食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06420211378 |
タイトル | 欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医薬品-法律部門」、委員会議議事録(要約)(委員会開催日:2024年10月2日~3日)を公表 No.1/2 A.01~A.10、No.2/2 A.11~C.05 No.1/2 (2/3) |
資料日付 | 2024年10月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | (この記事は 2 / 3 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06420210378) A.05 レビュー草案/更新報告書の議論 ・新たな有効成分/承認条件の変更 1. ピジフルメトフェン(pydiflumetofen) 特に、28日間の吸入毒性試験が許容作業者ばく露量(AOEL)(0.1 mg/kg体重/日を0.03 mg/kg体重/日に改める)、及びピジフルメトフェンの分類提案に影響を与える可能性がある場合は、RMSによる評価をピアレビューするよう、EFSAに近日中に指令が出される予定である。 2. クローブオイル(clove oil) EFSAは、有効成分クローブオイルの承認条件を変更するためのリスク評価のピアレビューの期間中に重要な懸念領域を特定した。 3. Pythium oligandrum B301株 4. Phthorimaea operculella granulovirus (PhopGV) 5. Bacillus subtilis RTI477株 6. Bacillus velezensis RTI301株 ・承認更新 7. ペラルゴン酸(pelargonic acid) ある加盟国は本常任委員会に対して、2022年に収集された地下水の81検体のうち8検体において、ペラルゴン酸は0.1 μg/Lの基準値を超過する濃度で特定されたと連絡した。欧州委員会は、その結果は、ペラルゴン酸が一部の土壌に施用された場合、地下水汚染に関する問題がある可能性があるとのリスク評価からの結論と一致していることに留意した。 8. ナタネ油 9. フルトラニル(flutolanil) EFSAの結論では、フルトラニルに関する重要な懸念領域は特定されなかったが、欧州委員会は、チューリップとアヤメへの代表的な用途に関連する重要なリスクを強調した。これらのリスクには、低減措置を実施した上での水生の無脊椎動物に対する慢性リスク、及び哺乳類に対する高い生殖リスクを含む。さらに、施用された作物及び後作物に関するハチ類の成虫に対する慢性リスクが留意された。 欧州委員会はまた、フルトラニルはPFASの1種であり、その代謝物、トリフルオロ酢酸(trifluoroacetic acid(TFA))、が後作物中に検出されたと強調した。TFAが後作物中に代謝物として存在すること、その他の代謝物の(遺伝)毒性に関するデータ不足、及び家きん類中の残留フルトラニルの代謝挙動に関する不完全な情報のため、EFSAは、馬鈴薯への用途に関する消費者リスク評価を確定するには不完全であると考えた。この状況のため、欧州委員会は、馬鈴薯種芋への用途の文脈における消費者、農薬施用者、及び農場労働者に関して、並びにチューリップ及びアヤメにおける非標的種に関するフルトラニルの安全性に関して懸念があると指摘した。したがって、欧州委員会は、フルトラニルの承認の不更新を指摘した。 10. 硫黄 11. 焼成ケイ酸アルミニウム(aluminium silicate calcinated) 12. 8-ヒドロキシキノリン(8-hydroxyquinoline)(キノリン-8-オール(quinoline-8-ol)) ・代表的な用途は、ドリップ式の灌漑による、常設の温室におけるトマトにおける土壌由来の病原菌に対する殺真菌剤及び殺菌剤である。 ・EU農薬データベースによると、現在加盟国の内12か国で認可されている。 ・調和分類で、生殖毒性カテゴリー1B(R1B)に分類されているため、代替候補の有効成分である。 ・R1Bに分類された物質は、ばく露量が非常にわずかであることが示された場合に限り承認されるため、8-ヒドロキシキノリンが更新されるかどうかの議論は、非常にわずかなばく露であることが示されるかどうかが焦点である。 欧州委員会は、ばく露量が非常にわずかであることを確保するために、条件及び制限が設定されると強調した。欧州委員会はまた、農薬施用者のばく露が非常にわずかであることを確保するために、閉鎖式薬剤移注システム(closed transfer system(CTS))の使用の義務化は重要なステップであり、いくつかの加盟国でCTSはすでに使用されている(義務化されている国もある)と強調した。欧州委員会は、非食事性ばく露に関するガイダンスの更新の一部としてこの観点を検討するために、EFSAに委任事項を起草する意向である。 13. メピコートクロリド(mepiquat chloride) 14. レナシル(lenacil) ・ 基本物質 A.06 補強情報 1. ジフェノコナゾール(difenoconazole) ジフェノコナゾールの異性体の組成及び変換に関連するピアレビューの結果によると、懸念事項は特定されなかった。 2. エトキサゾール(etoxazole) 3. チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl) 欧州委員会は、EFSAに対して以下の委任事項を送付する意向を情報提供した。 ①代謝物IN-W8268の遺伝毒性の可能性に関して結論するために専門家との協議を実施すること ②チフェンスルフロンメチルにばく露された場合の水生生物に関するリスク評価の精緻化が可能かどうかをさらに協議すること ③植物保護製剤の消費者リスク評価を確定することを考慮して、代謝物IN-L9223に対する許容一日摂取量(ADI)を導出すること A.07 特定の事柄に関するガイダンス文書 1~3. 省略 4. 現実的な使用条件の下における植物保護製剤中の有効成分、薬害軽減剤及び相乗剤への非常にわずかなばく露の評価に関するテクニカルガイダンス 5~6. 省略 7. FOCUS地表水シナリオ(継続中のEFSAへの委任事項) 欧州委員会は、2016年、EFSAに対して、FOCUS地表水シナリオ、関連するガイダンス及び計算ツールの修正作業に取り組むよう要請した。主な要請事項は、全てのFOCUS地表水シナリオに、現行の12か月又は16か月の評価期間の代わりに20年間の評価期間を導入することであった。2023年の植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会(PAFF)会合において、EFSAは委任事項の結果を提示し、リスク管理者の協議が必要であると述べた。この専門家との協議をどのように行うかを協議するために、今後数週間中にEFSAとの会合を設定する。 8. 農薬への地下水ばく露評価を支援する地下水モニタリング試験の設計及び実施に関する植物保護製剤及びそれらの残留物に関する科学パネル(PPRパネル)の声明 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06420212378) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州委員会(EC) |
情報源(報道) | 欧州委員会(EC) |
URL | https://food.ec.europa.eu/document/download/b6ea365b-da78-4c76-80e8-409b6e40082f_en?filename=sc_phyto_20241002_ppl_sum.pdf |