食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02880200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジフェナコンのリスク評価のピアレビューの結論を公表。
資料日付 2009年4月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月16日、農薬有効成分ジフェナコンのリスク評価のピアレビューの結論(58ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ジフェナコンは直接的な抗凝血剤である。経口摂取により吸収され、広く体内に分散し肝臓において高濃度に検出される。
2.急性毒性試験の結果からT+;R26/27/28:「吸入、皮膚への接触及び飲み込みによる毒性は非常に強い」への分類が提案された。
3.繰返し摂取試験においても、凝血作用の低下及び出血以外の毒性影響は観察されず、ラット短期試験によりNOAEL0.03mg/kg体重/日が設定された。
4.in vitro遺伝毒性では、遺伝子の変異は見られず、染色体異常試験では陽性であったが、in vivoの遺伝毒性試験では陰性であり、総合的に判断してジフェナコンは遺伝毒性がないと結論した。
5.提出された発達毒性試験では催奇形性の証拠はないとしたが、類似化学物質(他の抗ビタミンK抗凝血剤)の知見を基にして、繁殖毒性のカテゴリー1、R61:「胎児に有害である可能性がある」への分類が提案された。
6.申請された用途(圃場の植生帯周辺に置く餌箱に入れる殺鼠剤)からは、作物への汚染が生じないとして、ADI及び急性参照用量(ARfD)は不要とした。許容作業者暴露量(AOEL)をウサギにおける母獣のNOEALに安全係数300で除して、0.000017mg/kg体重/日(17ng/kg体重/日)に設定した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr218_difenacoum_en.pdf?ssbinary=true
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