食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06520090314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、PTFE製の焦げ付き防止コーティングを施した調理器具による健康への影響は予想されないという見解をFAQ形式で公表 (前半1/2)
資料日付 2025年6月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月2日、PTFE製の焦げ付き防止コーティングを施した調理器具による健康への影響は予想されないという見解をFAQ形式で公表した。概要は以下のとおり。
 2018年12月18日版(※訳注)からの変更点:FAQの全面的な見直し、2023年に欧州化学品庁(ECHA)が提案したPFASの広範な禁止に関する新たな言及、BfRの関連出版物の追加。
 Q1. PTFEとは何か?
 A1. PTFEはポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluorethylen)の略称である。多数のテトラフルオロエチレンが互いに連結した高分子であり、化学的にはパーフルオロ及びポリフルオロ化合物(PFAS)に属する。耐寒性、耐熱性、耐薬品性を備えたこのプラスチックポリマーは、調理器具、フライパン、ベーキング器具の焦げ付き防止コーティングなどに広く使用されている。PTFEコーティングされたフライパン、ベーキング皿、その他の調理器具の特徴は、やや光沢を帯びた滑らかな表面である。撥水性や撥油性により、加熱時に食品の焦げ付きを防ぐ。食品接触コーティング材料には、PTFEが最も一般的に使用されているが、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体(Ethylen-Tetrafluorethylen-Copolymer (ETFE))、パーフルオロアルコキシポリマー(Perfluoralkoxy-Polymere (PFA))、またはヘキサフルオロプロピレン-テトラフルオロエチレン共重合体 (Hexafluorpropylen-Tetrafluorethylen-Copolymer (FEP))などの類似化合物も使用される場合がある。
 Q2. PTFEコーティングはどのように製造されるのか?
 A2. 焦げ付き防止コーティングの製造には、PTFEに加えて、乳化剤、着色剤、充填剤などのさまざまな添加剤が使用される。乳化剤には、他の非ポリマー性PFASも含まれる。製造工程の最終段階で、調理器具やオーブン器具は焼結される。この工程では、材料は圧力と熱によって溶融し、結合し、冷却時に固化する。焼結により、PTFEコーティングから添加剤のほとんどが除去されるか、またはコーティングに強く結合するため、環境への放出は困難になる。
 Q3. PTFEは他にどこで使用されているのか?
 A3. PTFEは耐薬品性に優れているため、刺激の強い化学物質が存在する環境に適している。PTFEはホース、シール材、工業用プラスチック部品のコーティングに用いられる。また、繊維、航空機製造、航空宇宙産業、医療用インプラント、デンタルフロスの製造、ピアス用アクセサリーなどにも使用されている。アイロンやヘアアイロンの表面にもPTFEコーティングが施されていることがある。
 Q4. PTFEコーティングされた調理器具で、調理、焼き物、炒め物をする場合に注意すべきことは何か?
 A4. PTFEコーティングされた調理器具は、約360℃を超える温度でポリマーが分解する可能性があるため、過度に加熱してはならない。分解すると、目に見える煙は出ずに有害物質が大気中に放出される。したがって、PTFEコーティングされた調理器具は、中身を入れない状態で高温に加熱してはならない。特に、電磁調理器(訳注 IH)やガスコンロでは、急速な加熱が可能であるため注意が必要である。
 調理器具に食品が入っている限り、過度に加熱する可能性は非常に低い。調理器具、オーブン器具、フライパンに水または水分を含む食品が入っている限り、温度は水の沸点である100℃を大幅に超えることはない。油は、植物性か動物性か、または硬化処理が施されているかどうかによって異なるが、110~270℃の温度範囲で蒸発を始める。蒸発する油から出る煙や「焦げた」ような臭いは、消費者に過度な加熱の兆候を警告する。標準的なオーブン/ベーキング室で焼く場合でも、最大温度は250℃であり、コーティングから物質が放出される可能性のある温度を十分に下回っている。
 PTFEコーティングされた製品のほとんどは、初めて使用する前に十分に洗浄する必要がある。BfRは、コーティングされた調理器具を初めて使用する前に、製造元の取り扱い説明書に従うことを推奨している。

(後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06520091314)
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/fragen-und-antworten/thema/ausgewaehlte-fragen-und-antworten-zu-geschirr-mit-antihaftbeschichtung-aus-ptfe-fuer-das-braten-kochen-und-backen/

利用上の注意事項

本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。

1 情報の収集・要約・翻訳について

 (1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。
 (2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
 (3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
 (4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
 (5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。

2 掲載情報と食品安全委員会の立場について

 (1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。
 (2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
 (3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
 (4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。

3 利用者の責務

 (1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。
 (2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
  ① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
  ② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
 (3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。