食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02560510149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、子豚肥育用飼料添加物、Lactobacillus rhamnosusと Lactobacillus farciminisからなる製剤の安全性と有効性に関する科学パネルの意見書
資料日付 2008年8月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、Lactobacillus rhamnosusとLactobacillus farciminisからなる製剤であるSorbifloreの子豚肥育用飼料添加物としての安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表した。
 EFSAは欧州委員会から、Lactobacillus rhamnosusとLactobacillus farciminisからなる製剤を生後2ヶ月未満の離乳子豚の肥育用飼料添加物として使用することの安全性と有効性について科学的な意見を求められた。
 FEEDAPパネルは、落射蛍光顕微鏡法を使用しVFU(Viable Fluorescent Units)として生菌数を計数していることに注目した。VFU値が申請されたレベルにあるのに試験で使用した飼料には乳酸桿菌の生菌が存在しなかったことから示唆されるように、死菌も当該添加物の効能に影響を及ぼしているのは明らかである。
 生菌が製品の有効性発現に不可欠であるとは思われないので、通常微生物製品に適用される単位であるCFUは適切ではない。FEEDAPパネルは、当該添加物を発酵製品として扱い、投与量をg/kg飼料材料(feedstuff)で測定すべきと考える。
 畜産の各種パラメータに対して統計的に有意な改善が認められた3件の実験では、5g/kgという投与量で実施されており、子豚へこのレベルでSorbifloreを投与することの有効性を実証している。これより低いレベルでの有効性を裏付けるデータは提供されていない。
 用いた分子的方法は、生産微生物をLactobacillus rhamnosus とLactobacillus farciminis株と同定しており、故にQPSアプローチで安全性を立証できる。2つの株は人間や動物に用いる主要抗生物質に感受性を有している。結果的に、当該株はQPSアプローチが必要とする要件を満たしており、対象種、消費者および広範囲な環境に対して安全であるとすることができる。追加の試験データも、対象種が安全であることを裏付けており、QPSアプローチで到達した安全性に関する結論とは何ら矛盾していない。
 使用者の安全性に関するデータは用意されていない。しかしながら、両株はQPSに分類されているので、全身毒性がないことは推測することができる。FEEDAPパネルは、たん白質を含む添加物Sorbifloreが、呼吸器系に対する感作物質の可能性があると考えている。
 FEEDAPパネルは登録申請に修正を勧告する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/feedap_op_ej771_sorbiflore_en.pdf?ssbinary=true
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