要なQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
 甘味料は食品添加物である。清涼飲料水、菓子、乳製品等多くの加工食品において、Calorie-free(Kalorienfrei)又はCalorie-reduced(Kalorienreduzierte)の糖の代替品として使用されている。食品添加物である甘味料は、規則(EC)No.1333/2008に基づき、欧州連合(EU)内で承認手続きが行われる。 承認の前提条件は、健康上のリスクがないことである。また、食品包装の成分リストに記載しなければならない。EUでは現在、19種類の甘味料が認可されている。連邦リスク評価研究所(BfR)は、この問題に関する質問と回答をまとめた。
 ・現在、欧州で許可されている甘味料は?
 現在、EUでは規則(EC)No 1333/2008に基づき19種類の甘味料が認可されており、規格と純度基準は規則(EU)No 231/2012に定められている。認可されている甘味料のうち、アセスルファムK(E 950)、アスパルテーム(E 951)、シクロヘキサンスルファミン酸及びそのNa、Ca塩(サイクラミン酸)(E 952)、 サッカリン及びそのNa、K、Ca塩(E 954)、スクラロース(E 955)、タウマチン(E 957)、ネオヘスペリジンDC(E 959)、ステビオール配糖体(E 960)、ネオテーム(E 961)、アスパルテーム・アセスルファム塩(E 962)、アドバンテーム(E 969)の11種類はしばしば高甘味度甘味料と呼ばれている。
 現在承認されている甘味料のうち8種類: ソルビトール(E 420)、マンニトール(E 421)、イソマルチトール(E 953)、ポリグリシトールシロップ(E 964)、マルチトール(E 965)、ラクチトール(E 966)、キシリトール(E 967)、エリスリトール(E 968)は砂糖の代替品である。化学的には、これらの物質は糖アルコール(ポリオール)である。
 ・砂糖の代替品と甘味料の違いは何か?
 規則(EC)No 1333/2008により、ソルビトール、マンニトール、イソマルチトール、マルチトール、ラクチトール、キシリトール、エリスリトールの7種類の糖アルコールは「グループIV:ポリオール」としてまとめられている。ポリオールは砂糖代替品に属する。ここにポリグリシトールシロップ(E 964)も含まれる。規則(EC)No 1333/2008に記載されているその他の甘味料は、一般的に人工甘味料と呼ばれることが多い。「砂糖代替品」と「人工甘味料」という用語は、本規則では定義されていない。砂糖代替品とは、砂糖に類似した物質で、砂糖よりも甘味度及び発熱量(カロリー(Kalorien)又はジュール(Joule)で表示)が低く、虫歯の原因になることがほとんどないものである。一方、人工甘味料のグループには、発熱量がないか、僅かで、砂糖よりもはるかに甘味を持つ、全く異なる化学物質が含まれる。ステビオール配糖体のように、ステビア植物の葉から抽出される人工甘味料もある。
 ・甘味料の健康上の安全性はどのように確保されているか?
 現在EUでは、規則(EC)No 1333/2008に基づき、食品カテゴリー別に19種類の甘味料が認可されている。認可に先立ち、全ての甘味料は、他の食品添加物と同様に、国際的な専門家委員会によって健康評価が行われた。2003年まで、これらの評価は欧州委員会の食品科学委員会(SCF)が行っており、それ以降、食品添加物の評価は欧州食品安全機関(EFSA)が引き継いでいる。
 ・甘味料の健康上の評価は更新されているか?
 国際的な専門家委員会による認可食品添加物の評価は、しばらく前に一部実施されたため、EUでは規則(EC)No 1333/2008の第32条及び規則(EU)No 257/2010により全ての食品添加物の再評価プログラムが設定された。このプログラムの枠組みの中で、甘味料は現在EFSAによって再評価されている。これには、許容一日摂取量(ADI)の見直しも含まれ、その一部は20年以上前にSCF又はEFSAにより導出されたものである。許容一日摂取量は、健康への悪影響が予想されることなく、生涯にわたって毎日摂取できるものである。
 しかし、認可されている約300種類の食品添加物の全てを同時に再評価することはできないため、優先順位が設定された。甘味料の優先順位は低く、規則(EU)No.257/2010に従って2020年末まで再評価を受けなければならない(ただし、EFSAは欧州委員会からより長期の期限を認可された)。アスパルテームには適用されず、欧州委員会の要請を受けて、2013年末までにEFSAがすでに再評価を行った。
http://www.efsa.europa.eu/en/topics/topic/aspartame.htm

(次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06100391314)
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/de/suessungsmittel_in_lebensmitteln___ausgewaehlte_fragen_und_antworten-311913.html
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