食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06180981295
タイトル 国連食糧農業機関(FAO)、「新たな食料源及び生産システムに関する食品安全予測技術会議」のサマリー及び結論を公表 (後半2/2)
資料日付 2023年12月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06180980295)

「データギャップ及び研究ニーズ」
#植物由来食品
・動物由来食品の安全性に関する研究が、必ずしも植物由来食品にそのまま反映されるとは限らず、さらなる評価が必要となる可能性がある。例えば、流通チェーン全体における包装状態及び保持温度に左右される胞子の種類及び由来源、病原性細菌の生存及び繁殖の可能性など、植物由来食品に特化した微生物学的研究は限られている。
・アレルゲン性研究におけるギャップには、植物由来タンパク質へのばく露の増加、及び、伝統的に食用として用いられていない植物が植物由来食品に利用された場合の食物アレルギーの可能性に由来する食品安全上のリスクが含まれる。
・植物由来食品中のマイコトキシンに関する研究はあるが、これらの食品に含まれる修飾されたカビ毒及び新興マイコトキシン(masked and emerging mycotoxins)の存在に関する領域において知見は限られている。
・植物由来食品中のパーフルオロ化合物やポリフルオロ化合物(PFAS)、医薬品や動物用医薬品の残留物、重金属、及び/又はマイクロプラスチック及びナノプラスチックのような環境汚染物質については、さらなる研究が必要となる可能性がある。
・植物二次代謝産物(特に伝統的に食用として用いられていない植物のもの)の毒性学は、更なる研究が重要となる分野である。
#精密発酵
・精密発酵中に特定の汚染物質をリアルタイムでコスト効率よく適切に監視するための検出技術の欠如は、依然として重要なギャップである。
・安全性評価に資するためのアレルゲン性に関する追加的な研究は、精密発酵によって製造された製品を評価する上で貴重なものとなる可能性がある。
#3Dフードプリンティング
・3Dプリント食品に構造の安定性を付与するために適用されるレーザー調理など、いくつかの新たなポスト-プリンティング・メソッドが食品の安全性に及ぼす影響に関する情報は限られている。
・家庭で使用することを意図した3Dフードプリンティング機器、関連消耗品、及び出来上がった製品と消費者がどのように相互作用する可能性があるのか、並びに要求される衛生慣行を消費者はどのように維持するのかについての我々の理解にはギャップが存在する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL https://www.fao.org/3/cc8832en/cc8832en.pdf
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