食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06411150534 |
タイトル | ペルー農業灌漑省農業衛生局(SENASA)、一次農産品である食品及び飼料中の残留化学物質及びその他の汚染物質の監視結果に関する2023年次報告書を公表 (前半1/2) |
資料日付 | 2024年11月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ペルー農業灌漑省農業衛生局(SENASA)は11月25日、「一次農産品である食品及び飼料中の残留化学物質及びその他の汚染物質の監視結果に関する2023年次報告書」を公表した。概要は以下のとおり。 SENASAは、2023年に実施された食品中の汚染物質の最新のモニタリングにおいて、一次農産品である食品及び飼料の検体の89.4%が摂取に適していることが判明したと報告した。 「ペルー国民が摂取する一次農産食品中の汚染物質に関する全国モニタリング・プログラム」は、全国を代表するよう統計学的に設計された調査であり、47,925の検体において171,128の分析(残留する化学物質、微生物、寄生虫)を網羅し、国際的に調和された方法のもとで訓練を受けた人員により実施されている。 この調査は毎年(2011年以降)実施され、全国レベルにおけるその代表性を明示する指標及びリスク要因を用いて国の公式な結果を示すもので、この問題に関する国の状況を透明性をもって示すツールとなっている。 「2011年には39.5%の検体に汚染物質が残留していたが、現在は10.6%に減少しており、一次農産食品における汚染物質の減少において大きく進歩した。国民全体の問題として食の安全を確保するためには、自治体、加工業者、輸送業者、生産者と共に、一体となって取り組みを続けることが必要である」と、SENASAの農畜資材・農業食品安全局長であるJosue Carrascoは述べる。 非適合検体の割合を減らすために、SENASAは、2019年から2023年の間に4,110のフィールドスクールを展開し、84,849の家族農業生産者に適正農業規範の採用についてのトレーニングを行った。また、農薬の安全な使用、農薬の空容器の取り扱い、及びこれらの資材の最終処分に焦点を当てたプログラムの実施の監督にあたっては、国内の農薬業界団体と共に全国において継続的に取り組んだ。 (以下、報告書「V. 結論」) 1. 2023年、食品汚染物質監視計画は国内24地域で実施され、8,472検体が分析された。その内訳は、植物由来食品5,770検体、動物由来食品1,678検体、飼料及び飼料原料632検体、工程用水392検体である。 1.1 検体はアグリフードチェーンの様々な段階(一次生産、一次加工、飼料加工施設、食肉処理場及び販売所、市場、外部検疫所)から採取された。 1.2、植物由来食品39品目、動物由来食品9品目、飼料及び飼料原料4品目、及び工程用水が選抜された。 1.3 化学汚染物質(残留農薬、残留動物用医薬品、重金属、かび毒)については4,925の分析、微生物汚染(非病原性及び病原性微生物)については5,283の分析、寄生虫については1,332の分析が実施された。 2. 食品5品目(ココア、コーヒー、サツマイモ、ライマメ(pallar)、小麦)については、2022年において不適合検体数が少なかったことから、2023年においては除外された。一方、新たに食品7品目(テンサイ、カリフラワー、イチゴ、パッションフルーツ(granadilla、maracuya)、ホウレンソウ、セロリ)が加えられ、それにより不適合検体の割合が26.23%増加した。 (中略) #「植物由来食品」 ・植物由来食品中の化学汚染物質の分析結果は、適合検体73.77%(3616/4902)、不適合検体26.23%(1286/4902)。 ・化学汚染物質による不適合検体が少なかった食品は、トウモロコシ(maiz choclo)(6.38%)、ジャガイモ(4.17%)、バナナ(3.33%)、マンゴー(2.59%)、タマネギ(0.53%)。不適合検体が多かった食品は、パプリカ(97.80%)、ピーマン(71.60%)、セロリ(69.74%)、トマト(62.87%)、モモ(60.29%)。 ・不適合は、残留かび毒(13.04%)と重金属(9.47%)比較すると、主に残留農薬(21.75%)によるものである。 ・残留農薬による不適合検体が少なかった食品は、レンズ豆(3.57%)、バナナ(3.33%)、マンゴー(2.59%)、ジャガイモ(2.38%)、タマネギ(0.53%)。不適合が多かったのはパプリカ(87.91%)、セロリ(69.74%)、ピーマン(66.67%)、モモ(60.29%)、ホウレンソウ(57.14%)。 ・残留農薬の最大残留基準値(MRL)を超える不適合は、主にフィプロニル(5.53%)、クロルピリホス(3.47%)、トリアゾホス(2.08%)、ジメトエート(2.02%)、クロルフェナピル(1.96%)による。 ・残留重金属分析では、12の食品マトリクスにおいて、全てに適合した検体(モモ、イチゴ、ブドウ、小型キュウリ(pepinillo)、サヤエンドウ、ミカン、オレンジ等)が確認された。 ・残留重金属による不適合検体が多かった食品は、パプリカ(95.05%)、キイロトウガラシ(32.47%)、トマト(29.21%)、キャッサバ(27.43%)、アボカド(23.28%)。 ・残留重金属のMRLを超える不適合は、主にカドミウム(7.38%)及び鉛(4.81%)による。 ・残留かび毒による不適合検体が多かった食品は、キヌア(2.69%)と比較すると、パプリカ(23.63%)。 ・残留かび毒のMRLを超える不適合は、オクラトキシンA(13.04%)のみによる。 ・植物由来食品の微生物学的汚染分析では、適合検体83.74%(4105/4902)、不適合検体16.26%(797/4902)。 ・微生物学的汚染による不適合検体が少なかった食品は、アボカド(4.23%)、レモン(3.74%)、オレンジ(3.51%)、マンゴー(3.45%)、トマト(2.97%)。不適合検体が多かった食品は、レタス(41.18%)、セロリ(35.53%)、パプリカ(34.62%)、ニンジン(34.48%)、キイロトウガラシ(33.77%)。 ・不適合は、大腸菌(2.05%)、リステリア・モノサイトゲネス(0.38%)、サルモネラ属菌(0.02%)と比較すると、主に中温性好気性菌(50.94%)及び真菌(23.25%)の総菌数が高かったことによる。 ・植物由来食品の寄生虫学的分析では、適合検体93.55%(812/868)、不適合検体6.45% 56/868)。 ・寄生虫による不適合検体が多かった食品は、タマネギ(19.39%)及びニンジン(9.03%)。 ・寄生虫による不適合は、主にジアルジア属虫(5.41%)とクリプトスポリジウム属虫(1.38%)の存在による。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06411151534) |
地域 | 中南米 |
国・地方 | ペルー |
情報源(公的機関) | ペルー農業灌漑省農業衛生局(SENASA) |
情報源(報道) | ペルー農業灌漑省農業衛生局(SENASA) |
URL | https://www.gob.pe/institucion/senasa/noticias/1064051-midagri-estrategias-del-senasa-contribuyen-a-reducir-la-contaminacion-de-alimentos-en-el-pais |
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