食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02150310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ワインの清澄剤として使用される卵製品のラベル表示免除に関する科学パネルの意見書
資料日付 2007年10月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、ワインの清澄剤として使用される卵製品のラベル表示免除に関する科学パネルの意見書を公表した。なお、本案件はDWV(Deutscher Weinbauverband)及びVINIFLHOR(Office National Interprofessionnel des Fruits
, des Legumes
, des Vins et de l’Horiculture)から提出された申請に係るものである。
 卵製品はワインを製造する際に清澄剤として使用され、一部が最終製品に残る可能性がある。成人人口の約0.3%が、卵タンパク、特にアルブミンに対してアレルギー反応を示すと言われている。
 卵アルブミン中のリゾチームの有無や清澄剤としての使用など卵製品の特徴に関する情報は限定的であった。SDS-PAGEを使用したウェスタンブロッティング法などによる実験の結果、IgG及びIgEの結合成分が検出された。
 市販の400種類のワインのうち、14種類のワインに卵アルブミンの残留が確認された。申請者は、これまで卵アルブミンで濁りを除いたワインがアレルギー反応を引き起こすなど安全性の上で問題になることはなかったと主張するが、消費者や医療関係者がワイン中の卵アルブミンの存在に気づかなかったために、ワイン中の卵アルブミンが原因の副作用は過小報告されてきた可能性がある。また、8人の卵アレルギー患者に対して、卵アルブミンで濁りを除いたワインを用いて皮膚プリックテストを行った結果、5人が陽性反応を示した。同様に、二重盲検法を用いた食物負荷試験の結果、2人の患者が副作用を引き起こした。
 科学パネルは、これら全ての情報を考慮した結果、卵アルブミンで濁りを除いたワインは、申請者の主張する使用条件下では、敏感な個人に対して副作用を引き起こす可能性があるとの結論に至った。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/nda_op_ej567_egg%20products_dwv_viniflhor_en.pdf
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