食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06180640104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、カンタロープに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表(初報及び続報) (前半1/2)
資料日付 2023年12月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月17日(初報)、11月24日、11月30日及び12月7日(続報)、カンタロープ・メロンに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
・12月7日付け情報
1. 12月6日時点で、サルモネラ属菌の集団感染株(Salmonella Sundsvall、及びS. Oranienburg)のうちの1種類に感染した230人が38州(ミネソタ州、ウィスコンシン州、テキサス州他)から報告されている。発症日は2023年10月16日から2023年11月20日までである。情報が得られた185人のうち、96人(52%)が入院した。3人の死亡者(ミネソタ州から2人、オレゴン州から1人)が報告されている。
2. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、多くの様々な種類の情報を収集する。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。
・年齢(n=227) 範囲:1歳未満~100歳、年齢中央値:59歳、5歳以下:27%、65歳以上:47%
・性別(n=229) 男性:54%、女性:46%
・人種(n=171) 白人:85%、アフリカ系米国人/黒人:10%、アジア系:3%、アメリカ先住民又はアラスカ先住民:1%、複数人種を報告:1%
・民族(n=170) 非ヒスパニック系:88%、ヒスパニック系:12%
3. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の一週間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた105人のうち、78人(74%)がカンタロープを喫食したと報告した。この割合は、FoodNet住民調査(下痢性疾患に関連する様々な食品の喫食頻度を推定するのに役立つ調査)でカンタロープを喫食すると報告した回答者の19.6%よりも有意に高かった。カンタロープを喫食したと報告した78人のうち、特に42人はカット済みのカンタロープを、18人は丸ごとの(whole)カンタロープを喫食したと報告した。
 24人が発症時に長期介護施設に入所していた。聞き取り調査を受けた12人のうち、9人がカンタロープを喫食したと報告した。
 23人の小児が発症時に保育所に通っていた。情報が得られた20人の小児のうち、13人がカンタロープを喫食した。
4. 228人の検体由来の細菌の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、いずれの抗菌性物質への耐性も予測されなかった。更なる情報は全米薬剤耐性監視システム(NARMS)のwebサイトで閲覧可能である。
5. 前回の更新以降、カット済みカンタロープのリコールが2件追加された。
 11月30日、Cut Fruit Express社は、消費期限(use-by dates)が11月4日から11月6日のカット済みカンタロープ製品をリコールした。
 12月5日、TGD Cuts社は、消費期限が11月2日から11月24日のカット済みカンタロープ製品をリコールした。
 全てのカンタロープのリコール情報は、以下のFDAのwebサイトに掲載されている。
https://www.fda.gov/safety/major-product-recalls/2023-recalls-food-products-associated-cantaloupes-due-potential-risk-salmonella
・11月30日付け情報
1. 11月28日時点で、感染者数は117人(34州)、情報が得られた103人のうち、61人(59%)が入院した。ミネソタ州から2人の死亡者の報告があった。
2. 前回の更新以降、さらに3件のリコールが発出された。
 2023年11月27日、Kwik Trip社はカット済みカンタロープ及びフルーツミックスをリコールした。
 11月28日、Bix Produce社はカット済みフルーツカップをリコールした。
 11月29日、GHGA社はKroger、Sprouts Farmers Market、及びTrader Joe’sで販売されたカット済みカンタロープ製品をリコールした。
3. CDCは、リコール対象の果物を喫食しないこと、またMalichitaあるいはRudyブランドのカンタロープのどちらかが使用されたかわからない場合は、カット済みカンタロープを喫食しないよう勧告している。CDCはまた、長期介護施設、託児所、病院、その他サルモネラ感染症の重症化リスクが高い人々を介護、養育、看護等する施設に対し、リコール対象の果物を提供しないこと、またMalichitaあるいはRudyブランドのカンタロープが使用されたかどうかわからない場合は、カット済みで供給されたカンタロープを提供しないよう勧告している。
・11月24日付け情報
1. 11月24日時点で、感染者数は99人(32州)、情報が得られた77人のうち、45人が入院した。ミネソタ州から2人の死亡者の報告があった。
2. 2023年11月22日、丸ごとの及びカット済みカンタロープの更なるリコールが発出された。Trufresh社はリコールを再度拡大し、全てのMalichitaブランド及びRudyブランドの丸ごとのカンタロープを対象とした。Crown Jewels社は、Malichitaブランドの丸ごとのカンタロープをリコールした。CF Dallas社は、リコール対象のカンタロープを含むカット済みフルーツ製品をリコールした。

(後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06180641104)
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/sundsvall-11-23/index.html
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