食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06350281378 |
タイトル | 欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医薬品-法律部門」、委員会議事録(要約)(委員会開催日:2024年7月10日~11日)を公表 No.1/3 A.01~A.09、No.2/3 A.10~A.21、No.3/3 B.01~C.05 No.2/3 (2/3) |
資料日付 | 2024年7月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | (この記事は 2 / 3 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06350280378) 6.コハク酸脱水素酵素阻害剤(SDHI)殺菌剤 フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、SDHI物質の安全性に関する報告書を提示し、これらの物質へのばく露の特性評価をより適切に行うための現行の作業について述べた。EFSAは、関連する有効成分に関する現行のピアレビューの過程におけるANSESによる毒性学的参照値への変更案を検討することに同意した。 7.タルク(Talc) 欧州委員会は、承認済みの基本物質タルクは最近発がん性区分2及び反復ばく露による肺への毒性あり(STOT RE1(標的臓器:肺))として調和のとれた分類に提案されたと報告した。確認された場合、この分類は基本物質としての承認を変更するきっかけになる可能性がある。発がん性に関するリスク評価委員会における議論はまだ継続しており、調和のとれた分類と表示(CLH)過程は確定していない。ある加盟国は意見を提出し、基本物質としてのタルクの承認はもはや適切ではないと考え、承認の変更手続きを可及的速やかに開始する必要があると指摘した。加盟国は、2024年9月4日までに意見を提出するよう求められた。 8.ニトロ化合物ナトリウム混合物(Mixed sodium nitro compounds)の表示 欧州委員会は、p-ニトロフェノールナトリウム(Sodium p-nitrophenolate)、o-ニトロフェノールナトリウム(Sodium o-nitrophenolate)、及び5-ニトログアヤコールナトリウム(Sodium 5-nitroguaiacolate)の3種類のニトロ化合物ナトリウム混合物に関して、承認更新を求める報告担当国(RMS)の要請を受け、欧州化学品庁(ECHA)に対し、表示のための最善の方法についてガイダンスを提供するよう要請したことを想起させた。ECHAは、そのような化合物混合物の分類に関する既存の前例の最初の参照として、3種類別々のCLH報告書が提出された、p-シメン(p-Cymene)、d-リモネン(d-Limonene)及びα-テルピネン(α-Terpinene)からなるテルペノイド混合物(Terpenoid blend)を指摘した。もう一つの方法として、ECHAは、ニトロ化合物ナトリウム混合物を成分の反応質量(reaction mass of components)(すなわち多成分物質(multi-constituent substance))として扱うことを提案した。 個々の物質はそのままで上市されるとは予想されず、3種類の化合物の混合物としてのみ上市されること、及び、もし別々のCLH報告書を作成する場合、EU法の精神にはない追加的な実験動物の犠牲を意味することを考慮して、RMSはECHAの2番目の選択肢に従うこと、つまり化合物混合物に関する1種類のCLH報告書を提案した。しかしながら、ECHAは考えを改め、欧州委員会に、物質の同定と命名法を説明する「物質の同定ガイダンス」を新たに考慮したことを伝えた。ECHAの見解では、ニトロ化合物ナトリウム混合物について説明した事例は、個々の物質の製造の結果に関するものではなく、様々な物質の混合の結果、したがって混合物に関するものである。ECHAは、表示は具体的に物質を説明するために使用される様式であるため、混合物を反応質量と説明することは混乱を生む可能性があると述べた。したがって、ECHAは、2番目の方法に従うことに反対する助言をする。 ECHAは、グループ登録に関する他のCLH報告書を受理したと確認した。当該3種類の物質の分類案が同じであれば、3種類の物質を含む1グループの登録(個々の化合物名と識別番号で登録された)を1つのCLHドシエにおいて提案することが可能である。この場合に、実験を行う必要がありうる。欧州委員会は、状況を明確にするためにECHAとRMSの二者会議の開催を提案した。 A.11 第21条 1.フルピラジフロン(Flupyradifurone) 欧州委員会は、申請者が2024年3月に提出した、ミツバチ及びアルファルファリーフカッティングビー(alfalfa leaf cutting bees)に対する、油糧ナタネ及びてん菜におけるフルピラジフロン種子処理用途のリスク評価に関する追加情報を参照したことを伝えた。この情報は、フルピラジフロンの安全な屋外用途の存在を示すため、申請者は、第21条第2項に基づくEFSAに対する委任事項にこれを含めるよう要請した。加盟国は2024年8月15日までに意見を提出するよう求められた。 2.ティーツリーオイル(Tea tree oil) 欧州委員会は、有効成分ティーツリーオイルの承認は2026年1月31日に失効する予定であると想起させた。当該物質は、長年にわたり広範囲の化粧品、ヒューマンケア及びアニマルケア製品に使用されてきた実績がある。更新手続きの文脈において、RMSは、調和のとれた生殖毒性分類のカテゴリー2とする提案を提出した。2023年11月30日、RACは当該物質を生殖毒性分類のカテゴリー1Bと分類する必要があると結論する意見書を採択した。したがって、欧州委員会はこの件に対応するため第21条レビュー手続きを開始し、一方でEFSAは、内分泌かく乱評価にともなう一時停止の開始を含めたピアレビュー過程を継続する。加盟国は、2024年8月15日までに意見を提出するよう求められた。 A.12 全般事項(情報提供/議論) 1.規則(EC) No 1107/2009の範囲 (a)野ネズミを抑制するための燃焼ガス (b)新たな範囲の文書 2.基本物質 一般事項 3.パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS) 欧州委員会は、Pesticide Action Network(PAN)Europeから、PFASと定義された有効成分を即座に撤回し、難分解性、可動性、及び毒性がある(PMT)、極めて難分解性及び極めて可動性がある(vPvM)、難分解性(P)、及び極めて難分解性(vP)がある物質のカットオフ基準を含めるために農薬規則附属書IIを改正するよう求める書簡を受理したと伝えた。欧州委員会は、英国及びデンマークのPFAS国家計画をCIRCABCにアップロードした。加盟国は、2024年8月15日までに意見を提出するよう求められた。 4.切り花 省略 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06350282378) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州委員会(EC) |
情報源(報道) | 欧州委員会(EC) |
URL | https://food.ec.europa.eu/document/download/658b61d5-8fc8-49fb-ae05-1b23b9ff7f4d_en?filename=sc_phyto_20240710_ppl_sum.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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