食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06320870306 |
タイトル | スペイン農業水産食糧省(MAPA)、2022年の人獣共通感染症に関する報告書を公表 (前半1/2) |
資料日付 | 2024年7月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | スペイン農業水産食糧省(MAPA)は、2022年の人獣共通感染症に関する報告書を公表した(公表日:記載なし、確認日:7月8日)。概要は以下のとおり。 (以下、目次及び各項目の内容から抜粋) 1. カンピロバクター症 ・ヒト確定症例数は20,797例(EU全体では137,107例)、最も頻繁に分離された細菌種は前年同様Campylobacter jejuni(約85.5%)であった。 ・食品検体分析での陽性率は43.17%であった。最も汚染されていたカテゴリーはウズラの生肉で71.43%(7検体を分析)であった。 ・動物検体分析(肥育用鶏及び肥育用七面鳥)においては、高い割合で本細菌が検出された(肥育用七面鳥で79.5%、肥育用鶏で61.0%)。 2. サルモネラ症 ・ヒト確定症例は8,777例で、前年と比べ大幅に増加(EU全体では65,208例)した。 ・35,974検体の食品分析での陽性数は907検体(2.67%)であった。100.0%の陽性率を示し、最も汚染されていた食品は、冷凍卵製品(5検体を分析)及び不特定の冷凍生魚製品(1検体)であった。 ・家きんの検体分析で、最も高い陽性率を示したのは肥育用七面鳥(17.9%)及び採卵鶏(6.92%)であった。 3. リステリア症 ・ヒト確定症例数は459例(EU全体では2,738例)であった。 ・食品検体分析での陽性率は0.68%であり、最も汚染されていた食品カテゴリーは、飲用の未殺菌牛乳(25%)(4検体を分析)であった。 ・動物検体採取は行われなかった。 4. 志賀毒素・ベロ毒素産生性大腸菌による感染症 ・ヒト確定症例数は663例(EU全体では7,117例)であった。2021年及び2022年には非常に顕著な増加傾向がみられている。 ・食品検体分析での陽性率は0.43%であった。最も汚染されていた食品カテゴリーは、生の冷蔵馬肉(11.11%)(9検体を分析)であった。 ・動物検体採取は行われなかった。 5. 結核 ・結核菌感染症のヒト確定症例は2,539例で、原因病原体の内訳は、ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)1,079例、ウシ型結核菌(M. bovis)41例、アフリカ型結核菌(M. africanum)10例、ヤギ結核菌(M. caprae)5例、その他18例であった。M. bovisは2021年の28例の約2倍となった。(EU全体での人獣共通感染症の結核菌感染症例は130例であり、このうち125例はM. bovisによるもの、他の5例はスペインのみで検出されたM. capraeによる症例である)。 ・97,651,124検体の食品分析では12,599検体(0.01%)が陽性であった。最も高い陽性率を示したのは飼育イノシシ(6.96%)であった。 ・家畜牛の有病割合は2017年以降減少傾向にあり、陽性の家畜牛群(rebanos de ganado bovino)は1,422(1.40%)となった。 ・有病割合が高かった生産部門は闘牛用牛群の4.64%で、食用牛群は1.49%であった。 ・EUでは17の加盟国が公式に清浄となっており、EU全体の牛群の有病割合は0.61%となっている。有病割合が1%を超えるのはアイルランド(4.6%)及びスペイン(2.5%)のみである。 6. ブルセラ症 ・ヒト確定症例は17例(EU全体では198 例)であった。 ・牛及び小型反すう動物において陽性群の数は年々減少しており、2022年はすべて陰性であった。 ・食品では、チーズ5検体が分析され、すべて陰性であった。 7. トリヒナ症 ・ヒトの届出率は住民10万人あたり0.002例(EU全体では同0.01例)であった。 ・動物の陽性率は0.001%であった。最も高い陽性率を示したのは野生のイノシシで0.30%であった。EUにおいて陽性の野生イノシシが多く見つかったのはスペイン(643頭)及びポーランド(188頭)であった。 8. エキノコックス症(略) 9. エルシニア症 ・ヒト確定症例は1,015例(EUでは7,919例)であった。 ・様々な食品から169検体を検査し、4検体が陽性であった。最も高い陽性率を示したのは豚の生肉で66.67%(3検体を分析)であった。 ・動物検体分析は行われなかった。 10. トキソプラズマ症 ・先天性トキソプラズマ症3例が報告された。 ・食品検体採取は行われなかった。 ・めん羊及び山羊の計153検体が分析され、そのうち15検体がToxoplasma gondii陽性であった。最も高い陽性率を示したのは山羊の25.0%であった。 11. 狂犬病(略) 12. Q熱 ・ヒト確定症例は440例(EU全体では719例)であった。 ・牛、めん羊、山羊の疑いのある222群が分析され、75群が陽性(33.8%)であった。最も多く感染が見られたのは小型反すう動物であった。 13. ウエストナイル熱(略) 14. 野兎病(略) 15. その他人獣共通感染症及び人獣共通感染症病原体 ・嚢虫症(Cysticercus) 各自治州で分析された計50,443,447点の動物検体のうち、184,525検体が陽性であった(陽性率0.37%)。豚については、最も多い40,115,220検体が分析され、陽性率は0.007%であった。最も高い陽性率を示したのはめん羊(2.489%)、続いて山羊(2.042%)であった。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06320871306) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スペイン |
情報源(公的機関) | スペイン農業水産食糧省(MAPA) |
情報源(報道) | スペイン農業水産食糧省(MAPA) |
URL | https://www.mapa.gob.es/es/ganaderia/temas/sanidad-animal-higiene-ganadera/sanidad-animal/zoonosis-resistencias-antimicrobianas/zoonosis.aspx |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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