食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06160070535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、母親の食生活におけるヒ素による潜在的リスクに関する声明書(第一稿)(TOX/2023/55)を公表 (1/3) |
| 資料日付 | 2023年10月12日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | (この記事は 1 / 3 ページ目です) 英国毒性委員会(COT)は2023年10月12日、母親の食生活におけるヒ素による潜在的リスクに関する声明書(第一稿)(TOX/2023/55)を公表した。概要は以下のとおり。 序論 栄養に関する科学諮問委員会(Scientific Advisory Committee on Nutrition (SACN))は、報告書「母体、胎児、子供の栄養摂取が後年の慢性疾患発症に与える影響」(2011年発行)と「生後1年目の食事」(2018発行)において、子供の健康に関して母親の食生活と栄養を検討した。後者の報告書では、母乳育児が母親の健康に与える影響も考慮された。 2019年、SACNは、妊娠、出産、出産後24か月までの妊産婦の転帰に焦点を当てた、栄養と妊産婦の健康に関するリスク評価を実施することに合意した。これには、化学汚染物質や食生活における過剰栄養素の影響も含まれる。 SACNは、例えば食品安全に関するアドバイスの領域など、必要に応じて他の専門委員会に相談し、関連するリスク評価を完了するよう依頼することに同意した。この課題は、2020年1月の会議におけるホライズン・スキャニングの項目で最初に議論され、2020年7月に評価方法書(scoping paper)が委員会に提出された。これには、SACNが提案した化学物質の暫定リストに関する背景情報が含まれていた。化学物質の暫定リストは、毒性学的リスク評価のプロセスを指導することになる食品・消費者製品・環境中の化学物質の毒性に関する委員会(COT)の議論を受けて、候補化学物質または化学物質クラスの追加または削除などの変更が可能性であることが指摘された。このリストは、2020年9月に追加情報を添えてCOTに持ち帰られた。会議での議論の結果、いくつかの成分に関する文書(paper)を優先させることが合意され、この目的を達成するために、ヨウ素、ビタミンD、および栄養補助食品に関する文書が委員会に提出されたか、または提出される予定である。化合物の残りのリストは、毒性とばく露に基づいて選別されることになった。 COTによるリスク評価を検討する物質に関する最初の優先順位付け文書の議論の後、委員会は、重金属(鉛、水銀、カドミウム、ヒ素(As))のそれぞれを個別の文書で検討することを決定した。 審議文書(TOX-2023-20)が2023年3月の会議における委員会に提出され、総ヒ素(tAs)と無機ヒ素(iAs)のトキシコキネティクス、毒性、ベンチマーク用量モデリング、推定ばく露量に関する情報が提供された。委員会は、Asの潜在的なエピジェネティックな影響に関してはより詳細な情報が必要であること、また、総ばく露評価では、平均的な食事摂取者の推定ばく露量と最高水準(high end)の摂取者の推定ばく露量を明確にするために改善が必要であることを強調した。 附属書Aは、食生活と環境におけるヒ素が妊産婦の健康にもたらすリスクについて論じた表明書(第一稿)であり、委員会の主要な議論と結論を要約したものである。附属書Aには、委員会が要求した最新のばく露評価も含まれている。エピジェネティック効果に関する追加情報は、TOX/2023/54(※訳注)に記載されている。 委員会への質問 委員会は、次の1-4について検討するよう求められている。 1. この声明書の構成または内容についてコメントはあるか？ 2. 改訂された総ばく露評価とそれに続く結論についてコメントはあるか？ 3. 欧州食品安全機関(EFSA)がヒ素に関する評価を更新中であることを考慮し、委員は、この意見書が公表されるまで待ち、本声明書の次稿に組み込むことを希望するか？ 4. 他に何かコメントはあるか？ (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06160071535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源（公的機関） | 英国毒性委員会（COT） |
| 情報源（報道） | 英国毒性委員会（COT） |
| URL | https://cot.food.gov.uk/First%20Draft%20Statement%20on%20the%20Potential%20Risks%20from%20Arsenic%20in%20the%20Maternal%20Diet |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。