メールマガジン　第４４６号

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内閣府 食品安全委員会ｅ−マガジン 第446号 平成28年2月17日
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(今号の総文字数:約6,730字)
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┃今週の話題┃
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★食品安全委員会　国際専門家招へいプログラム
「食品安全の明日をともに考える国際シンポジウム」の開催と参加者募集(東京)
http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/tokyo_risk_annai280318.html

★食品安全委員会セミナー
「加熱時に生じるアクリルアミドの食品健康影響評価及び低減対策について」の開催と参加者募集(東京)
http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/tokyo_risk_annai160303.html

★カンピロバクターによる食中毒にご注意ください
http://www.fsc.go.jp/sonota/e1_campylo_chudoku_20160205.html

★「健康食品」に関するメッセージと報告書をとりまとめました
http://www.fsc.go.jp/osirase/kenkosyokuhin.html

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【目次】

1.食品安全委員会などの開催結果
・第595回食品安全委員会

★評価の要請
・農薬6品目
・農薬及び動物用医薬品1品目
・動物用医薬品1品目

★専門調査会における審議結果
・農薬専門調査会「クレトジム」
・農薬専門調査会「フルオピコリド」
・遺伝子組換え食品等専門調査会「p−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ阻害型除草剤及び除草剤グルホシネート耐性ダイズＳＹＨＴ０Ｈ2系統」
・遺伝子組換え食品等専門調査会「RN-No.2株を利用して生産された5'-イノシン酸二ナトリウム」
・加熱時に生じるアクリルアミドワーキンググループ「加熱時に生じるアクリルアミド」

★評価結果の通知
・遺伝子組換え食品等「除草剤グリホサート及びイソキサフルトール耐性ダイズFG72系統(食品・飼料)」

★企画等専門調査会における審議結果について
・平成27年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件候補の選定について
・平成28年度食品安全委員会運営計画について
・平成27年度食品安全委員会緊急時対応訓練実施結果及び平成28年度食品安全委員会緊急時対応訓練計画について

2.食品安全委員会などの開催案内
・第596回食品安全委員会
・専門調査会

3.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)

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1.食品安全委員会などの開催結果
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■第595回食品安全委員会
日時:平成28年2月16日(火) 14:00〜15:56   
傍聴者:17名
議事概要:
(1)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関するリスク管理機関からの説明について
[1]農薬6品目
{1}アセフェート
{2}シモキサニル
{3}テブフェノジド
{4}トリフルミゾール
{5}パクロブトラゾール
{6}メタミドホス
・厚生労働省から説明
・{1}{3}{4}{5}{6}農薬専門調査会で調査審議することとなった。
・{2}今後、委員会において審議を行い、必要に応じて評価書を改訂することとなった。
＊{1}殺虫剤で、ぶどう、かき等に使用します。今回、残留農薬基準(豆類、茶等)の変更に関する評価要請がされています。
＊{2}殺菌剤で、ばれいしょ、はくさい等に使用します。今回、ブロッコリー及びねぎへの適用拡大申請がされています。
＊{3}殺虫剤で、稲、だいず等に使用します。今回、りんご、さといも等への適用拡大申請がされています。
＊{4}殺菌剤で、稲、りんご等に使用します。今回、セルリーへの適用拡大申請がされています。
＊{5}植物成長調整剤で、もも、おうとう等に使用します。今回、トマトへの適用拡大申請がされています。
＊{6}殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、残留農薬基準(豆類、綿実等)の変更に関する評価要請がされています。
[2]農薬及び動物用医薬品1品目
・エトキサゾール
・厚生労働省から説明
・まずは農薬専門調査会で審議を行い、同調査会における審議結果が委員会に報告された際に、動物用医薬品専門調査会において調査審議を行うかどうかを検討して決定することとなった。
＊殺虫・殺ダニ剤で、茶、みかん等に使用します。動物用医薬品としても用いられます。今回、しそ及びきく(葉)への適用拡大申請がされています。
[3]動物用医薬品1品目
・フルベンダゾール
・厚生労働省から説明
・食品安全基本法第11条第1項第2号の人の健康に及ぼす悪影響の内容及び程度が明らかであるときに該当することが確認された。
＊寄生虫駆除剤で、馬回虫、牛肺虫、豚回虫等の駆除などに用いられます。

(2)農薬専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[1]「クレトジム」
[2]「フルオピコリド」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
＊[1]除草剤で、だいず、かんしょ等に使用します。今回、ホップへのインポートトレランス申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
＊[2]殺菌剤で、ばれいしょ、たまねぎ、ぶどう等に使用します。今回、かんきつへの適用拡大申請がされています。

(3)遺伝子組換え食品等専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[1]「p−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ阻害型除草剤及び除草剤グルホシネート耐性ダイズＳＹＨＴ０Ｈ2系統」
[2]「RN-No.2株を利用して生産された5'-イノシン酸二ナトリウム」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
＊[1]p-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ阻害型除草剤及び除草剤グルホシネ ートに対する耐性を持つダイズです。
＊[2]調味料として使用される食品添加物です。

(4)加熱時に生じるアクリルアミドワーキンググループにおける審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「加熱時に生じるアクリルアミド」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
＊アスパラギンが還元糖と高温下で反応することなどにより、一般的な食品を加工・調理する過程で生成される化合物です。

(5)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省及び農林水産省)へ通知することとなった。     
・遺伝子組換え食品等「除草剤グリホサート及びイソキサフルトール耐性ダイズFG72系統(食品)」
・「遺伝子組換え食品（種子植物）の安全性評価基準」に基づき評価した結果、ヒトの健康を損なうおそれはないと判断した。
・遺伝子組換え食品等「除草剤グリホサート及びイソキサフルトール耐性ダイズFG72系統(飼料)」
・「遺伝子組換え飼料及び飼料添加物の安全性評価の考え方」に基づき評価した結果、改めて「遺伝子組換え食品（種子植物）の安全性評価基準」』に準じて安全性評価を行う必要はなく、当該飼料を摂取した家畜に由来する畜産物について安全上の問題はないと判断した。
＊除草剤グリホサート及びイソキサフルトールに対する耐性をもつダイズです。

(注)＊の記述は、物質の概要です。

(6)企画等専門調査会における審議結果について 
[1]平成27年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件候補の選定について
[2]平成28年度食品安全委員会運営計画について
[3]平成27年度食品安全委員会緊急時対応訓練実施結果及び平成28年度食品安全委員会緊急時対応訓練計画について
・事務局から報告。
・「アレルギー物質を含む食品」を自ら評価の案件候補とすることについて、意見・情報の募集手続に入ることが了承された。　　　　　　　　　　　　

・その他の案件については、企画等専門調査会の審議結果のとおり、{1}「人工甘味料」については、個別の人工甘味料については既に添加物として評価が終わっているため、総合的な情報について、積極的に情報提供を行う。
{2}「クルクミン」については、一般的な健康食品と同様に、特定の食品を大量に摂取しないよう注意喚起する等、積極的に情報収集及び情報提供を行う。
{3}「ジャーサラダ」については、食中毒の注意喚起に際する身近な例として、積極的に情報提供を行う。

こととなった。

・「平成28年度食品安全委員会運営計画」について、意見の募集手続に入ることが了承された。
・「平成28年度食品安全委員会緊急時対応訓練計画」について、案のとおり決定された。

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160216fsc

■専門調査会 【薬剤耐性菌に関するWG】【農薬】

○第4回薬剤耐性菌に関するワーキンググループ 
日時:平成28年2月10日(水) 14:02〜15:02
議題:(硫酸セフキノムを有効成分とする牛及び豚の注射剤の再審査及び承認事項変更)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160210so1

○第50回農薬専門調査会評価第二部会(非公開)
日時:平成28年2月15日(月) 14:00〜16:44
議題:(ピカルブトラゾクス)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160215no1

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2.食品安全委員会などの開催案内
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■第596回食品安全委員会
日時:平成28年2月23日(火) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成28年2月17日(水) 15:00頃にホームページに掲載予定

■専門調査会【動物用医薬品】【新開発食品】【農薬】【プリオン】

○第189回動物用医薬品専門調査会 
日時:平成28年2月19日(金) 14:00〜
議題:(トルフェナム酸)
http://www.fsc.go.jp/senmon/doubutu/annai/doubutu_annai_189.html

○第109回新開発食品専門調査会(非公開)
日時:平成28年2月22日(月) 10:00〜
議題:(松谷のミニビスケット)
http://www.fsc.go.jp/senmon/sinkaihatu/annai/sinkaihatu_annai_109.html

○第51回農薬専門調査会評価第四部会(非公開)
日時:平成28年2月24日(水) 14:00〜
議題:(フルジオキソニル)
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/annai/nouyaku_annai_hyouka4_51.html

○第98回プリオン専門調査会  　　　　　　　　　　　　　　
日時:平成28年2月24日(水) 14:00〜
議題:(牛海綿状脳症(BSE)国内対策の見直し)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/annai/prion_annai98.html

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3.平成28年度食品安全モニターの募集(締切間近！)
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食品安全委員会では、広く食品の安全に関してご意見を頂くとともに、食品安全に関する知識を普及して頂くために、「食品安全モニター」制度を設けています。今回は、100名程度を募集します。
(1)活動内容
[1]食品安全モニター会議への出席(全国9ブロック・年1回)
[2]アンケート等への協力(年1回程度)
[3]食品の安全に関する提案(随時)
[4]食品の安全に関する情報の地域の方々への提供(日常生活を通じて可能な範囲でお願いします)
[5]食品の安全に関する危害情報を入手した場合の報告
(2)応募締切
平成28年2月8日(月)10:00

応募資格や応募方法などの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/monitor/bosyu/h28bosyu.html

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4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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■食品安全エクスプレス(毎日)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/mail_magagine.html

■関東農政局では、行政情報・地域の食と農のイベント情報等などの話題をタイムリーにお知らせするためメールマガジンを発行しております。
配信を希望される方は、こちらからお願いします。
http://www.maff.go.jp/kanto/houdou/kouhou/merumaga/index.html

■北陸農政局メールマガジン「あぐり北陸」
(配信登録をされる方はこちらからお願いします。)
http://www.maff.go.jp/hokuriku/mm/agrihokuriku.html

■九州農政局では、地域で食料・農業・農村の振興や活性化に取り組んでいる皆さんに、農林水産行政に関する情報や農林水産業に関する情報をお届けするメールマガジンを発行しております。
配信を希望される方は、こちらをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/kyusyu/mailmagazine/index.html

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(編集後記)

インフルエンザが大流行しており日本の約半数の都道府県が警戒レベルに達したそうです。子供たちの通う小学校では、学級閉鎖が相次ぎ、先生方も生徒たちに手洗いうがいを徹底するよう呼びかけ、子供たちは学校の休憩時間にも手洗いうがいをしているようです。
お陰様で今のところ感染を免れています。加湿器や消毒薬などをインフルエンザ対策として活用していましたが、自分でできる簡単で安価な予防対策「手洗いうがい」の有効性について今一度見直さなければと反省しました。
（フラ）

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[お知らせ]
■食品安全委員会e-マガジン第447号は、平成28年2月24日(水)配信予定です。
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