食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06140230378 |
タイトル | 欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物薬剤-法律部門」、委員会議事録(委員会開催日:2023年9月22日)(要約)を公表 (前半1/2) |
資料日付 | 2023年9月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医剤-法律部門」は委員会議事録(委員会開催日:2023年9月22日)(要約)を公表した。概要は以下のとおり。 A.01、A.02、A.03 省略 C 規則草案の審議 C.01 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に準拠した有効成分グリホサート(glyphosate)の認可を更新し、欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011を改正する欧州委員会施行規則草案に関する本常任委員会の審議 ・欧州委員会は、様々なステークホルダー(欧州農薬行動ネットワーク(Pesticide Action Network(PAN) Europe)、健康及び環境アライアンス(Health and Environment Alliance (HEAL))、第三国数か国及び Generations Futures)から受理した書簡を欧州連合(EU)加盟国に紹介した。欧州委員会は、2023年10月6日までに、PAN Europe及びGenerations Futuresが提起した議論に対し回答するよう欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州化学品庁(ECHA)に要請した。欧州委員会は、前回の更新報告書草案に対する意見に基づき行われた修正に焦点を当て、セクションごとに報告書草案を説明した。 ・収穫前の乾燥に用いるグリホサートの禁止案に関し、加盟国がいくつかの農業システムのために、特に、温室効果ガス排出と窒素使用の削減に繋がる保全農業における被覆作物を除去するために、収穫前の乾燥用途は重要であると説明した。他の加盟国は、個々の植物保護製剤(plant protection product:PPP)は国のレベルで認可されなければならず、今は農業生産工程管理を遵守した評価が実施される必要があるため、そのような禁止の必要性に疑問を呈した。欧州委員会は、どの乾燥用途が認められないのかをより明確に特定するために、様々な文章中の関連する部分を修正することを提案し、加盟国は同意した。 ・加盟国は、EFSAの結論においてデータギャップが特定された補助剤に関し、牛脂アミンに関し2016年実施されたように、グリホサートを含有する製品中での使用を禁止する必要があるかと質問した。欧州委員会は、EFSAの結論は、この補助剤に関する禁止の根拠を示す懸念を特定しなかったと述べた。さらに、欧州委員会は、規則(EC) No 1107/2009に準拠し、PPPの認可申請を評価する場合、加盟国には全ての補助剤を評価する責任があり、審議中の規則草案は、許容されない補助剤を規則(EC) No 1107/2009附属書IIIに追加する手続きを定めた欧州委員会施行規則(EU) 2023/574に規定された許容されない補助剤の特定基準を述べている、と説明した。 ・ある加盟国は、生物多様性への間接的な影響に関連する更新報告書における広範な説明が、他の有効成分に対し類似の取扱いを求める前例になるとの懸念を表明した。欧州委員会は、EFSAの結論が同等の知見を含む他の物質に対し、同様の説明が必要である可能性があると同意した。 ・ 加盟数か国は、製剤の認可申請の評価中に除草の代替法を検討する要件が、各国の管理当局の負担となり、地域(zonal)の認可プロセスの期間にどのような影響がでるか明確ではないと懸念した。さらに、これらの加盟国は、グリホサートの生物多様性への間接的な影響に関する補強情報の評価は、次回の更新と重なる可能性があると非難した。生物多様性に関する追加のモニタリングにさらなる何らかの価値があるのかとの疑義が表明された。いくつかの加盟国が考えるには、原則的に既存の法律と戦略文書(Biodiversity Strategy等)で十分であり、グリホサートの承認更新の文脈において生物多様性への間接的影響に対応することに正当な理由はなく、そのような問題は、広範囲にわたるため、また、加盟国ごとに状況は様々なため、水平的なレベルで対応する必要がある。 ・ 欧州委員会は、提案した方法は、生物多様性への間接的影響の評価のための調和のとれた方法論が利用可能になるまで、加盟国に最大の柔軟性を提供することを目的にしていると説明した。そのようなガイダンスの作成は複雑な作業であり、規則中に(ガイダンス作成の)締切りを設定することは不可能である。しかしながら、欧州委員会は、承認更新規則の採択後速やかにガイダンスを作成するようEFSAに委任することを約束した。申請者が補強情報を提出するために必要な時間に関して、ほ場試験が必要であり1シーズン以上継続するため、1年以上を必要とするであろう。したがって、ガイダンスが利用可能になった後、データを提出する時間は、必要なデータを作成するために十分かつそのような場合に通常付与される時間(2年間)よりも長くする必要がある。欧州委員会はまた、各物質はケースバイケースで評価されることを想起し、ピアレビューとEFSAの結論がそのような必要性を特定した場合、同様の方法がとられるであろうと強調した。 ・ ある加盟国は、生物多様性への間接的な影響が特定され、除草に関する実際的な代替法が存在する場合、グリホサートを含有するPPPを不認可とすることは義務なのかと質問した。他の加盟数か国は、グリホサートは被代替の候補(※訳注)の基準を満たさず、比較評価を義務付ける法的根拠はないと強調した。欧州委員会は、規則(EC) No 1107/2009(PPP規則)第50条第2項における比較評価に関する表現を想起したが、加盟国が生物多様性に対する間接的な影響を特定した場合、認可において適切な条件と制限を定める義務を含めることを提案した。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06140231378) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州委員会(EC) |
情報源(報道) | 欧州委員会(EC) |
URL | https://food.ec.europa.eu/document/download/833022f8-3631-425c-bc5c-a5156d31a54f_en?filename=sc_phyto_20230922_ppl_sum.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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