食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05780060149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価7改訂6に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年2月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月14日、香料グループ評価7改訂6(FGE.07REV6):化学グループ5の飽和及び不飽和脂肪族第二級アルコール類、ケトン類並びに第二級アルコール類と飽和直鎖又は分岐鎖カルボン酸のエステル類に関する科学的意見書(2021年12月15日採択、62ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7090)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、香料グループ評価07(FGE.07)に割り当てられた55の香料物質を、欧州委員会規則(EC)No 1565/2000に定める手順を用いて評価するよう要請された。
 53の香料物質はFGE.07及びその改訂において既に考察された。本改訂6は、香料グループ評価201改訂2(FGE.201Rev2)において遺伝毒性に関して問題がないとされた4-メチル-3-ヘプテン-5-オン(4-methyl-3-hepten-5-one [FL-no: 07.261])、及び香料グループ評価204改訂1において遺伝毒性に関して問題がないとされたノン-2-エン-4オン(non-2-en-4-one
, [FL-no: 07.187])の二つの追加物質を含む。
 これら香料物質は、構造活性相関、現在の用途からの摂取量、毒性学的懸念の閾値(TTC)及び代謝と毒性に関する入手可能なデータに関する情報を統合する段階的な手法によって評価された。
 FAFパネルは、55の全ての香料物質がMSDI (Maximised Survey-derived Daily Intake法(※訳注1)に基づき推定した食事摂取量において安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。これらの香料物質の安全性評価に加えて商業用材料の規格も考察され、適切であることが判明した。全ての香料物質に対する標準及び最大使用レベルが利用可能であった。新たに追加されたFL-no: 07.187及び07.261を含む52の香料物質に関して、それらのmTAMDI(modified Theoretical Added Maximum Daily Intake)法(※訳注2)の推定値は構造クラス(I及びII)に対するTTCを上回った。したがって、これらの52の香料物質に関して、安全性評価を終了するために用途及び使用レベルに関するより詳細なデータが提出されるべきである。
(※訳注1)Maximized Survey-Derived Intake(MSDI)法:香料の摂取量を推計する手法の一つであり、ある地域で1年間に使用されたと考えられる香料の量を、その地域の10%の人口が均等に消費したと仮定して算出する。Per Capita intake Times Ten(PCTT)法ともいう。
https://www.fsc.go.jp/yougoshu/kensaku_bunseki.html
(※訳注2)mTAMDI(modified Theoretical Added Maximum Daily Intake)法:食品分類毎(6分類)に食品摂取量と香料の添加率を掛け合わせ、それらを累計して得られる値を採用する推定法。欧州で採用。
https://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20090420te1&fileId=113
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7090
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