メールマガジン 第510号

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内閣府 食品安全委員会e−マガジン 第510号 平成29年7月26日
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(今号の総文字数:約5,500字)

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┃今週の話題┃
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★「新たな時代に対応した評価技術の検討 -化学物質の毒性評価のための(Q)SAR及びRead acrossの利用- 」の取りまとめについて
http://www.fsc.go.jp/osirase/wg_gijyutsukikaku_1.html

★平成29年度食品健康影響評価事業等功労者大臣表彰について
http://www.fsc.go.jp/osirase/award2017.html

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【目次】
1.食品安全委員会などの開催結果
[1]第659回食品安全委員会
★評価の要請等
・食品衛生法第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質 1品目(評価要請の取下げ)
・食品衛生法第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質 1品目
・農薬 4品目

★遺伝子組換え食品等専門調査会における審議結果
・「PRF株を利用して生産されたホスホリパーゼC」

★評価技術企画ワーキンググループにおける審議結果
・「新たな時代に対応した評価技術の検討〜化学物質の毒性評価のための(Q)SAR及びRead acrossの利用〜」

★評価結果の通知
・遺伝子組換え食品等「RITE-A5株を利用して生産されたL-アラニン」
・遺伝子組換え食品等「GLU-No.9株を利用して生産されたL-グルタミン酸ナトリウム」
・薬剤耐性菌「ガミスロマイシンを有効成分とする豚の注射剤(ザクトラン メリアル)」

★平成29年度食品安全確保総合調査追加課題(案)

★食品安全モニターからの随時報告について(平成28年10月〜平成29年3月分)

[2]専門調査会
・第66回農薬専門調査会評価第三部会(非公開)
・第203回動物用医薬品専門調査会
・第70回微生物・ウイルス専門調査会

2.食品安全委員会などの開催案内
・第660回食品安全委員会
・専門調査会

3.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)

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1.食品安全委員会などの開催結果
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■第659回食品安全委員会
日時:平成29年7月25日(火) 14:00〜15:17
傍聴者:10名
議事概要:
(1)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関するリスク管理機関からの説明について
[1]食品衛生法第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質 1品目(評価要請の取下げ)
・グルカン
・厚生労働省から説明
・調査審議を中止することとなった。
*農薬として使用される病害抵抗性誘導剤で、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定めることについて、意見が求められています。

[2]食品衛生法第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質 1品目
・ビール酵母抽出グルカン
・厚生労働省から説明
・農薬専門調査会において審議することとなった。
*農薬として使用される病害抵抗性誘導剤で、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定めることについて、意見が求められています。

[3]農薬4品目
{1}クロルピリホス
{2}クロロタロニル
{3}ビシクロピロン
{4}フェンピロキシメート
・厚生労働省から説明
・{1}、{2}、{4}農薬専門調査会において審議することとなった。
・{3}今後、委員会において審議を行い、必要に応じて評価書を改訂することとなった。
*{1}殺虫剤で、ばれいしょ、りんご等に使用します。今回、残留農薬基準の変更に関する評価要請がされています。
*{2}殺菌剤で、きゅうり、茶等に使用します。今回、残留農薬基準の変更に関する評価要請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
*{3}除草剤で日本国内での農薬登録はありません。今回、小麦、大麦等へのインポートトレランス申請がされています。
*{4}殺虫剤で、大豆、トマト等に使用します。今回、すもも及びネクタリンへの適用拡大申請がされています。

(2)遺伝子組換え食品等専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「PRF株を利用して生産されたホスホリパーゼC」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
*リン脂質を加水分解する酵素であり、既存添加物「ホスホリパーゼ」に該当します。

(3)評価技術企画ワーキンググループにおける審議結果について
【審議結果の報告】
・「新たな時代に対応した評価技術の検討〜化学物質の毒性評価のための(Q)SAR及びRead acrossの利用〜」について
・上記で取りまとめた取組を実施し、その結果を十分に検証した上で、食品健康影響評価における専門家判断を支援する方法としての活用を検討することとなった。

(4)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省及び農林水産省)へ通知することとなった。
[1]遺伝子組換え食品等「RITE-A5株を利用して生産されたL-アラニン」
・『遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物のうち、アミノ酸等の最終産物が高度に精製された非タンパク質性添加物の安全性評価の考え方』に基づき、安全性が確認されたと判断した。
[2]遺伝子組換え食品等「GLU-No.9株を利用して生産されたL-グルタミン酸ナトリウム」
・『遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物のうち、アミノ酸等の最終産物が高度に精製された非タンパク質性添加物の安全性評価の考え方』に基づき、安全性が確認されたと判断した。
[3]薬剤耐性菌「ガミスロマイシンを有効成分とする豚の注射剤(ザクトラン メリアル)」
・評価対象動物用医薬品が豚に使用された結果として、ハザードが選択され、豚由来の畜産食品を介してヒトがハザードに暴露され、ヒト用抗菌性物質による治療効果が減弱又は喪失する可能性は否定できず、リスクの程度は中等度であると考えた。
*[1]調味料や保存料として使用される食品添加物です。
*[2]調味料として使用される食品添加物です。
*[3]15員環マクロライド系抗生物質で、動物用医薬品として豚の細菌性肺炎の治療に用いられます。

(5)平成29年度食品安全確保総合調査追加課題(案)について
・事務局から報告。
・案のとおり決定することとなった。

(6)食品安全モニターからの随時報告について(平成28年10月〜平成29年3月分)
・事務局から報告。

(注)*の記述は、物質の概要です。

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20170725fsc

■専門調査会【農薬】【動物用医薬品】【微生物・ウイルス】
○第66回農薬専門調査会評価第三部会(非公開)
日時:平成29年7月19日(水)14:00〜17:26
議題:シアノホス(CYAP)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20170719no1

○第203回動物用医薬品専門調査会
日時:平成29年7月20日(木)13:59〜16:07
議題:シペルメトリン
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20170720do1

○第70回微生物・ウイルス専門調査会
日時:平成29年7月24日(月)9:30〜11:12
議題:豆腐の規格基準の改正
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20170724bv1

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2.食品安全委員会などの開催案内
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■第660回食品安全委員会
日時:平成29年8月1日(火) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成29年7月27日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定

■専門調査会【農薬】
○第66回農薬専門調査会評価第二部会(非公開)
日時:平成29年7月28日(金)14:00〜
議題:シアゾファミド、ピフルブミド、メタラキシル及びメフェノキサム
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/annai/nouyaku_annai_hyouka2_66.html

○第151回農薬専門調査会幹事会
日時:平成29年8月2日(水)14:00〜
議題:トリフルメゾピリム、フェニトロチオン
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/annai/nouyaku_annai_kanjikai_151.html

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3.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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