食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06650642535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、「母体の食事におけるエキナセアの潜在的健康影響に関する第一声明案」を公表 (3/4) |
| 資料日付 | 2025年12月17日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 3 / 4 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06650641535) 《結論》 3種のエキナセア(E. purpurea、E. angustifolia、E. pallida)は、風邪やインフルエンザの症状緩和及び継続期間の短縮を目的とし、医療において利用されてきた。エキナセア製剤は、当該3種の乾燥根、E. purpureaの新鮮な/乾燥させた地上部位及び圧搾汁から製造される。エタノール抽出物も、しばしば、多くのエキナセア製品にて利用される。エキナセアの効果は、アルキルアミド類・カフェイン酸誘導体類・多糖類等の生理活性代謝物の組み合わせにより発揮される。これらの化合物の組成は、種・植物体の部位・季節・栽培条件・使用される抽出手法により変動する。 In vitro及びin vivoの研究から、エキナセア製剤がインフルエンザウイルスの細胞内への侵入を阻害し、ウイルス感染後の免疫応答を調節し得ることを示すエビデンスが提示されている。臨床研究からは、エキナセアが再発性呼吸器感染症及びそれに伴う合併症のリスクを低減し得ることが示唆されている。E. purpurea、E. angustifolia、E. pallidaを含有するハーブ製品は、EU/EEAの加盟国においてハーブ系医薬品ライセンスを取得しており、MHRAからは、一般的な風邪症状の緩和に対する伝統的使用を踏まえ、THRライセンスを取得している。当該製品類は成人及び12歳以上の子供向けとしてライセンスが付与されており、安全性データが不十分であることから妊婦や授乳婦には推奨されていない。それにもかかわらず、ハーブ医薬品の妊娠中の使用を調査したデータによると、妊婦の4~10%が風邪/インフルエンザの治療・予防、及び、免疫系サポートのためにエキナセアを使用していることが示唆されている。 THRライセンスを付与された製品に加えて、エキナセア及びその抽出物を含有する多様な食品や食品サプリメントが存在する。最も一般的な食品サプリメントの剤形は錠剤とカプセルであり、当該製品の大半には、妊娠中/授乳中の使用に対する警告、及び、短期間の使用のみを推奨する旨が表示されている。エキナセアを含有する茶や蜂蜜等の食用製品も存在する。THR製品とエキナセア含有食品サプリメントが併用されていることを示唆するエビデンスはなく、THR製品の服用者向け情報リーフレットでは妊娠中は使用を回避するよう勧告している点に着目すると、両製品が併用される可能性は低いと想定される。さらに、THR製品の規制はMHRAの管轄下にあるため、THR製品由来のエキナセアばく露は議論された複合摂取シナリオにおいては勘案されておらず、実施されたばく露評価においては、エキナセアを含有する食品及び食品サプリメントの摂取に焦点を当てている。 妊娠中・授乳中にエキナセア製品を使用することの安全性に関しては、in vitro/in vivo/臨床における研究から得られるデータは限定的であり、多くの不確実性が認められる。OECDガイドラインに準拠したin vitro及びin vivo研究からは、エキナセアには遺伝毒性がないことが示唆されている。妊娠中にエキナセアを補給することの影響を調査した研究は、マウスにおいて2件、ブタにおいて1件、ウサギにおいて2件確認された。マウスを用いた研究2件では、エキナセアにより胎児が消失する可能性、及び、胎児の血管新生が変化する可能性が高まる点が強調されているが、サンプルサイズが小さく、胎児の血管新生に関する報告では結果の一部に矛盾が認められる。ブタあるいはウサギを用いた研究では、エキナセア補給群と対照群の間で、出生時体重、妊娠転帰、奇形出現頻度に関して有意差は報告されていない。エキナセアが妊娠転帰に与える影響を調査したヒトを対象とする研究2件では、妊娠中のエキナセア使用と関連する有害影響は強調されていないが、当該研究2件は観察研究であり、妊娠中のエキナセアの使用に関する自己報告に依存し、用量・製剤・使用期間は報告されていない。 エキナセアの有効性に関する臨床研究にて用いられた用量は、FSAのばく露評価チームが算出した妊娠可能年齢の女性におけるエキナセア推定摂取量と同程度である。当該臨床研究からは、エキナセアの忍容性は高いと判断されるが、妊婦や授乳婦は含まれていない。さらに、エキナセア製品は、薬用される3種の配合・当該植物の乾燥部位の配合・当該植物由来抽出物の配合が異なり、製品間の正確な比較は困難である。茶や蜂蜜等の一部の食用製品では、使用されている植物種・植物の部位・抽出物に関する正確な情報が、しばしば、不足している。 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06650643535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/First%20Draft%20Statement%20on%20the%20potential%20health%20effects%20of%20Echinacea%20in%20the%20maternal%20diet |