食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06330850164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、腸管感染症、ベクター媒介感染症、人獣共通感染症に関する年次報告書(2023年版)を公表 |
資料日付 | 2024年7月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月18日、腸管感染症、ベクター媒介感染症、人獣共通感染症に関する年次報告書(2023年版)を公表した。概要は以下のとおり。 胃腸感染症、つまり腸管感染症は、様々な細菌性、寄生虫性、ウイルス性の病原体によって引き起こされる。感染者は通常、嘔吐、腹痛及び/又は下痢(出血性の下痢の場合もある)等の胃腸の症状を経験する。場合によっては、肝炎、敗血症、髄膜炎等の深刻な疾患を発症することもある。 人々は通常、ヒトや動物の糞便に接触した食品や水を介して感染する。動物を介して感染する場合は、人獣共通感染症と呼ばれる。感染を防ぐには、トイレや台所、また肉を調理する際の良好な衛生状態が非常に重要である。 2022年には、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)により、胃腸感染症患者の数が大幅に減少したが、2023年には、この影響はほとんど見られなくなった。感染者数は、パンデミック以前の年と同程度であった。しかし、2023年の注目に値する要素は、赤痢菌、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)、ノロウイルス、クリプトスポリジウム(Cryptosporidium)、レプトスピラ症(Leptospirosis)の感染者数が多かったことである。細菌性赤痢の増加は主に、男性間性交渉者(MSM)の間で見られた。他の病原体については、はっきりした原因はわかっていない。 2023年には、カンピロバクター感染症集団発生事例1件、サルモネラ症集団発生事例4件、STEC集団感染事例1件ついて、積極的集団感染調査が実施された。サルモネラ症集団発生事例について感染源が見つかったのは2件のみであり、これらは汚染飼料によって汚染された採卵鶏農場由来の卵と、熟成不十分なドライソーセージであった。 蚊やダニ等の節足動物も、人々を病気にする細菌、寄生虫、ウイルスを媒介することがある。ダニ媒介性脳炎の感染は、2023年にオランダの3つの新しい地域で診断された。最後に、2023年にデング熱に感染した旅行者の数は過去最多となった。この増加は世界中で見られた。 当該報告書(106ページ、オランダ語)は以下のURLから閲覧可能 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2024-0115.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | https://www.rivm.nl/publicaties/surveillance-van-enterale-vector-overdraagbare-en-zoonotische-infecties-jaarrapportage |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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