食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06180980295 |
| タイトル | 国連食糧農業機関(FAO)、「新たな食料源及び生産システムに関する食品安全予測技術会議」のサマリー及び結論を公表 (前半1/2) |
| 資料日付 | 2023年12月6日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 国連食糧農業機関(FAO)は、「新たな食料源及び生産システムに関する食品安全予測技術会議」のサマリー及び結論を公表した(公表日記載なし、確認日:12月6日)。概要は以下のとおり。 ・開催:2023年11月13~17日、ローマ本部 「新たな食料源及び生産システム(NFPS)に関する食品安全予測技術会議」は、「食品安全予測プログラム」の活動の一環として、FAOの食料システム・食品安全部により開催された。会議の主な目的は、(1)植物由来食品、(2)精密発酵の新たな応用、(3)3Dフードプリンティングに関連する食品安全上の課題を評価することであった。また、予測演習を通じて、NFPSがどのようなものとなる可能性があるかという将来的な展望を示すことも会議の目的であった。 (中略) 本文書では、会議の主要な結論を要約し、3つの重点分野に関連するデータギャップ及び研究ニーズを概説する。会議の審議内容を含む完全な報告書は、今後数ヶ月のうちに発表される予定である。 (中略) 「結論及び今後」 #包括的結論 ・概して、検討中のNFPSに関連する食品安全上のハザードは、従来の食品に関連するものと同様である。しかし、新たな生産・加工技術は、特定のNFPSに特有の事象をもたらす可能性があり、食品安全上の観点から細心の注意を払う必要がある。 ・新たな食料源の安全性評価を行う際には、最終製品の用途を重要視すべきである。 ・コーデックス規格に含まれる規定は、新たな食料や生産システムにも適用される。NFPSには、さらなるリスク分析が必要となる食品安全上特有の側面や影響がある可能性があり、既存規格の改訂及び/又は新たな規格の起草につながる可能性がある。 ・会議にて実施された予測演習を通して、NFPS分野のような食品安全に影響を及ぼす新興分野への対応が遅れないようにするためには、先見的アプローチを適用することの重要性が浮き彫りにされた。このような先見的アプローチは、食品安全コミュニティの戦略的対応力を向上させ、課題に積極的に対処するのみならず、このような新興分野がもたらす可能性のある機会を最適化する。 #植物由来食品 ・植物由来食品の安全性への影響は、機能性原料を得るために植物の栽培・収穫・保管・輸送・加工が、どのように行われるかに依存する。 ・新たな植物由来の食品原料は持続可能な利点をもたらす可能性がある一方で、食品が伝統的に食用として用いられていない植物に由来する場合、特にその植物が主成分である場合には、新たなハザードがもたらされ、既知のハザードへの消費者のばく露も増加する可能性がある。 懸念されるのは、植物生産の性質上、消費者の毒素、農薬、重金属へのばく露が増加する可能性である。新たなタンパク質の摂取、または植物由来タンパク質の摂取の増加に起因するアレルゲン性についても、特定の評価が必要となる可能性がある。 ・消費者は、植物由来食品を、従来の動物由来食品よりも微生物学的に安全であると認識する可能性があり、植物由来食品に対して、調理や保存などの際に、従来の動物由来食品と同程度の適切な取り扱いを行わない可能性がある。これは、適切な表示及び消費者教育によって軽減することが可能であるものの、さらなる食品安全リスクにつながる可能性がある。 #精密発酵 ・精密発酵は新たな技術ではなく、何十年もの間、様々な食品原料の生産に用いられてきた。それにもかかわらず、この分野は急速に発展しており、新たな技術や応用に起因する食品安全上の課題が生じる可能性があり、食品安全コミュニティによる継続的なリスク評価が必要となる。 ・精密発酵の新たな応用に関する安全性の検討事項には、既存のアレルゲンを模倣するタンパク質、アレルゲンとなりうる様に改変されたタンパク質、あるいはこれまでアレルゲンとして同定されていなかった可能性があるタンパク質によるアレルギー誘発リスクがある。適切な安全性評価、表示及び消費者へのメッセージは、アレルゲンリスクに対処する上で引き続き重要なツールとなる。 ・精製工程及び最終製品の標的純度のばらつきは、食品安全上の課題をもたらす可能性がある。 ・精密発酵により生産された原料の商業化には、実験室から産業規模への移行が必要である。この規模拡大は、特に代替原料の調達、菌株の安定性の確保、規模拡大に適したハザード管理対策の開発において、食品安全に関連する課題をもたらす可能性がある。 ・定められた安全管理ガイドラインに沿った精密発酵製造の効果的な監視は、製造中の汚染防止に重要な要素である。 #3Dフードプリンティング ・3Dフードプリンティングは新たな食品製造方法であるが、これに関連する潜在的ハザードのほとんどは他の食品製造工程と共通であり、既存の食品安全リスク評価及び適切な衛生プロトコルに従うことで対処できる可能性がある。 ・3Dフードプリンティングは、他の食品イノベーションを可能にする技術となりうるが、食品イノベーション自体が食品の安全性に影響を及ぼす可能性がある。 ・他の食品加工機器と同様に、 (1) 機械及び関連消耗品の開発過程において、衛生面に配慮した設計原則を用いるべきである。これは、潜在的な食品安全上の問題の防止に役立つ。 (2) 潜在的な食品安全上のリスクを最小化するには、家庭用3Dフードプリンターの衛生的な使用に関する消費者教育が重要である。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06180981295) |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
| 情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
| URL | https://www.fao.org/3/cc8832en/cc8832en.pdf |
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