食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120640106
タイトル 米国食品安全検査局(FSIS)、ウエルシュ菌のマーケットバスケット調査結果に関する報告書を公表
資料日付 2023年8月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品安全検査局(FSIS)は8月18日、ウエルシュ菌(Clostridium perfringens)のマーケットバスケット調査結果に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 FSISは8月16日、FSISウェブサイトに「ウエルシュ菌マーケットバスケット調査」を掲載した。2021年5月、FSISは食品緊急対応ネットワーク(FERN)の検査所を通じて、連邦政府の検査対象である、小売店で販売される特定の非加熱喫食用(RTE)食肉及び家きん肉製品中のウエルシュ菌レベルを評価する調査を委託した。当該研究の目的は、注入処理した(injected)七面鳥胸肉やローストビーフ等、大型(large mass)の加工処理済み(non-intact)製品による消費者への潜在的なリスクを判断することであった。
 当該研究では、大型のRTE製品(その物理的なサイズのため長時間の冷却時間を必要とする)に焦点を当てた。FSISは、「2021年FSIS食肉及び家きん肉製品の安定化ガイドライン(付属書B改訂版)」において、これらの製品の科学的ギャップを特定した。付属書Bの冷却オプションは、冷却中に食肉及び家きん肉製品中のウエルシュ菌の増殖が1 log10以下であるというFSISの規制上の実施基準を満たすように設定されている。
 FERN検査所は、当該調査のために小売店で購入した大型の(直径4インチ(約10 cm)又は8ポンド(約3.6 kg)より大きいもの)、加工処理済みのRTE食肉及び家きん肉製品の検体を採取した。本研究で使用された製品には、セロリ粉末等の天然由来の抗菌物質を含む、硝酸塩/亜硝酸塩等の抗菌剤は含有していない。当該研究では、494検体中1検体のみが陽性を示し、そのウエルシュ菌のレベルは低い(1.08 log10 cfu/g)ことが確認された。
 当該研究の結果により、付属書B改訂版に記載されているこれらの製品の冷却パラメータに従うことでリスクが最小となることが示された。したがって、事業者は、これらの製品に対して特定されている、あまり厳しくない冷却手順を引き続き使用することができる。当該調査は基準値(baseline)を把握するために計画されたものではないため、FSISは当該結果に基づいて規制上の実施基準を変更する予定はない。
 当該調査結果(2023年8月10日、3ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.fsis.usda.gov/sites/default/files/media_file/documents/Clostridium_Perfringens_Market_Basket_Study_Results_2021-0013-Rel.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品安全検査局(FSIS)
情報源(報道) 米国食品安全検査局(FSIS)
URL https://www.fsis.usda.gov/news-events/news-press-releases/constituent-update-august-18-2023
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。