食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06330730535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、「母体の食事におけるラズベリー・リーフ茶の潜在的健康影響に関する第一次声明案」を公表 (前半1/2) |
| 資料日付 | 2024年7月23日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国毒性委員会(COT)は7月23日、2024年7月9日会合用の協議事項及び文書として、「母体の食事におけるラズベリー・リーフ茶の潜在的健康影響に関する第一次声明案」を公表した(TOX/2024/23、PDF版38ページ)。概要は以下のとおり。 1. 序説 栄養に関する科学諮問委員会(Scientific Advisory Committee on Nutrition(SACN))は前回の会合時、「母体、胎児、小児の栄養がその後の人生における慢性疾患の発症に与える影響(The influence of maternal, fetal and child nutrition on the development of chronic disease in later life、2011)」、及び、「生後1年間の栄養法(Feeding in the first year of life、2018)」に関する報告書において、子孫の健康に関連する母体の食事及び栄養に関して検討している。後者の報告書では、母乳育児が母体の健康に与える影響も考慮されている。 2019年、SACNは、妊娠中、出産、出産後24ヶ月までの母体の転帰に焦点を当て、栄養及び母体の健康に関し、リスク評価を実施することに合意した。SACNは、必要に応じ、他の専門家委員会に諮問し、関連するリスク評価を完了するよう要請することに合意し、化学物質の暫定リストを提案したが、当該リストは、後のCOTの議論により変更される可能性がある。毒性学的安全性の観点から作業範囲を定義すると共に、追加/削除可能な化学物質群/化学物質分類の候補の選抜に関して意見を求めるため、COTにスコーピング・ペーパーが提出された。 本作業の一環として、COTは妊娠中のハーブ・サプリメントの使用を検討することが有益であると判断した。スコーピング・ペーパーでは、妊娠中に一般的に使用されているハーブ・サプリメントについて検討された。これらは事例証拠(anecdotal evidence)や非公式情報源により、種々の利点があると主張され宣伝されている。スコーピング・ペーパーでは、食品法の下にて規制され、かつ、医薬品・ヘルスケア製品規制庁(MHRA)の権限内にある伝統的ハーブ医薬品とは見なされないハーブ系ダイエタリー・サプリメントに限定された。調査対象にはラズベリー・リーフが含まれ、これは、陣痛を誘発・促進し、陣痛期間を短縮することを目的として、妊娠中に最も広く摂取されている。 スコーピング・ペーパーが提出された後、COTはラズベリー・リーフについて、ヒト・動物・in vitroのデータが利用可能である点を指摘し、さらなる調査が必要であることに同意した。主たる懸念事項として、母体に対する一般毒性、胎児・胚の発達への影響、薬物との潜在的相互作用等が挙げられる。その他、子孫や子宮収縮力に対する潜在的影響も含まれる。 COTの勧告に基づき、妊娠中にラズベリー・リーフを使用することの安全性を評価するため、より広範範囲にわたる文献検索が実施された。本声明は、COTが導出した結論の要約である。 2. 背景 「用途」 レッドラズベリー(Rubus idaeus)の葉は、欧州において6世紀初頭から薬用に用いられてきた。当該植物は欧州、北米、温帯アジアに自生している。しかしながら、商用栽培されているのは、ブルガリア、マケドニア、ルーマニアを筆頭に、主として、中欧・東欧である。 伝統的に、ラズベリー・リーフは、月経痛や下痢の緩和、収斂性洗口液、結膜炎の治療等、多様な用途に利用されてきたが、最も一般的には、妊娠中に陣痛を誘発・促進し、陣痛期間を短縮する目的で摂取され、オーストラリアにおける直近の調査によると、妊婦の使用率は38%にも達する。2007年11月から2008年2月にかけてノーフォーク・アンド・ノリッジ大学病院のマタニティ・クリニックにて実施されたハーブ療法の使用に関する調査では、調査に回答した妊婦の23.7%がラズベリー・リーフを服用していると報告している。通常、お茶や錠剤として摂取されるが、チンキ剤として摂取されることもある。妊娠中にラズベリー・リーフを摂取することの効能として、つわりの緩和、分娩後の出血・流産・ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)の予防、母乳分泌の促進等も挙げられている。 「健康影響に基づく指標値」 長期に渡る使用歴にも関わらず、ラズベリー・リーフの安全性、有効性、作用機序を調査した研究は限られている。そのため、妊娠中のラズベリー・リーフの使用に関する健康影響に基づく指標値(Health-Based Guidance Value(HBGV))は設定されていない。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06330731535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8BIntroduction%20-%20the%20Potential%20Health%20Effects%20of%20Raspberry%20Leaf%20Tea%20in%20the%20Maternal%20Diet |
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