食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06570470149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、新ゲノム技術により作出される植物及びそれに由来する製品に関する新たな科学的データを対象とする文献のホライズン・スキャン(2022年1月 - 2025年5月)に関する科学的報告書を公表 (前半1/2) |
資料日付 | 2025年8月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月29日、新ゲノム技術により作出される植物及びそれに由来する製品に関する新たな科学的データを対象とする文献のホライズン・スキャン(2022年1月 - 2025年5月)に関する科学的報告書を公表した(8月1日採択、PDF版14ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9619)。概要は以下のとおり。 《背景》 EFSAは、欧州委員会(EC)からの要請を受け、特定の新ゲノム技術(NGTs)により作出される植物に関し、数件の科学的意見書を公表している。当該科学的意見書では、従来育種技術や確立されたゲノム技術と比較した際のNGTsに伴う潜在的なリスクについて、ならびに、NGTsにより作出される植物及びそれに由来する製品のリスク評価に関する既存ガイドラインの適用可能性について考察が示されている。 NGTs及びその潜在的な応用の急速な開発に伴い、植物・動物・微生物を対象とするNGTsの開発や現在及び将来の市場における存在に関わる、新たな科学的研究が定期的に公表されている。これらの研究には、植物・微生物・動物に適用されるNGTsに関する採択済み又は今後公表される科学的意見書においてEFSAが提示する、安全性・リスク評価・その他の検討事項と関連する新たな科学的データやエビデンスが含まれている可能性がある。 EFSAは、本分野における様々な任務(mandates)への対応として実施した広範囲に渡る文献レビューに加え、NGT技術により作出された生物に関するEFSAの科学的作業と関連する新たなエビデンスも独自に分析してきた。さらに欧州委員会(EC)は、EFSAに、ステークホルダーからの指摘よりECの目に留まった各科学論文を「必要に応じて」検討するよう要請している。完全性及び透明性の観点から、半年毎のECへの報告等、より正式かつ体系的なアプローチが必要であると思われる。 《委任事項》 上記を踏まえ、規則(EC) No 178/2002第31条に基づき、EFSAは、関連する研究に出現する新たなエビデンスを評価し、それらがEFSAの関連する科学的意見に影響を与え得るか否かを検討することを目的として、NGTsを用いて作出された生物及び製品の食品・飼料としての安全性評価・環境への安全性評価と関連する研究を特定する科学文献を定期的にスクリーニングするようを要請された。これらの研究の質及び関連性に関する批判的評価も実施し、ECに定期的に報告書を提出することも求められている。 具体的には、EFSAは以下を要請されている。 〈委任事項1〉 植物・微生物・動物に適用されるNGTsに関するEFSAの関連する科学的意見においてEFSAが検討する安全性・リスク評価・その他の考慮事項と関連する可能性のある研究を特定することを目的として、十分な感度及び特異性を備えた科学文献データベース検索の実施に向け、検索戦略を開発し、検証する。 〈委任事項2〉 公表されている関連する科学的エビデンスの評価を支援するため、エビデンスの包含・除外基準及び批判的評価ツールを開発し、試験運用する。 〈委任事項3〉 関連データ及びエビデンスを抽出・要約すると共に、新たなデータ及びエビデンスがEFSAの関連する科学的意見に影響を及ぼすか否かを評価する。 〈委任事項4〉 関連する調査結果について、報告書を半年毎に提出する。 EFSAは、本任務の全体的な目的を以下のとおり解釈する。 ・ 植物・微生物・動物に適用されるNGTsに関するEFSAの科学的意見においてEFSAが検討する安全性・リスク評価・その他の考慮事項に関連する新たなエビデンスを特定し評価すること。 本目的は、文献検索プロトコル(Annex A)に詳述されるとおり、以下の評価クエスチョン(AQ)及びそのサブクエスチョン(SQ)に翻訳された。文献検索プロトコルは、検索戦略、包含・除外基準、エビデンス評価方法論を詳述し、本任務にて定義される「EFSAの関連する科学的意見」、及び、その結論の一覧を提示している(プロトコルAppendix A)。プロトコル草案は公開協議のために共有されている。 〈AQ1〉 特定された研究から、植物へのNGT適用に関するEFSAの関連する科学的意見に影響を与え得る新たなエビデンスは出現しているか。 〈SQ1.1〉 EFSAの科学的意見でこれまで考慮されていなかった新たなハザード又はリスクを示すエビデンスは存在するか。 〈SQ1.2〉 新たなエビデンスは、植物へのNGT適用に関するEFSAの関連する科学的意見に影響を与えるか。 本報告書は、委任事項4にて要請される半年ごとの報告書の第一報と理解され、公開協議の対象となっているプロトコル草案に提示されている試験的検索方法論(委任事項1及び2)、ならびに、AQ1及びそのSQの結果(委任事項3)を記述するものである。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06570471149) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9619 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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