食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03322190160
タイトル 食品基準庁(FSA)、乳児食へのグルテン導入に関する助言について再度注意喚起
資料日付 2011年3月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は3月10日、保護者に対し約6ヵ月までの乳児には母乳だけを授乳し、固形食品を与えないようにとの政府の助言に関し再度注意を喚起した。これは、小麦、ライ麦、大麦などの穀物に含まれるたん白質であるグルテンの最適な導入時期について検討した専門家によるレビューを受けたものである。
 英国毒性委員会(COT)及び栄養に関する科学諮問委員会(SACN)は、乳児の食事にグルテンを導入する時期がセリアック病(coeliac disease)及び1型糖尿病の発症に影響を及ぼすかどうかを検討した。これは、まだ母乳を授乳されている6ヵ月までの乳児の食事にグルテンを導入することでセリアック病や糖尿病の発症リスクが軽減されるかも知れないとする欧州食品安全機関(EFSA)の科学的意見を受けて実施された。
 全てのエビデンスを検討した結果、COT並びにSACNは以下のような結論に達した。
1. 生後3ヵ月(13週)未満にグルテン含有食品を導入することによりセリアック病リスクの増加と関連する可能性がある。
2. 現在入手可能な証拠は、、生後3ヵ月以降どの時期にグルテンを導入すべきかについて具体的に助言できるほど強くはない。
3. 現在入手可能な証拠は、生後6ヵ月以前にグルテンの導入を推奨することを支持できるほど強くはない。
4. 乳児は、グルテンが導入された時に母乳を授乳されていないと、セリアック病を発症する可能性が増加するかも知れない。
 これらの知見は、現行の政府助言を変更するものではない。
 乳児の食事へのグルテン導入時期に関するCOT並びにSACNの共同声明(PDF 19ページ)は下記のURLから入手可能。
http://cot.food.gov.uk/pdfs/cotsacnstatementgluten201101.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 (化学物質) No. 6/2011 (2011.03.23) P.11-12
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2011/foodinfo201106c.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/mar/glutenintro
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。