食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02160350149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ビタミン及びカロテノイドの基材として使用される魚のゼラチンのラベル表示免除に関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2007年10月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、DSM Nutritional Productsから提供されたデータに基づき、ビタミン及びカロテノイドの基材として使用される魚のゼラチンのラベル表示免除に関する科学パネルの意見書を公表した。 ビタミン及びカロテノイドの基材として使用される魚のゼラチンは、魚の皮から製造される。魚の主なアレルゲンはパルブアルブミンであり、欧州の人口の0.2%~2.2%に魚アレルギーがあると言われている。 問題となっているアレルゲンは、残留パルブアルブミンとゼラチンそのものである。魚のゼラチン中のパルブアルブミンを測定するモノクロナール抗体及びポリクロナール抗体によるELISA法(検出限界はそれぞれ1μg/g、0.04μg/g)で実験を行った結果、10種類の市販のゼラチンからパルブアルブミンは検出されなかった。申請者によれば、栄養補助食品、着色料及び飲料に使用されるビタミン製品からの魚由来ゼラチンの一日当たり摂取量は、数ミリグラム以内であるという。市場で入手できるビタミン製品中の魚のゼラチンは、多く見積もっても30mg/L、つまり250ml当たり7.5mgぐらいになる。それゆえ、ゼラチン中のパルブアルブミン量を0.04μg/gと仮定すれば、一回量当たり0.0003μgとなるであろう。 二重盲検法を用いた食物負荷試験の結果、30人の魚アレルギー患者は合計3.6gの鱈のゼラチンを摂取してもアレルギー反応を示さなかったが、合計7.6gのゼラチンを摂取した1人の患者が軽いアレルギー反応を示した。 これらの情報を考慮した結果、ビタミン及びカロテノイドの基材として使用される魚のゼラチンは、申請者の主張する使用条件下では、敏感な個人に対して副作用を引き起こす可能性はないとの結論に至った。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/nda_op_ej568_fish%20gelatine_dsm_en.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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