食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06430021108 |
| タイトル | 米国環境保護庁(EPA)、パーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)及び関連塩類の統合リスク情報システム(IRIS)毒性評価の最終版を公表 (後半2/2) |
| 資料日付 | 2025年1月13日 |
| 分類1 | --未選択-- |
| 分類2 | --未選択-- |
| 概要(記事) | (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06430020108) 疫学研究及び動物研究から得られた証拠により、PFHxSへのばく露が肝臓影響、特に血清バイオマーカーの増加を引き起こす可能性のあることが示唆されているが、それを推論するには不十分である。ただし、現在利用可能な研究には限界及び不確実性があるため、ハザードを明確に特定することはできず、これらのデータは毒性値の導出に使用するために考慮されなかった。肝臓影響についてはRfDは導出されていないが、比較のためにPODが導出され提示されている。 さらに、ヒト及び動物の研究からの証拠は、PFHxSばく露がヒトに神経発達及び心臓代謝への影響を引き起こす可能性を示唆しているが、推論するには不十分である。 最後に、ヒト及び/又は動物からの証拠も、造血、生殖、腎臓、及び発がん性への影響について特定されているが、現在入手可能な証拠は、PFHxSへのばく露がヒトにこれらの健康影響を引き起こす可能性があるかどうかを評価するには不十分であり、これらの転帰は毒性値の導出に用いるために考慮されていない。 非がんの影響に対する生涯及び亜慢性経口参照用量(RfD) 候補となる生涯値(すなわち、免疫及び甲状腺)の導出を支持するために十分な定性的及び定量的情報をもつ特定されたハザードから、子ども(男、女)の血清中の抗破傷風抗体濃度の低下(※参考文献1、2)が4 × 10の-10乗 mg/kg体重-日という経口RfDの基礎として選択された。血清中のBMDL 1/2SD(※訳注1) 2.82 × 10の-4乗 mg/Lがこのエンドポイントについて特定され、内部POD (PODInternal)として用いられた。ヒト等価用量POD (PODHED) 1.16 × 10の乗-8 mg/kg体重-日は、PODInternalにヒトにおけるクリアランス(human clearance)(※訳注2) 4.1 × 10の-5乗 L/kg体重-日を乗じて求められた。PFHxSの全体的なRfDは、ヒトの感受性の個人差(UFH = 10)と毒性エビデンスベースの欠陥(UFD = 3)を考慮するため、PODHEDを複合的な不確実係数(UFC) 30で除して算出された。臓器/系特異的(organ-/system-specific)RfD (osRfD)は、全体として最も小さいPODHEDとUFCに基づいている。したがって、子ども(この影響に対して感受性の高いライフステージ)における血清中の抗破傷風抗体濃度の低下に基づいて選択されたRfDは、PFHxSの生涯ばく露に関連する観察された健康影響に対して保護的であると考えられる。選択にあたっては、入手可能なosRfDと、それらのosRfDの全体的な信頼性と複合的な不確実性が考慮された。甲状腺のosRfD (訳注 2 × 10の-7乗 mg/kg体重-日)は、免疫のosRfDを導出する際に適用した不確実性の3倍の複合的な不確実性の適用に基づいている(甲状腺のUFC = 100に対し、発達免疫の影響はUFC = 30)。さらに、甲状腺と免疫のosRfDの感度を比較すると、甲状腺の値は発達免疫のエンドポイントよりも500倍高い(訳注 前者は2 × 10の-7乗 mg/kg体重-日、後者は4 × 10の-10乗 mg/kg体重-日)。したがって、発達免疫影響に基づいてRfDを選択することによって、ヒトにおける甲状腺やその他の健康への有害影響(出生時体重への影響や肝臓への有害影響を含む)の可能性を防ぐことができると推定される。最後に、発達免疫osRfDは男性と女性で観察された影響に基づいているため、全体的なRfDは両性に対して保護的である。同じ研究(※参考文献1、2)のエンドポイント(子どもの血清中の抗破傷風抗体濃度の低下)と数値が、4 × 10の-10乗 mg/kg体重-日の亜慢性RfDの基礎として選択された。 (以下、省略)・当該毒性評価(2025年1月、493ページ)は、以下のURLから入手可能。 https://ordspub.epa.gov/ords/eims/eimscomm.getfile?p_download_id=550481 (※参考文献1) P. Grandjean et al., (2012), Serum vaccine antibody concentrations in children exposed to perfluorinated compounds, JAMA, 307, 391-397. http://dx.doi.org/10.1001/jama.2011.2034 (※参考文献2) E. Budtz-Jorgensen, and P. Grandjean, (2018), Application of benchmark analysis for mixed contaminant exposures: Mutual adjustment of perfluoroalkylate substances associated with immunotoxicity, PLoS ONE, 13, e0205388. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0205388 (※訳注1) BMDL 1/2SDは、標準偏差の半分に相当する変動を考慮したベンチマーク用量である。 (※訳注2) ヒトにおけるクリアランス(human clearance)は、薬物が体内から除去される速度を示す薬物動態の重要な指標である。4.1 × 10の-5乗 L/kg体重-日 は、1日及び体重1 kgあたり、4.1 × 10の-5乗 L の血漿に含まれるPFHxSが体内から除去されるということを表している。 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国/環境保護庁(EPA) |
| 情報源(報道) | 米国環境保護庁(EPA) |
| URL | https://iris.epa.gov/document/&deid=363894 |
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