食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01690280320
タイトル スイス連邦農業局(BLW)、今秋実施された飼料用穀類のカビ毒検査の結果概要を公表
資料日付 2006年11月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スイス連邦農業局(BLW)は、連邦有用動物及び酪農業研究施設(ALP)が今秋実施した穀類(飼料用)のカビ毒検査の結果概要を公表した。
 ALPは、穀類(小麦、ライコムギ、大麦、エンバク)239サンプルを分析した。6~7月は非常に乾燥していたため、穀類のカビ毒に関わる品質は良好であった。特にゼアラレノン量は2005年と同様わずかであった。一方、エンバクから今年も高濃度のT-2トキシンが検出された。主な分析結果は以下のとおり。
①小麦3%で、デオキシニバレノール量が1mg/kgを超過していた。
②ライコムギの4%で、デオキシニバレノール量が1mg/kgを超過していた。
③大麦の2%で、デオキシニバレノール量が1mg/kgを超過していた。
④検査した全ての穀類で、デオキシニバレノール量が3mg/kgを超過しているものはなかった。
⑤検査した全ての穀類で、ゼアラレノン量が10μg/kgを超過しているものはなかった。
⑥エンバクの3分の1で、高濃度のT-2トキシンが検出された。
 なお、トウモロコシの分析は未だ終了していないが、今年末に分析結果を公表予定である。
 スイスの家畜カテゴリー別の飼料中(固形分88%)のデオキシニバレノール(DON)、ゼアラレノン(ZEA)及びT-2トキシン(T2)の推奨基準値は以下のとおり。
①性成熟前雌豚 DON:0.9mg/kg、ZEA:100μg/kg、T2:100μg/kg
②雄豚・雌豚 DON:0.9mg/kg、ZEA:250μg/kg、T2:150μg/kg
③複胃未発達牛 DON:2mg/kg、ZEA:500μg/kg、T2:100μg/kg
④未経産牛・乳牛 DON:5mg/kg、ZEA:500μg/kg、T2:150μg/kg
⑤肥育牛 DON:5mg/kg、ZEA:―※ 、T2:200μg/kg
⑥採卵鶏・肉用鶏 DON:5mg/kg、ZEA:―※ 、T2:150μg/kg
(※現在の知見では必要な勧告はない)
地域 欧州
国・地方 スイス
情報源(公的機関) スイス連邦農業局(BLW)
情報源(報道) スイス連邦農業局(BLW)
URL http://www.blw.admin.ch/dokumentation/00016/00261/index.html?lang=de&msg-id=8374
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