食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990700348
タイトル フィリピン農業省稲研究所(DA-PhilRice)、Malusogライス(ゴールデンライス)商業化に向けた進捗について公表
資料日付 2022年12月28日
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概要(記事)  フィリピン農業省稲研究所(DA-PhilRice)は12月28日、Malusogライス(ゴールデンライス)商業化に向けた進捗について公表した。概要は以下のとおり。
 この雨季、全国17カ所のパイオニア生産地において100トン以上のβカロテン強化Malusogライスの新稲が収穫された。
 初の収穫は、ビタミンA欠乏症及(VAD)や栄養失調のリスクが認められている未就学児、及び妊娠・授乳中の母親のいる世帯への配布に向け、精米される。
 アンティーケ州Rhodora Cadiao知事はこの収穫に謝意を表し、Malusogライスは同州の未就学児及び就学児のVADの問題に取り組む方法のひとつになると述べる。
 VADは、視力の低下、ウイルス感染症などに罹患しやすくなる免疫機能の低下、成長及び発達の遅れにつながる可能性がある。
(中略)
 カタンドゥアネス州のViga及びViracでは、最初の世帯配布用として、Malusogライスのプロモーションパックをすでに受け取っている。カタンドゥアネス州は、βカロテン強化品種を受け取る七つの試験州の一つである。
 フィリピン科学技術省食品栄養研究所が実施した拡大国民栄養調査によると、同州は国内で最も栄養失調の発生率が高い州の一つである。
 配布活動は、DA-PhilRice、国際稲研究所(IRRI)、及びカタンドゥアネス州の地方自治体との協力で実施された。
 Malusogライス(ゴールデンライス)は、国立種子産業協議会(NSIC)に登録された最初の品種「Malusog1(NSIC 2022 Rc 682GR2E)」にちなんで商標化されている。
 現在、DA-PhilRice及びIRRIは商業生産に向け、協力機関と共同で種子繁殖を行っている。今回の供給は、栄養失調、特にVADの発生率が高い州におけるプロモーション及び最初の配布用に使用される。
 Malusogライスは、より多くの種子供給が可能になり次第、2024年後半に完全に商業化される見込みである。
(※訳注)
 2021年7月、フィリピン農業省植物産業局(DA-BPI)はゴールデンライス商業栽培のためのバイオセーフティ許可証を発行している。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu05660680348
地域 アジア
国・地方 フィリピン
情報源(公的機関) フィリピン農業省
情報源(報道) フィリピン農業省稲研究所(DA-PhilRice)
URL https://www.philrice.gov.ph/malusog-rice-harvested/
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