食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06290780160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、乳用牛に使用する飼料添加物としてのクロムDL-メチオニン錯体の安全性及び有効性に関する評価を公表 |
資料日付 | 2024年5月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は5月22日、乳用牛に使用する飼料添加物としてのクロムDL-メチオニン錯体の安全性及び有効性に関する評価を公表した。概要は以下のとおり。 ・安全性評価RP16:乳用牛に使用する飼料添加物としてのクロムDL-メチオニン錯体の安全性及び有効性に関する評価 ・要旨 2021年1月、Zinpro Animal Nutrition社(以下、「申請者」)からFSAに対し、クロムDL-メチオニン錯体(Availa(登録商標)Cr)のカテゴリー「畜産学的(zootechnical)」添加物、機能グループ「その他の畜産学的添加物」とする飼料添加物としての認可を求める申請が提出された。この添加物はDL-メチオニンのクロム錯体であり、完全飼料(水分含量12%)におけるクロム(Cr)の最小用量0.2 mg/kg及び最大用量0.5 mg/kgでの使用が提案されており、乳用牛の乳量増加を意図するものである。 この飼料添加物は、欧州食品安全機関(EFSA)により認可申請が評価され、その評価結果は2020年に発行された。FSA及びスコットランド食品基準局(FSS)は、EFSAの意見書を含む入手可能な情報を見直し、ドシエの「同一性及び特性評価」、並びに「安全性」のセクションについて結論を出した。添加物の「有効性」についての結論は、得られていなかった。 動物用飼料・飼料添加物合同専門家グループ(AFFAJEG)、及びその後継機関である動物用飼料諮問委員会(ACAF)は、ドシエの「有効性」セクション及び申請者が提出した補足情報を見直し、FSA/FSSのドシエ評価に対して助言するよう求められた。 FSA/FSSは、EFSAの意見書を含む入手可能な情報のレビューに基づいて結論し、当該添加物は、クロムの最大用量0.5 mg /kg完全飼料で使用される場合、対象動物種に対して安全であり、安全マージンは10倍であることを確認した。当該添加物は環境に対して安全であると考えられる。In vivo遺伝毒性試験のエビデンスの重み、クロム(III)及びその塩の遺伝毒性及び発がん性に関する過去の評価、並びに食餌を介して予想される限定的なばく露に基づいて、当該添加物が最大用量0.5 mg/kg完全飼料で乳用牛に使用される場合、消費者にとって安全であると考えられる。当該添加物は目や皮膚を刺激するものではなく、皮膚感作性をもつものである。当該添加物の不確実性及び高い発塵可能性を考慮すると、吸入による使用者及び作業者のばく露を最小化する措置を講じるべきである。 FSA/FSSはACAFの助言に基づき、当該添加物は、推奨される用量0.2~0.5 mg/kg完全飼料(水分含量12%)で、乳用牛の乳量増加に対する有効性をもつ可能性があると結論した。 AFFAJEG/ACAFの見解は、FSA/FSSの意見を示す安全性評価において考慮されている。本文書は、2023年に公表された前回の安全性評価に代わるものである。 FSAによる前回の評価は、以下のURLから閲覧可能(2023年8月18日付)。 https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06140681160 EFSAによる評価は、以下のURLから閲覧可能(2020年2月26日付)。 https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu05330470149 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | https://www.food.gov.uk/research/research-projects/safety-assessment-rp16-chromium-chelate-of-dl-methionine |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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