食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06480191378
タイトル 欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医薬品-残留農薬部門」、委員会議事録(委員会開催日:2025年2月17、18日)を公表 No.1/3 A.01~A.11、No. 2/3 A.12~A.18、No. 3/3 B.01~C.05 No.2/3 (後半2/2)
資料日付 2025年2月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06480190378)

A.15 外挿ガイドラインの表3に関する新たな提案(SANTE/2019/12752 Rev01):
A.16 輪作作物中の残留農薬に関するEFSAガイダンス: 行動計画:
 加盟国から寄せられたコメント及びEFSAとの協議に基づき、輪作作物中の残留農薬に関するEFSAガイダンスの行動計画が更新された。行動計画には、ほとんどの勧告へのさらなる明確化が含まれている。加盟国は、2025年3月14日までに意見を提出するよう求められた。
A.17 作業文書SANCO/12745/2013改訂版 - 加盟国による承認に向けて:
 欧州委員会は、植物及び動物由来の食品に残留する農薬のMRLの遵守を確保するため、国内管理計画及びEUの調整された複数年管理計画に含めることを検討する必要がある農薬に関する作業文書(SANCO/12745/2013、改訂16版)を提示し、加盟国の承認を求めた。この文書は、改訂版16(8)として加盟国により承認された。
A.18 その他の情報ポイント
1.乳幼児向け穀類加工食品中の銅-加盟国からの質問
 欧州委員会は、銅のレベルに関する法律の規定を改正する必要性を認めた。しかしながら、現時点では、銅に関する乳幼児用食品規則の改正は予定されていない。EFSAが最近の科学的意見書において、銅の摂取レベルに懸念はないと結論していることを考慮すると、加盟国の規制措置は健康リスクのレベルに比例している必要がある。
2.銅の分析と規制-加盟国からの質問
 加盟国から、銅分析の場合に使用される測定の不確かさについて明確にしてほしいとの質問があった。EURLは会議において、銅は通常マルチメタル法(multi-metal method)で分析され、現在、測定の不確かさ(MU)は金属汚染物質に典型的な方法で実験的に測定されていると説明した。拡張されたMUは通常50 %よりはるかに低い。技能試験(proficiency test:PT)の場合、zスコア(※訳注1)の算出には標準偏差は25 %未満であることが適切であり、他の農薬と同様に、PTデータに基づいて目的に適合した一定のMU値の確立を目指す。
3.誘導体及び代謝物に適用するMRL
 2025年11月25~26日に開催された前回常任委員会での議論に続き、欧州委員会は、有効成分の規制に関する評価対象残留物に含まれていない有効成分の誘導体又は代謝物の残留物に適用されるMRL、MRLが適用されないか、又は0.01 mg/kgのデフォルトのMRLが適用されるかどうかについて、数か国の加盟国のみがコメントを提出したことを伝えた。加盟国は2025年3月14日までにコメントを提出するよう求められた。
4.国立リファレンスラボラトリ(National Reference Laboratories)に関連する事項
5.加工係数に関連する事項
 加工係数、加工食品及びコンポジット(composite)食品及び飼料に関して、規則(EC) No 396/2005第20条への注記が更新された。更新された箇所は、2~3のウェブリンク、いくつかの数値及び文献である。加盟国は、2025年3月14日までに意見を提出するよう求められた。
6.ビフェニル(biphenyl)に対するMRL-加盟国からの質問
 ある加盟国は、ビフェニルのMRL超過の新たな事例を報告し、欧州委員会に対し、食品の燻製工程や植物保護製剤中の不純物に関連する可能性がある汚染源を調査するよう要請した。
 欧州委員会は現在、本件に関する情報を収集中であり、EFSAが従来の燻製工程で生成される化合物の安全性を調査するよう委任されていることを常任委員会に伝えた。ビフェニルが燻製工程から生じる生成物であることが確認された場合、EFSAの安全性評価と同様に、欧州委員会の監視勧告に含まれることになる。加盟国には、2025年3月14日までにコメントを送付するよう要請した。
7. 農業・漁業理事会(AGRIFISH)会合からのフィードバック
 欧州委員会は、1月27日に開催されたAGRI-FISHの報告書(その他の事項として、インポートトレランスが議論された)を常任委員会と情報共有した。複数の加盟国から寄せられた要望を踏まえ、欧州委員会は現在、非承認物質の残留農薬に関してEUの農家がより公平な競争条件を確保する方法について検討している。結論は、間もなく公表される「農業ビジョン」に反映される予定である。
8.欧州委員会を通じたEFSA評価の枠組みにおける意見公募の開始
9. 植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会(PAFF)の手続き規則のフォローアップ: 標準手続規則及び基本コミトロジー(comitology)規則(EU)No 182/2011に基づく。
10.省略
(※訳注1) zスコアは、特定のデータポイントが平均からどれだけ離れているかを相対的に評価するための指標である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)
URL https://food.ec.europa.eu/document/download/0d2941fe-29e0-4f9d-a72b-5190ed8f1220_en?filename=sc_phyto_20250217_ppr_sum.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。