食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06630061535
タイトル 英国毒性委員会(COT)、ビスフェノールA(BPA)に関するポジションペーパーへの補足声明書草案を公表 (2/4)
資料日付 2025年12月4日
分類1 -
分類2 -
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(前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06630060535)

 2023年9月、暫定的なポジションペーパーの第2草案がCOTに提出された(※補足7)。追加の記述が加えられ、英国におけるTDIを設定するための今後の取り組みに関する提言が盛り込まれた。議論時点における英国のTDI(※訳注1)は、EFSAが設定した新たなTDIよりも大幅に高く、腎臓重量の変化に基づいていた。委員会は会議において、BPAの評価が進行中であり、他のエンドポイントでも影響が明らかになっていることから、このエンドポイントを引き続き使用すべきかどうか結論を出すことができないことに同意した。これは、現行のTDIがもはや適切ではない可能性を示唆している。COTは、BPAに関して他の地域/当局で使用されているHBGVを特定し、議論することが有用であると考えた。COTの事務局は、リソースの制約により、BPAの(全面的な)レビューは外部委託する必要があり、2024年半ばまでは委員会に報告されないことを強調した。
 2023年10月、暫定的なポジションペーパーの第3草案がCOTに提出され(※補足8)、他の機関によるHBGVに関する情報も共有された。委員会は、BfRによる最近のBPA評価では、2015年のEFSAのTDI(訳注 4 μg/kg体重/日)よりも低いものの、2023年のEFSAのTDI(訳注 0.2 ng/kg体重/日)よりも高いTDI(訳注 0.2 μg/kg体重/日)が設定されたことに注目した。したがって、EFSAが利用したものと同じ文献/データに基づくBfRのアプローチをより詳細に検討し、EFSAのアプローチとどのように異なっていたのかを明確にすることは有益である。
 2023年12月、COTは、EFSAとBfRそれぞれのTDIの科学的根拠、導出方法、アプローチの違いについて議論した(※補足9)。BfRとCOTは、Th17細胞の変化はHBGVを導出するためのPODとして適切なエンドポイントではないことを合意し、代わりにBfRは、生殖への影響(げっ歯類の精子の運動性/死亡率)を用いてBMD(ベンチマークドーズ)モデリングとPODの導出を行った。BfRのアプローチは保守的ではあったが、全体的な評価では不必要な保守性が回避され、利用可能な証拠を総合的に検討した結果、COTはBfRが選択したエンドポイントと全体的な評価に同意した。したがって、COTは、独自の評価を行い、より慎重な判断を下せるようになるまで、BfRが算出したTDI 0.2 μg/kg体重/日を暫定的なHBGVとして自らの評価に適用することに同意した。
 2024年12月、EUはFCMにおけるBPAの使用禁止を採択し、2025年1月に発効した。産業界の遵守には18か月の段階的廃止期間が設けられている。
 12月の会議でBfRの評価について議論した後、暫定的なポジションペーパーの草案が更新され、2024年2月にCOTで更新・議論された(※補足10)。当時、英国食品基準庁(FSA)の政策担当者は、リスク管理の観点から英国におけるTDI設定の必要性が依然として存在すると助言した。BPAの全面的な見直しには膨大な作業と時間が必要であり、最近のBfRによる評価を踏まえ、COTは、委員会がアプローチとデータベースの科学的評価に同意した場合、自ら(全面的)見直しを行うのではなく、他の当局が確立した評価とHBGVを採用することを検討することが現実的であるとの見解で一致した。BPAに関しては、COTはこれまでのEFSAの意見書、BfRとEMAの相反する意見、そしてBfRによる包括的な評価を検討してきた。COTはEFSAのアプローチとその後のHBGVの導出について大きな懸念を抱いていたが、BfRのアプローチには同意し、それは保守的ではあるものの、科学的に信頼性が高く、より妥当であると判断した。したがって、COTはBfRが設定したTDIを採用することに合意した。
 COTは、BfRのTDIを採用する決定を反映し、迅速なリスク管理を可能にするため、時間的な制約上、簡潔な声明書を公表することに同意したものの、詳細な補足声明書が必要であることを強調した。この声明書は、COTがBfRのTDIを採用するという結論の科学的根拠を示し、その決定が英国の消費者を保護するものであることを明確にするために不可欠と考えられた。したがって、補足声明書では、EFSAのTDIに関する懸念、関連する研究のレビュー、BfRが採用したしたアプローチ(HBGVを設定するために選択されたモデル化と研究を含む)を明示する必要がある。また、補足声明書には、BfRの評価以降に公表された関連情報の議論を含める必要があり、そのため、BfRの評価における文献収集の締め切り時点以降の関連エンドポイントに関する簡単な文献調査を含める必要がある。
 暫定的なポジションペーパーの草案は、この進展を反映するように修正され、2024年3月のCOT会議(※補足11)と2024年5月の会議(※補足12)で議論された。そして、最終的なポジションペーパーは2024年5月に公表された(※補足13)。

(次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06630062535)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国毒性委員会(COT)
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://cot.food.gov.uk/Draft%20supplementary%20statement%20to%20the%20COT%E2%80%99s%20position%20paper%20on%20bisphenol%20A%20(BPA)

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