食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06100031314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品と環境中に留まるパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関するQ&Aを公表 (2/5) |
| 資料日付 | 2023年6月16日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 2 / 5 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06100030314) ・PFASは体内に吸収された後、どうなるのか? 環境から取り込まれた異物は、動物やヒトの代謝によって、生体への害が少なくなるように、あるいは排泄されやすくなるように変えられる(代謝される)。しかし、PFASについては、変化しない状態で排泄されるか、他のPFAS、例えばパーフルオロアルキル酸(PFAA)、に代謝されることが研究で示されている。これらのPFAA(PFCA(訳注 パーフルオロカルボン酸)とPFSA(訳注 パーフルオロスルホン酸)を含む)は、代謝におけるPFASの分解の「最終段階」を示す。 PFASは主に尿中に排泄される。ヒトの体は、特にPFOSやPFOAのような長鎖PFASをゆっくりとしか排泄できない。そのため、長鎖PFASはヒトにおいて数年という長い半減期を示す。半減期とは、ある物質の体内での量が生化学的・生理的過程(代謝と排泄)によって半分になる期間のことである。長鎖PFASの排泄が遅いため、同じ期間に排泄される量より吸収される量の方が多いと、ヒトにおける蓄積につながる可能性がある。 動物実験によると、マウス、ラット、イヌ、サルでは、PFASの排泄は動物の種類と性別に依存する。これらの種類の実験動物は、ヒトよりもPFASをかなり速く排泄する。従って、ヒトの排泄の速さの推定は、疫学研究のデータに基づいている。 短鎖PFASは、研究対象となったヒトを含む全ての哺乳類の種において、長鎖化合物よりも速やかに排泄される。例えば、ヒトの血中における短鎖パーフルオロヘキサン酸(PFHxA)の半減期は数日であるのに対し、長鎖PFOAの半減期は数年である。 ・近年、ヒトの血清または血漿中のPFASレベルはどのように推移しているか? 4種類の長鎖PFAS(PFOA、PFNA、PFOS、PFHxS)の血清または血漿中レベルは、ドイツでは1990年頃が最も高かった。それ以来、これら4種類の化合物のドイツ国民における血清中レベルは著しく低下している。現在、PFOSの値は当時と比べて約10%、PFOA、PFNA、PFHxSはそれぞれ約30%である。さらに詳しい情報は、連邦環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省(BMUV)のPFASに関するFAQと、その中にある連邦環境標本バンクへのリンク(https://www.bmuv.de/faqs/per-und-polyfluorierte-chemikalien-pfas/)に掲載されている。 ・PFASの健康への影響はどのようなものが考えられるか? 以下のセクションでは、PFASが潜在的にもたらす危険性について説明する。物質による有害作用のリスクは、人々がばく露される量とばく露期間に依存する(「食品中のPFASを評価するための健康影響に基づく指標値(HBGV)はあるか?」という質問とそれに続く質問も参照)。 集団ベースの研究は、血清中の特定のPFASレベルと健康に関連する可能性のある変化の発生との関連を示している。例えば、血清中のPFOA、PFNA、PFHxS、PFOSのレベルの合計が高めの子供は、一般的なワクチン接種後の抗体濃度が低いことが観察された。さらに、PFOSまたはPFOAのレベルが高いほど、コレステロール値が高く、出生時の体重が減少した。また、PFOAへのばく露量が多いほど、肝機能酵素値が高いことも判明した。 PFOA、PFNA、PFHxS、PFOSを含む多くのPFASは、一部の動物種において、高い投与量で肝臓を損傷することが知られている。動物実験では、PFOAやPFOSなど一部のPFASは発達神経毒性もあり、脂質代謝、甲状腺ホルモンのレベル、免系に影響を及ぼす可能性がある。一部のPFASは、実験動物にがんを引き起こすことが疑われているものもある。しかし、現在の知見によれば、これらの物質は遺伝物質を直接変化させることはなく、動物実験において発がん作用を示すのは、ヒトが食品から摂取する量を超える用量においてのみである。 PFOSとPFOAへのばく露に関連してヒトの発がんリスクが増大するかどうかについても、集団ベースの研究が行われている。EFSA(2020)によれば、これらへのばく露とヒトの発がんリスク増大との関連は、現時点では明確に裏付けられていない。現在、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)によって、PFOAとPFOSのヒトに対する発がん性の再評価が行われている。他のPFASに関しては、ヒトの発がん性に関するデータは今のところほとんどない。 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06100032314) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | https://www.bfr.bund.de/de/gekommen__um_zu_bleiben__per__und_polyfluorierte_alkylsubstanzen__pfas__in_lebensmitteln_und_der_umwelt-242936.html |
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