食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01000360149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物Hy?Dの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2005年7月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 人間や動物の骨格形成に欠かせない必須微量栄養素ビタミンDのうち、ビタミンD2とD3は飼料添加物として認可されている。飼料添加物Hy?Dは、通常、肝臓で水酸化されたビタミンD3の第一次代謝産物である25-hydroxylcholecalciferol(25-OH-D3)を、1kg当たり12.5g含む。当該製品を肥育用鶏及び七面鳥に最大で5 ,000 IU/kg complete feedingstuff、産卵用鶏用に3 ,000 IU/kg (1μg 25-hydroxylcholecalciferol≒40 IU)使用した場合の、安全性と有効性に関してEFSAは意見書を発表した。 25-OH-D3は、対象動物の生産性において少なくともビタミンD3と同様の効果をもたらし、また、対象動物製品の品質に著しい影響を与えないことが、有効性に関する試験データから示された。 対象動物による負荷試験の結果、肥育用鶏は100 μg 25-OH-D3/kg complete feedを十分耐用できることから、これを当該動物の上限許容水準として設定した。同様に、産卵用鶏には、上限として80 μg 25-OH-D3/kg complete feedを設定した。また、七面鳥は500 μg 25-OH-D3/kg complete feedまで耐用できるが、肥育用鶏と同様100 μg 25-OH-D3/kg complete feedを上限とした。実験の不備により、肥育用及び産卵用鶏の安全域は設定不可能であったが、七面鳥では安全域を5と設定した。 七面鳥の食肉と卵を消費することによる消費者の25-OH-D3への暴露水準は、最悪の場合でも、大人は暫定許容上限値(UL)の35%、子供は70%となる。また、肥育用鶏に関しては、最悪の場合、大人で暫定許容上限値(UL)の64%、子供で128%となるものの、より現実的な消費データに基づいて計算すれば、大人で23%、子供で46%になる。それゆえ、対象動物に上記の許容上限水準の当該製品を与えても、消費者に危険を与えることはないと考えられる。 さらに、毒性試験に関するデータから、25-OH-D3には遺伝毒性はなく、実験で観察された急性・亜慢性・繁殖毒性は、ビタミンD3またはその代謝物を大量に摂取したためであることが確認された。それゆえ、ビタミンD源としてビタミンD3と25-OH-D3の両方を添加することは、禁じるべきであり、この情報は添付書類に明記すべきであるとしている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/994/feedap_op_ej224_hyd_en1.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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