食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06580320104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、A型インフルエンザウイルスは胃腸管に感染し、消化器症状を引き起こす可能性があるとの報告について公表 (前半1/2)
資料日付 2025年9月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月8日、A型インフルエンザウイルスは胃腸(GI)管に感染し、消化器症状を引き起こす可能性があるとの報告について公表した。概要は以下のとおり。
 CDCの新しい報告書は、A型インフルエンザウイルスがヒトに胃腸(消化管)症状を引き起こし、他の(非呼吸器)経路を介して哺乳動物に感染する可能性があることを強調している。
1. 背景
 CDCの新しい報告書は、米国におけるA(H5N1)ウイルスによる鳥インフルエンザの発生を背景に、A型インフルエンザウイルスがヒトを含む哺乳動物の胃腸管にどのような影響を与える可能性があるかに関するデータをまとめている。重要な疑問の一つは、汚染された生乳(未加熱殺菌処理(unpasteurized)乳)等、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに汚染された食品や飲料の摂取が、ヒトの潜在的な健康上の脅威であるかどうかである。A(H5N1)ウイルスによるヒト感染は、生乳又は生乳由来製品の摂取に起因するものではないものの、本報告書にまとめられた研究では、一部の季節性及び新型のA型インフルエンザウイルスが胃腸管感染を引き起こす可能性があることが示されている。また、現時点ではリスクは低いと考えられているが、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスは哺乳動物に感染を引き起こす可能性があり、消化管がA(H5N1)ウイルス又はウイルスに汚染された製品にばく露された場合、ヒトにも感染を引き起こす可能性がある。本研究では、A型インフルエンザウイルスが、胃腸管への潜在的な影響を含め、他の(非呼吸器)経路を介してどのように感染を引き起こし得るかを、より深く理解する必要があることも指摘している。
2. 報告書の結果の概要
 季節性A型インフルエンザウイルスは、ヒトにおいて伝染性のある呼吸器病原体であり、通常は気道を介して感染を引き起こす。本報告書において、CDCの研究者らは、(1)季節性及び新型のA型インフルエンザウイルスに感染した人が胃腸症状をどの程度報告したか、(2)生きた哺乳動物が食肉や乳等の汚染された製品を摂取した後に鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染したという実験研究について調査した科学的報告書のデータを分析した。これらの結果を総合すると、A型インフルエンザウイルスは哺乳動物において非呼吸器経路で感染を引き起こす可能性があることが示唆される。全体として、ここに要約された研究は、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染物質の摂取によるヒトの感染リスクは低いものの、理論的には起こり得ることを裏付けている。
 本研究レビューから得られた主な知見は以下のとおりである。
・研究者らは、フェレットが気道/鼻道を介して感染した後、その胃腸組織にA型インフルエンザウイルスが存在することを報告した過去の研究の統合データを提示し、季節性及び新型のA型インフルエンザウイルスが気道を介した感染の後にその哺乳動物の胃腸管に広がる可能性があることを示した。
・研究者らは、A(H5N1)ウイルスを含む物質を摂取(典型的にはウイルスに汚染された食肉を摂食又はウイルスに汚染された乳を飲用)した犬や猫が、重篤で致命的な感染症を発症する可能性があることを示す報告のデータを要約した。多数の動物実験でも、A(H5N1)ウイルスに汚染された食肉の摂食又はA(H5N1)ウイルスに汚染された乳の飲用が、一部の哺乳動物において感染及び死亡につながる可能性があることが示されている。しかし、これらの知見をヒトに当てはめるには限界がある。
・CDCの研究者らは、ヒトの胃腸系への影響をより深く理解するために、季節性又は新型のA型インフルエンザウイルス感染症の患者における胃腸症状に関する研究をレビューした。胃腸症状の臨床報告と糞便中のウイルス由来の遺伝物質の検出は、季節性及び新型のA型インフルエンザウイルスの両方がヒトにおいて胃腸症状を引き起こす可能性があることを示している。
・追加の研究により、異なるA型インフルエンザウイルスの亜型が実験室環境においてヒトの胃腸組織内で増殖できることが明らかになり、ヒトの胃腸管におけるA型インフルエンザウイルス感染の可能性を示唆している。しかし、実験室環境はヒトの胃腸管と同様の酸性条件(これらのウイルスが不活化される可能性がある)ではないことにも留意する必要がある。

(後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06580321104)
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/bird-flu/spotlights/influenza-gi-tract-09082025.html

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