食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00890230188 |
タイトル | フランス、TSEのリスク分析に関する意見書を公表 |
資料日付 | 2005年4月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は4月19日、「小反芻動物におけるTSEのリスク分析に関する現行措置の利点と欠点」と題する意見書を発表した。これを受けてフランス政府は同日、めん羊のBSE検査を強化する決定を下した。 1.今回発表された意見書は2002年2月版の意見書を更新するもので、新たに以下の点が取り上げられている。 ①山羊におけるBSEと識別不能のTSE株の存在 ②周辺組織(神経節)における感染物質の分布に関する科学的知見の進歩 ③小反芻動物におけるTSE検査器材の進歩 ④非定型スクレイピー症例を示す証拠 2.また、2002年の意見書で述べられている以下の点を今回追認している。 ①SRMの除去自体は、消費者の暴露リスクを牛のBSEリスクと同程度に軽減するものではない。牛では感染物質が特定部位に集中するのに対して、小反芻動物では分散する。 ②乳・乳製品の安全性については、牛と同程度の保証はできない。この点は、2004年11月の欧州食品安全機関(EFSA)の報告書と見解を異にする。 3.更に、現行の検査体制は包括的なものでなく、周辺組織(神経節)の検査が未実施であることから、患畜の発見精度の点で弱点がある旨指摘している。 今後の改善策として以下を提案している。 ①小反芻動物の識別システムの改良 ②廃用畜・屠体のサンプリング検査によりすべての群れを体系的に検査して、TSE患畜の群れを識別できるようにする。 ③BSEか否かに応じた衛生管理措置の施行 ④TSE感染の境界リスク条件の明確化 ⑤めん羊の対スクレイピー・BSE耐性を向上する遺伝子改良計画 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | AFSSA |
URL | http://www.afssa.fr/ftp/afssa/29141-29142.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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