食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06760632535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、会議資料「魚類摂取のリスク・ベネフィット評価に関する評価計画書(案)」を公表 (3/4) |
| 資料日付 | 2026年7月6日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 3 / 4 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06760631535) 第4の評価課題は、ばく露評価に関するものである。この段階では、汚染物質の含有実態、栄養成分組成、魚類の摂取パターン、及びそれらに起因するばく露量と摂取量を明らかにすることを目的とする。本課題の主な内容は以下のとおりである。 ? 汚染物質の含有実態データは、2013年から2023年までを対象とするEFSAデータベースから抽出する。これらのデータには、重複の確認、分析品質の確認及びコーディングの整合性確認を含む包括的な品質管理手順を適用する。 ? 含有実態データについては、EFSAで進行中の評価、特に今後公表予定のダイオキシン類及び関連PCBに関する科学的意見書で使用されるデータセットとの整合性を確保する。 ? 栄養成分組成データは、EFSAが整備を進めている欧州食品成分データベースから入手する。このデータベースには各国の食品成分データベースの情報が含まれており、多岐にわたる魚類製品を対象としている。 ? 必要に応じて、情報の完全性を確保するため、公開されている各国のデータベースから追加の栄養成分情報を入手する。 ? 食品摂取データは、EFSAの欧州食品摂取量包括データベースから入手する。このデータベースには、加盟国で収集された個人レベルの食事情報が含まれており、幅広い年齢層を対象としている。 ? 単日調査のように長期ばく露の推定に適さない調査は、慢性ばく露評価には使用しない。 ? 魚類摂取による汚染物質へのばく露量は、EFSAの食品分類システムFoodEx2(※訳注2)を用い、含有実態データと摂取データを組み合わせて推定する。 ? 年齢層及び集団区分ごとのばく露量分布を算出し、各調査及びサブグループについて、平均値、低位及び高位のばく露推定値を求める。 ? 基準シナリオと比較するための代替摂取シナリオを作成する。これらのシナリオは、異なる魚類摂取パターンを反映するものであり、その後のリスク・ベネフィット比較の基礎となる。 ? 栄養素摂取量についても、食品成分情報と魚類摂取データを組み合わせ、同様の手法により推定する。 第5の評価課題は、基準シナリオ及び代替シナリオにおけるリスク及びベネフィットの特性評価に関するものである。ばく露量の推定値と用量-反応関係を組み合わせることにより、健康影響の発生確率または影響の大きさを推定する。本課題の主な内容は以下のとおりである。 ? EFSAは、利用可能なデータに応じて、ボトムアップアプローチまたはトップダウンアプローチを用いる場合がある。ボトムアップアプローチでは、ばく露量及び用量-反応関係から健康アウトカムの発生確率を直接推定する。一方、トップダウンアプローチでは、相対リスク及び集団の疾病統計を用いて、特定のリスク因子に起因する疾病負荷の割合を推定する。 ? リスクとベネフィットは、疾病発生率や死亡率などの共通指標、またはより包括的な複合指標を用いて表現される場合がある。 ? 本評価計画書(案)は、健康アウトカムの性質や重症度が大きく異なる可能性があることを前提としている。そのため、それらを共通の評価枠組みの中で比較できるよう、アウトカムを変換またはスケーリングするための追加的な手法が必要となる場合がある。 ? 本評価はTier 3レベルで実施することを意図しているが、補足的な情報を得るためにTier 2の手法を用いる場合もある。そのような解析には、健康影響に基づく指標値や食事摂取基準との比較、及びそれらの基準値を超過する個人の割合の推定などが含まれる。 第6の評価課題は、リスクとベネフィットを統合し、全体的な健康影響を推定することに焦点を当てている。主な内容は以下のとおりである。 ? EFSAは、DALYが死亡率と罹患率に関する情報を統合し、異なる疾患やリスク因子の間での直接的な比較を可能にするため、特に有用な複合指標として位置付けている。 ? DALYの算出には、疾患の発生率、罹患期間及び重症度に関する情報に加え、特定の健康状態に伴う相対的な負担を反映する障害重み(disability weight)が必要となる。 ? 必要に応じて、中間的な健康影響をDALYやその他の一般的な指標を用いて表現可能な疾病アウトカムへと変換することができる。 ? 統合評価では、基準摂取シナリオと代替摂取シナリオにおける疾病負荷を比較し、リスクとベネフィットの全体的な正味のバランスを算出する。 ? 結果は、集団全体に対してだけでなく、特定の集団サブグループについても提示される場合があり、それにより集団内のばらつきや潜在的な高感受性集団について検討することが可能となる。 第7の評価課題は、評価結果の伝達(コミュニケーション)に関するものである。EFSAは、リスク・ベネフィット評価の結果を効果的に伝達することが容易ではなく、また消費者の認識が助言の解釈やそれに基づく行動に影響を及ぼし得ることを認識している。この課題に対応するため、以下の事項を検討する。 ? 本評価計画書(案)では、EFSAの「懸念評価(Concern Assessment)」の枠組みを活用することを提案している。この枠組みは、公衆の認識、価値観、懸念、行動要因、社会的反応、さらに行政機関やメディアの影響を考慮する。 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06760633535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://www.gov.uk/government/publications/14th-july-2026-committee-on-toxicity-meeting/draft-protocol-for-the-risk-benefit-assessment-of-fish-consumption |