食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03160790149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、トリコテセンマイコトキシンHT-2及びT-2毒素の毒性データに関してEFSAに提出された科学的報告書を公表
資料日付 2010年7月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月1日、トリコテセンマイコトキシンHT-2及びT-2毒素の毒性データに関してドイツの有害物質研究助言機関(FoBiG)からEFSAに提出された科学的報告書(2010年6月25日、公表容認)を公表した。概要は以下のとおり。
1. T-2毒素及びHT-2毒素は、A型トリコテセン類に属する真菌の二次代謝産物であり、Fusarium属菌によって最初に産生される。
2. HT-2毒素に関する毒性データは非常に限られている。T-2毒素はHT-2毒素に迅速に代謝され、かつ、T-2毒素とHT-2毒素の急性毒性は同程度であるため、T-2毒素のin vivo毒性には、HT-2毒素のin vivo毒性も含まれると考えられる。T-2毒素は、経口及び吸入経路で速やかに吸収される。経皮吸収は遅いと報告されている。T-2毒素は生体内全域に迅速に分布し、かつ、速やかに代謝される。親毒素(mother toxin)及びその代謝物のグルクロン酸抱合体が糞尿中の主要な排泄物である。T-2及びHT-2毒素は毒性が強く、げっ歯類の経口LD50値は5~10mg/kg体重の範囲である。T-2は、皮膚に激しい刺激性がある。
3. トリコテセン類に認められた毒性は、骨髄、リンパ節、胸腺及び腸粘膜などの組織の活発な分割に主要な作用を及ぼすタンパク質を阻害する能力、並びに、リボ核酸(RNA)及びデオキシリボ核酸(DNA)の合成を高用量において阻害する能力の結果である可能性が最も高い。反復投与試験において、T-2毒素は、体重減少など非特異的な全身作用を示し、肝臓障害や生殖毒性、神経毒性、血液毒性、免疫毒性の作用を誘発する。家きんに最近認められた所見は、哺乳類に観察された作用と概ね一致する。
4. リスク評価に最も妥当な試験は豚を用いた給餌試験で、当該試験において0.5~3.0mg/kg配合飼料の濃度のT-2毒素を含む餌によって、全投与群に免疫抑制が引き起こされた(最小毒性用量(LOAEL)は0.029mg/kg体重/日であった。)。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.15/2010(2010.07.14)化学物質p6-7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/65e.pdf

利用上の注意事項

本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。

1 情報の収集・要約・翻訳について

 (1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。
 (2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
 (3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
 (4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
 (5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。

2 掲載情報と食品安全委員会の立場について

 (1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。
 (2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
 (3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
 (4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。

3 利用者の責務

 (1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。
 (2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
  ① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
  ② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
 (3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。