食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06100030314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品と環境中に留まるパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関するQ&Aを公表 (1/5) |
| 資料日付 | 2023年6月16日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 1 / 5 ページ目です) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月16日、食品と環境中に留まるパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。 PFASは、その特殊な技術的特性により、多くの産業プロセスや消費者向け製品に使用されている工業化学物質の大きなグループである。 パーフルオロアルキル化合物のサブグループでは、パーフルオロオクタン酸(PFOA)とパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)が最もよく調査対象となっている。多くのPFASと同様に、これら2種類の化合物は分解されにくく、環境、食物連鎖、ヒトにおいて検出可能である。 2020年9月、欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中のPFASがもたらす健康リスクに関する再評価を公表した。これは、PFOAとPFOSに加えて、他のPFASであるパーフルオロノナン酸(PFNA)とパーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)がばく露評価と健康評価に含まれたEFSAによる最初の意見書である(http://www.efsa.europa.eu/de/news/pfas-food-efsa-assesses-risks-and-sets-tolerable-intake)。 再評価において、EFSAは、特定のPFASの免疫系への影響を示す研究結果に言及した。PFOA、PFNA、PFHxS、PFOSの4種類のPFASのレベルの合計について、4.4 ng/kg体重/週の耐容週間摂取量(TWI)が導出された。 PFOSは既に2006年から、PFOAは2020年7月から、それぞれ使用が全面的に禁止されている。2023年2月7日、欧州化学物質庁(ECHA)は、PFAS全体の製造、使用、上市(輸入を含む)を禁止する提案を公表した(https://www.bfr.bund.de/cm/343/per-und-polyfluorierte-alkylsubstanzen-pfas-veroeffentlichung-des-vorschlags-zur-beschraenkung-nach-der-reach-verordnung-bei-der-europaeischen-chemikalienbehoerde.pdf)。 ・PFASはどのようにして食物連鎖に入るのか? 炭素原子とフッ素原子の間の強い化学結合により、PFASは化学的にも物理的にも非常に安定である。そのため、太陽光線や微生物などの自然分解メカニズムではほとんど分解されない。その結果、PFASは一度環境中に流入すると、長く残留する。一部のPFASは、大気を経由して遠方に運ばれる。PFASは世界中の水、土壌、植物、動物から検出されるため、食物連鎖にも入り込む可能性がある。連邦環境庁(UBA)は、PFASの環境中への流入経路を調査し、評価している。詳細は、次に示すUBAのウェブサイトを参照。https://www.umweltbundesamt.de/themen/chemikalien/chemikalien-reach/stoffe-ihre-eigenschaften/stoffgruppen/pfc-portal-start ・PFASはヒトからも検出されるのか? 一部のPFASにおいて、ヒトの血漿または血清中および母乳中のデータは、世界中で入手可能である。体内に存在するPFASの量(「内部ばく露」)は化合物ごとに異なる。 2020年9月のEFSAの見解によると、PFOA、PFNA、PFHxS、PFOS、パーフルオロヘプタンスルホン酸(PFHpS)、パーフルオロデカン酸(PFDA)、パーフルオロウンデカン酸(PFUnDA)の7種類の化合物は、現在までに欧州で最もよく研究されているヒト血液中のPFASの約97%を占めている。PFOA、PFNA、PFHxSおよびPFOSは、成人の血漿および血清中の濃度が最も高い。ヒト血液中に検出されるPFASレベルの約90%は、これら4種類のPFASで占められている。 ヒト血液中のPFASレベルと個々のPFASの相対的な割合は、人によって大きく異なる可能性がある。影響因子としては、居住地域、性別、食習慣などがある。入手可能なデータによると、ドイツの特定の地域では、さまざまなPFASがより高いレベルで環境中に存在し、そのためヒトのばく露量も多くなっている。 ドイツの全成人集団の血漿中のPFASレベルに関する代表的な研究はない。現在の研究におけるPFOSおよびPFOAの血中レベルの測定値は、低下傾向を示している。2016年にミュンヘンで行われた158人の血清中レベルに関する研究では、PFOSの中央値は2.1 μg/L(95パーセンタイル値6.4 μg/L)、PFOAは1.1 μg/L(95パーセンタイル値2.4 μg/L)であった。 ドイツと欧州の成人集団の血液中のPFNAとPFHxSのレベルは、現在のデータによれば、PFOAとPFOSのレベルより低く、中央値で1 μg/L以下である。 ドイツにおける3歳から17歳の子供及び青少年の血漿中のPFASレベルに関する研究では、中央値としてPFOSは2.4 μg/L、PFOAは1.3 μg /L、PFHxSは0.4 μg/Lが示されている。この研究で調査されたPFNAを含む他の9種類のPFASの含有量の中央値は、定量限界以下である(https://www.umweltbundesamt.de/publikationen/deutsche-umweltstudie-zur-gesundheit-von-kindern-0)。 母乳試料の研究によると、一部のPFASは母乳中にも検出される。母乳中で測定されたPFOSとPFOAのレベルは、研究にもよるが、母親の血液中のレベルのそれぞれ約0.9~2%と約1.8~9%である。 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06100031314) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | https://www.bfr.bund.de/de/gekommen__um_zu_bleiben__per__und_polyfluorierte_alkylsubstanzen__pfas__in_lebensmitteln_und_der_umwelt-242936.html |
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