食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06310052314
タイトル ドイツリスク評価研究所(BfR)、マイクロプラスチックの事実、研究、未回答質問に関するQ&Aを更新 (3/4)
資料日付 2024年6月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (この記事は 3 / 4 ページ目です)
(前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06310051314)

 Q14. プラスチック粒子を含む化粧品を使用した場合、消費者に直接的な健康リスクはあるのか?
 A14. (略)
 Q15. レモンオイルで、体内のMPを除去できるか?
 A15. 時折、ソーシャルメディアにおいて、MP粒子はレモンオイルを摂取することによって体内で溶解し、除去できると主張されている。BfRは、そのような主張を裏付ける科学的研究を知らない。レモンオイルはMPを溶解することはできない。
 BfRはすでに2020年の研究プロジェクトで、MPの体内での分解について調べている。ここでの焦点は消化管であった。この研究では、調査されたMP粒子は、胃の塩酸(一般に胃酸として知られている)のような消化液に対して極めて安定であることが示された。レモンオイルが人体からMPを除去すると考えられる根拠には疑問がある。例えば、ポリプロピレン(PP)の容器は硫酸やエンジンオイルの包装や保管に使われており、このポリマー素材は酸や油に非常に強いということである。
 Q16. 血管内のMPについて何がわかっているか?
 A16. 最近発表された研究では、MP粒子がヒトの血管のプラークから検出された。近年発表された同様の論文でも、血液、牛乳、その他の生物学的サンプルからポリマーが検出されている。これらの結果は時事的(aktualitat)であり、分析方法の改良が進んでいるため、今後数年のうちにさらなる研究が行われることが予想される。信頼性の高い見解を述べるためには、測定方法が本当に粒子を検出しているのか、それとも放出されたポリマー構造や添加物のみを検出しているのかを確認しなければならない。また、信頼性の高い定量測定を行うためには、定量限界を決定し、コンタミネーション(訳注 測定結果の信頼性を損なう原因となる物質が混入すること)を最小限に抑えることが重要である。例えば、調査当局も使用できるように、分析方法を検証し、標準化しなければならない。この分野では現在、多くの国際的な研究プロジェクトが進行中である。
 Q17.MPの問題を、一般の人々はどのように受け止めているのか?
 A17. (略)

(次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06310053314)
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/de/mikroplastik__fakten__forschung_und_offene_fragen-192185.html