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食品安全委員会e−マガジン 第42号


食品安全委員会e−マガジン 第42号

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内閣府食品安全委員会事務局 発行 (毎週金曜日発行)       
食品安全委員会e−マガジン 第42号   平成19年4月6日    
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〓〓〓 目 次 〓〓〓

1.食品安全委員会新委員紹介

2.食品安全委員会などの会合結果
◆食品安全委員会の会合結果
◆専門調査会の会合結果
◆意見交換会等の概要
・国際生命科学研究機構と食品安全委員会委員との懇談会

3.食品安全委員会からのお知らせ
◆食品安全委員会開催案内
・第186回食品安全委員会
◆専門調査会開催案内
・第15回農薬専門調査会幹事会
・第10回農薬専門調査会総合評価第一部会(非公開)
・第6回農薬専門調査会確認評価第一部会(非公開)
◆意見交換会等のお知らせ
・「食品に関するリスクコミュニケーション−我が国に輸入される
牛肉等に係る食品健康影響評価の実施について(仮題)−」
◆新着情報
・食品安全委員会パンフレット2007
・「食品健康影響評価の審議状況」を掲載
・「Processing of Requests, classified by Expert Committee」
を掲載
◆ホームページのコンテンツ紹介
・DVD映像ソフト
○「気になる農薬」
○「遺伝子組換え食品って何だろう?」
◆平成19年度食品健康影響評価技術研究の研究課題の
決定について

4.専門委員だより
  器具・容器包装専門調査会座長   山添 康

5.食品安全委員会の活動を振り返って
・食品安全委員会事務局 前評価調整官  中山 鋼

6.その他
・農林水産省からのお知らせ

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1.食品安全委員会新委員紹介
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 食品安全委員会では、当委員会の委員であった寺田雅昭氏
が健康上の理由により昨年12月21日付で委員を辞任されて以
来、食品安全委員会委員が1名欠員となっておりましたが、この
度国会の同意を得て、寺田氏の後任となる委員が選出され、去
る4月1日付で廣瀬雅雄(ひろせまさお)氏が委員に任命されま
した。
  食品安全委員会委員名簿:
  http://www.fsc.go.jp/iinkai/iin_meibo_1807.html

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新委員挨拶
   食品安全委員会委員             廣瀬雅雄
この度食品安全委員会委員に任命されました廣瀬でございます。
 私は3月まで国立医薬品食品衛生研究所で主に食品添加物、農薬、
環境化学物質、栄養食品等の発がん性や毒性についての試験研究、
それに加えまして、安全性評価に9年間携わって参りました。
 今後はこれまでの知識を生かして、食品の安全、さらにリスクコミュニ
ケーションに尽力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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2.食品安全委員会などの会合結果
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■□■食品安全委員会の会合結果■□■

■第185回食品安全委員会■
日時:平成19年4月5日(木) 14:00〜14:35
場所:食品安全委員会 大会議室
傍聴者数:21名

議事概要:

(1)新委員の紹介

・4月1日付けで、廣瀬雅雄氏が新たに委員に任命されたこと
から、廣瀬雅雄委員の紹介があった。

(2)委員長の選出

・委員の互選により、見上 彪委員が委員長に選出された。

(3)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取に
ついて

1)農薬 ジメトモルフ
・「ジメトモルフの一日摂取許容量(ADI)を0.11mg/kg体重/日
と設定する。」との審議結果を決定し、リスク管理機関(厚生労働
省)へ通知することとなった。

<参考>
1)殺菌剤で、ぶどう、きゅうり等に使用し、小豆やかぼちゃ等へ
の適用拡大申請がされています。ポジティブリスト制度導入に
伴う残留基準値も設定されています。

(4)平成17年度及び18年度食品健康影響評価技術研究課
題の中間評価の結果について

・3月27日に開催された食品健康影響評価技術研究運営委員
会で取りまとめた中間評価の結果について、座長の長尾委員及
び事務局から報告。
・平成17年度に採択した8課題及び平成18年度に採択した8
課題について、うち2課題は計画を改善することを条件に、他は
計画通りに19年度へ継続するということが決定された。

(5)平成19年度食品健康影響評価技術研究の研究課題の
候補について

・3月27日に開催された食品健康影響評価技術研究運営委員
会で研究課題として9課題の候補を選定したことについて、座長
の長尾委員及び事務局から報告。以下の計9課題が決定された。
○「食品中の化学物質の健康影響評価手法に関する研究領
  域」4課題
○「食品に起因する病原性微生物等(プリオン、薬剤耐性菌を
 含む)のリスク評価法に関する研究領域」3課題
○「新開発食品の健康影響評価手法に関する研究領域」1課題
○「リスクコミュニケーションの推進に関する研究領域」1課題
 
(6)食品安全委員会の3月の運営について

・事務局から報告。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai185/index.html

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◆◇◆専門調査会会合結果◆◇◆

・今週開催された専門調査会はありません。

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▼▽▼意見交換会等の概要▼▽▼

▼国際生命科学研究機構と食品安全委員会委員との懇談会▼

日時:平成19年4月5日(木) 15:30〜17:10
場所:食品安全委員会 委員会室
議事概要:
・国際生命科学研究機構から、同機構の概要及び遺伝子組換
え食品に対する日米欧の規制のギャップ等について説明の後、
遺伝子組換え食品(種子植物)の審査効率化、関係者間のリス
クコミュニケーションの必要性等について、意見交換を行った。

※詳細は近日中にHPに掲載予定。

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3.食品安全委員会からのお知らせ
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※開催案内は4月6日17:00現在のものです。

■□■食品安全委員会開催案内■□■

■第186回食品安全委員会■
日時:平成19年4月12日(木) 14:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成19年4月10日(火)18:00頃にホームページ
に掲載予定

※今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
<http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html>

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◆◇◆専門調査会開催案内◆◇◆

◆第15回農薬専門調査会幹事会◆
日時:平成19年4月11日(水) 14:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)農薬(キノキシフェン、ニトラピリン及びフルリドン)の食品健
康影響評価について
(2)その他

※詳細につきましてはこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_kanjikai_15.html

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◆第10回農薬専門調査会総合評価第一部会(非公開)◆
日時:平成19年4月11日(水) 14:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(ピリプロキシフェン及びペノキススラム)の食品健康
影響評価について
(2)その他

※詳細につきましてはこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_sougou1_10.html

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◆第6回農薬専門調査会確認評価第一部会(非公開)◆
日時:平成19年4月13日(金) 14:00
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(アメトリン及びエトフメセート)の食品健康影響評価に
ついて
(2)その他

※詳細につきましてはこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_kakunin1_6.html

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●○●意見交換会等のお知らせ●○●

●「食品に関するリスクコミュニケーション−我が国に輸入され
る牛肉等に係る食品健康影響評価の実施について(仮題)−」
の開催と参加者の募集について(お知らせ)●

1.日時及び場所 
○福岡県福岡市会場
 日時:平成19年4月23日(月) 10:00〜13:00   
 場所:アクロス福岡 国際会議場
○大阪府大阪市会場
 日時:平成19年4月24日(火) 13:00〜16:00
 場所:ザ・フェニックスホール
○北海道札幌市会場
 日時:平成19年4月25日(水) 14:00〜17:00
 場所:シェラトンホテル札幌
○東京会場
 日時:平成19年4月27日(金) 10:00〜13:00
 場所:星陵会館

2.内容
(1)講演「我が国に輸入される牛肉及び牛内臓に係る食品健
康影響評価の実施に関するプリオン専門調査会の見解につい
て(仮題)」
・食品安全委員会プリオン専門調査会専門委員(予定)
(2)パネルディスカッション及び会場参加者との意見交換

※詳細につきましてはこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/koukan/ittoshi_risk190423.html

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▲▽▲新着情報▲▽▲

▲食品安全委員会パンフレット2007▲
http://www.fsc.go.jp/sonota/pamphlet-jap.html

▲「食品健康影響評価の審議状況」を掲載▲
http://www.fsc.go.jp/hyouka/singijokyo.pdf

▲「Processing of Requests, classified by Expert Committee」を掲載▲
http://www.fsc.go.jp/english/evaluationreports/processing.pdf

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▼△▼ホームページのコンテンツ紹介▼△▼

▼DVD映像ソフト▼
【1】「気になる農薬」
(概要)http://www.fsc.go.jp/osirase/1903dvd-nouyaku.html
(DVD配信) http://www.gov-online.go.jp/pickup/kininarunouyaku/pickup_flash_play.html
【2】「遺伝子組換え食品って何だろう?」
(概要)http://www.fsc.go.jp/osirase/1903dvd-idensi.html
(DVD配信)http://www.gov-online.go.jp/pickup/shokuikuseminor/pickup_flash.html 

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◆◇◆平成19年度食品健康影響評価技術研究の研究課題
の決定について◆◇◆

・平成19年4月5日(木)に開催された食品安全委員会第185
回会合において、平成19年度食品健康影響評価技術研究の
研究課題が以下のとおり決定されましたのでお知らせします。

(1) 食品中の化学物質の健康影響評価手法に関する研究領
域【4課題】
(1)研究課題名:遺伝子多型ラットを用いたペルオキシソーム
 増殖剤のヒト発がんリスクの評価法の開発
 主任研究者:土田成紀  所属機関:弘前大学
(2)研究課題名:ヒト肝組織を用いたアクリルアミドの変異原性
 の評価とその関連遺伝子の解析
 主任研究者:笹野公伸  所属機関:東北大学
(3)研究課題名:化学物質による肝肥大誘導機序の解析を基
 盤とした肝発がんリスク評価系の構築
 主任研究者:出川雅邦   所属機関:静岡県立大学
(4)研究課題名:毒性データの不確実性とヒトへの外挿法に関
 する研究
 主任研究者:長谷川隆一  所属機関:国立医薬品食品衛生
 研究所

(2)食品に起因する病原微生物等(プリオン、薬剤耐性菌を含
む)のリスク評価法に関する研究領域【3課題】
(1)研究課題名:予測微生物学的解析手法を用いた微生物学的
 リスク評価システムの開発
  主任研究者:小関成樹  所属機関:(独)農業・食品産業技術
 総合研究機構 食品総合研究所
(2)研究課題名:腸管出血性大腸菌の牛肉を介したリスクに及ぼ
 す要因についての解析
 主任研究者:工藤由起子  所属機関:国立医薬品食品衛生
 研究所
(3)研究課題名:食用動物からヒトに至る薬剤耐性遺伝子の伝播
 の解明と評価手法の開発
 主任研究者:青木宙  所属機関:東京海洋大学

(3)新開発食品の健康影響評価手法に関する研究領域【1課題】
・研究課題名:遺伝子組換え食品等のアレルゲン性・腸管免疫
 影響のインビトロ評価系の開発
 主任研究者:手島玲子  所属機関:国立医薬品食品衛生研究所

(4)リスクコミュニケーションの推進に関する研究領域【1課題】
・研究課題名:効果的リスクコミュニケーションのための学際的人
 材育成システムの構築
 主任研究者:小泉 望  所属機関:奈良先端科学技術大学院大学

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4.専門委員だより
  器具・容器包装専門調査会座長   山添 康 
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 器具・容器包装専門調査会の座長をさせていただいている
山添 康です。
 本専門調査会は、他の調査会と異なり食品そのものではなく、
ペットボトル容器などの評価を担当しています。器具や容器から
の溶出を中心に用途を考慮してヒトへの安全性を調べています。
 食品安全委員会とは離れますが、現在私は在籍する大学の入
試業務に関わっています。そこで高等学校における理科学習の
一端を知る機会がありました。 今の学生は大学に入ると、爆発的
に増加するライフサイエンスの知識を吸収しなくてはいけないに
もかかわらず、多くの受験生は理科4科目を履修していないことに
改めて気づきました。
 受験指定科目との関連で、多くの方が生物等の授業を受けてい
ない状況のなかで、食品安全員会においても技術革新によっても
たらされる新しい食品安全の知識を「どのように、生活に密接した、
理解しやすい情報として提供して行くのか」が容易ではない課題だ
と思いました。

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5.食品安全委員会の活動を振り返って
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 4月1日付けで、食品安全委員会事務局の中山 鋼前評価調整
官が異動し、事務局を離れることになりました。食品安全委員会
メールマガジンに対し、ご挨拶を頂いていますので、ご紹介します。
 なお、後任として、猿田克年評価調整官が就任しました。
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「大変お世話になりました」
  宮城県医療健康局長(食品安全委員会事務局 前評価調
  整官)中山 鋼
 食品安全委員会での1年間、いくつかの仕事を担当させていた
だきましたが、中立公正な科学的評価にかかわることができた貴
重な1年間でした。また、私にとって食品分野は初めての経験で
あり、いろいろな専門の方々(かつ個性的な方々)と一緒に仕事が
できたのは今後の私の大きな財産になります。
 私はこの度異動になりますが今後とも食品安全委員会のサポー
ターとして関わっていきますので、引き続きよろしくお願い申し上げ
ます。

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6.その他
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 食品安全委員会e−マガジン第43号は平成19年4月13日(金)配信予定です。
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・受付電話番号:03−5251−9220・9221(月曜日から金曜日の10:00〜17:00)
・メールでの受付:http://www.iijnet.or.jp/cao/shokuhin/opinion-shokuhin.html
メールマガジンに関するご質問も上記のフォームで受付致しますが、
フォーム中「表題」の箇所に『メールマガジンについて』と記載して下さい。
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