食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06160230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ジモキシストロビンの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表 (前半1/2)
資料日付 2023年10月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月30日、有効成分ジモキシストロビン(dimoxystrobin)の農薬リスク評価のピアレビューの結論(2023年9月28日承認、38ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8329)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条に基づき提出された有効成分の承認更新の手続きを規定する。これらの有効成分のリストは、欧州委員会施行規則(EU)No 686/2012により制定されている。ジモキシストロビンはそのリストに登録された有効成分の1つである。
 規則(EU) No 844/2012第1条に従って、報告担当加盟国(RMS)及び共助報告担当加盟国(co-RMS)はBASF社から有効成分ジモキシストロビンの承認更新の申請を受理した。さらにBASF社は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第7条の規定に従って最大残留基準値(MRL)の申請と、規則(EC) No 396/2005第12条に準拠したジモキシストロビンの既存のMRLのレビューを受けた補強データを提出した。
 RMSは、更新評価報告書(renewal assessment report:RAR)において、ジモキシストロビンに関するドシエの最初の評価を提出し、その後RMSの評価に関する農薬リスク評価のピアレビューがEFSAにより実施された。
 ピアレビュー過程の終了前、2023年5月に開催された欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医薬品-法律部門」(ScoPAFF))の会合において、リスク管理者らは、有効成分ジモキシストロビンの承認の不更新を支持した。不更新の決定は、欧州委員会からの特定の委任事項を受けてEFSAが2022年10月に公表した声明において結論したとおり、全ての代表的な用途に関して、全ての関連するFOCUS(Forum for the Coordination of Pesticide Fate Models and their Use)(※訳注1)の地下水シナリオに代表される地質学的条件において、地下水に関連する代謝物505M08及び505M09(訳注:物質名は付録D参照)による地下水汚染の可能性が高いことに基づく。
 本有効成分に関する将来の作業を促進するため、特に農薬のMRLに関する規則(EC) No 396/2005の文脈において、2023年6月、さらなる特定の委任事項により、欧州委員会は、それまでに利用可能なピアレビュー過程の全ての結果を含め、有効成分ジモキシストロビンの農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を採択し公表する必要を確認した。
 哺乳類以外の非標的生物に関するジモキシストロビンの内分泌かく乱特性に関してリスク評価はまだ完了していないが、欧州委員会は、その件は規則(EC) No 396/2005に基づく目前の作業に関連しないため、申請者に追加情報を要請する必要はないと確認した。
 以下の結論がピアレビューにより導出された。
 EUレベルで提案された、葉への圃場散布による油糧ナタネとヒマワリへの殺菌剤としてのジモキシストロビンの代表的な用途は、標的の病原菌に対して有効な殺菌剤の効果がある。
 データパッケージの評価では、確定できなかった問題や、素性(identity)、物理化学的特性及び分析法に関する重要な懸念領域に記載される必要がある問題はなかった。

(後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06160231149)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8329
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